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登場人物紹介〜ネタバレ多大にあり〜

登場人物の紹介です。

万屋☆明正屋 登場人物紹介


<万屋 明正屋>

天見あまみ まい

「いらっしゃいませ!何をお探しですか?」

「ヘリウスさん、恥ずかしいです……」

通称「店主さん」。モタマチムイ遺跡国にある最大級の遺跡「シレルフィール遺跡」の入り口付近で「万屋明正屋」を営んでいる朗らかな日本人女性。お客さんが必要とするものや、お店に持ち込まれる難題に的確に対応している。

実はかなりの遺跡マニアで、遺跡研究者になりたかった事もあり、その名残として遺跡関係の資格も色々取得している(筆記だけで取得可能な3級資格が主となっているが)。しかしかなり方向音痴であることから「絶対遺跡から戻ってこられない……!」とあきらめ、その代わり遺跡のそばに店を構え、遺跡を探索する人達の手伝いをしようと考えたのがお店を開いたきっかけである。ただし遺跡に入ると迷子になるので出張サービスはよほどの事が無いとしていない。現在店を初めて最初のお客さんであり常連客である冒険者ヘリウスと婚約中で、穏やかかつ極甘な恋人生活を送っている。

おすすめ商品:カエルくんシリーズ(遺跡に入る時は必須です!)

初登場:本日の商品『モミモミわんこ』

隠し芸:実は空間管理師検定3級持ちです。



<冒険者>

ヘリウス・ジエルキス

「舞、抱き上げても良いか?」

「ふう、間にあったか」

 グーレラーシャ傭兵国出身のベテラン冒険者いせきたんさくにんで、シレルフィール遺跡で活動する冒険者の中でもトップクラスの実力を持っている。二つ名は「機械停止」武器えもののハンマーでガードロボットの回路の弱い部分に衝撃を与え、壊さないように機能停止に追い込む技術からついた。

実は店主に負けず劣らずの遺跡マニアであり、傭兵国出身でなければ遺跡研究者になっていたと思われるほど、グーレラーシャ人には珍しくインテリで知識も豊富である。傭兵として出張していたファモウラ軍国の戦争が終わるとすぐに傭兵ギルドの登録を活動停止中にしてモタマチムイに来て、以後ずっと冒険者をやっている。現在は舞と婚約中で、激甘な恋人生活中(蜜月中)。実は腰痛持ちでモミモミわんこや湿布類は手放せない。また、意外と巻き込まれ体質で間が悪くトラブルに巻き込まれる事も多い。

おすすめ商品:モミモミわんこ(可愛いし、身体も良くほぐれるぞ。)

初登場:本日の商品『モミモミわんこ』

意外な特技:飴細工はプロ級です。


ニルザード・デーラン

「デリアちゃん、何やってんのさ。」

「冒険者の道ってのは奥が深いな。」

モタマチムイ遺跡国出身のそろそろ中堅の冒険者。元凄腕の冒険者である祖父のハルアードに憧れて冒険者になった。小さい頃から冒険の話を聞いて育ったため、冒険者という職業に対する思い入れは人一倍ある。武器はフレイルを主とした鈍器類の扱いを得意としている。

実は話の中で大怪我をしてから両親に冒険者と言う仕事を続けていくことを反対されている。その後祖父の事件をきっかけにある程度は緩和されたが、現在でも余り好くは思われていない。

性格は少々お調子者。デリアのことが好きでデリアの頼みごとをほいほいと聞いてしまい、痛い目に会う事も時々ある。祖父の事でもトラブルに巻き込まれたりなど、苦労性な部分も見受けられる。童顔で、成熟度より若く見られる事が多い。

おすすめ商品:回復符(これがあって本当に助けられたぜ。今も常備してる。)

初登場:本日の商品『白雪ふんわりエビ一千』

特記事項:シレルフィール遺跡の歴史にやたら詳しいです。


ヒエルクリフ・フェアスス

「何で僕、こんなに整理が苦手なんだろう……」

「はさまったー」

 オスペナ知識国出身の新人冒険者の男性。世界の最高学府と名高いヌー大学の考古学研究科出身で、将来を嘱望される人物であったが、宮仕えが嫌で、自身の身一つでの実力を試す事が出来る冒険者になった。

 整理整頓が苦手で、物を捨てられないという、ある意味冒険者には向いてない性質を持っている。逆にその性質から本来ならば見過ごされている細かな情報を拾う事が得意であったため、研究には向いていたらしい。こっそり考古学者としての博士号も持っている。ただし、本人は状況に流されるままに博士号までとっただけであったため、本当にやりたい事を見つけると惜しげもなくそれまでの生活を投げ捨てている。

 おすすめ商品:差し入れ小袋(これを買うまでは本当に大変でした。物が全然片付かなくって……え?中身も少しは整理しろって?要らない物なんて無いですよ。)

 初登場:本日の商品『落書き防止システム ラッカー君』

 実は…:酒に酔った事がありません。登場人物の中で一番酒に強い(ワク)です。


ヴィアセリナ・ウエルアス

「なんで私ってこんなにドジなのかな」

「傷薬買ってきます」

 ミル=キシグ古王国出身の女性冒険者。運動神経は高いが動き過ぎなのか、やや注意力にかけるところがあるのか、ちょっとした生傷が絶えない、薬屋の常連。通信機の冒険者特集で見た冒険者に憧れて、周囲の反対を押し切り冒険者になった、割と王道な冒険者。因みに既婚者で、旦那のレアンドロスとは幼馴染から恋人、そして夫婦になったというこちらもある意味王道を突っ走っている。

 初登場時は仕事の関係で別居中の旦那の浮気疑惑で悩んでおり、仕事にも影響が出始めていたが、誤解が解けた後は旦那が近くに転勤して同居を始め、以前にもましてラブラブな生活を営んでいる。

 おすすめ商品:万能傷薬X(本当に万能で、ドジなわたしの常備薬になってるよ!)

 初登場:本日の商品『女性用肌着』

 隠し芸:社交界では軽く別人格(腹芸も可能)です。


ハルアード・デーラン

「わしを誰だと思っているんだ!(ピキッ)うっ、腰が」

「ふん、こんな事も知らんのか」

 モタマチムイ遺跡国出身の元凄腕冒険者の男性。モタマチムイ国内の遺跡を色々と渡り歩いて活躍していた。最後にたどりついたのがシレルフィール遺跡で、トゥーセリアの祠の発見や南城塞の防衛システムの停止など、初期の発掘作業にも大いに貢献している。ニルザードの祖父で憧れの冒険者。武器はフレイル。

 現在はミル・キシグ古王国にて隠居、ケアハウスにて悠々自適に生活していたが、孫の怪我をきっかけに家族間の仲がぎくしゃくした。元々ケアハウス暮らしに対して不満を抱いていたが、それをきっかけに不満が爆発し、半ば無理やりシレルフィールまで来た。その時にぎっくり腰をおこした事により家族間の仲は修復された。現在はミル・キシグ内の比較的安全な遺跡巡りを趣味とすることで落ち着いている。

 おすすめ商品:腰椎ベルト(本当に、あの時は死ぬかと思ったわい。)

 初登場:本日の商品『寝袋』

 昔取った杵柄:飛行船の運転ができます。


ロシェルア・ニノミ

「ああ…故郷グーレラーシャの味が懐かしいです……」

「わたしもいつか、抱き上げてくれる人が出来るといいな」

 グーレラーシャ傭兵国出身の新人冒険者の女性。明るく元気の良い性格をしている。グーレラーシャ出身の例にもれず、前職は傭兵をしており、戦闘力だけならばベテランよりも強い実力を持っている。武器はメイス二刀流。ただし、機械を「壊さずに」とめる技術やマッピングなどの技術は伴っていないため、現在修行中である。

 実は家庭的な面も持ち合わせており、炊事・洗濯なんでもござれである。ただし好みの味つけは故郷の味なので、グーレラーシャ人以外が食べたら濃くてしょっぱいか甘いか両方か、と言うものを好んでいる。

 おすすめ商品:スパイスキャンディ(これがあれば、いつでも故郷の味が楽しめます!しかもギーデル飴店のものがお手頃価格で!)

 初登場:本日の商品『のんびり茶』

 実は…:遺跡雑誌に載ったヘリウスに憧れて冒険者になりました。



<考古学者>

デリア・ミーミア

「店長さ~ん、新作出てますか~?」

「明正屋って良いですよ~。色んなお菓子が売ってますもの」

 モタマチムイ遺跡国出身の考古学生。ヌー大学と言う世界の最高学府に席を置いている。研究者としてはまだ独り立ちしておらず、論文を書きながら考古学者快黎・グーレラーシャの弟子として、シレルフィール遺跡に研究に来ている。また無類のB級グルメ好き(ジャンクフードホリック)で、明正屋には良くお菓子(特にスナック菓子系)を買いに来ている。

実はモタマチムイ遺跡国の貴族の娘であり、行き遅れになる事を家族から心配されている。以前は婚約していたのだが、元婚約者ピエールは妹のサリアと出来てしまい、自分が跡取りになるより妹が跡をとったほうがミーミア家の為になると以前から考えていたため、これ幸いとヌー大学に留学した。妹夫婦との関係は現在良好。ニルザードのことは微妙に意識している。

おすすめ商品:白雪ふんわりエビ一千薄しお味(明正屋のお菓子は何でも美味しいけど、やっぱりこれが一番です~!)

初登場:本日の商品『モミモミわんこ』

隠し芸:テーブルマナーは完璧です。


快黎かいり・グーレラーシャ(旧姓:五十嵐 快黎)

「遺跡が私を呼んでるんだよっ!」

「また新しい資料が見つからないかな?」

日本人の女性考古学者へんたい。シレルフィール遺跡研究の第一人者として日々遺跡研究に励んでいる。デリアとは師弟関係にあり、彼女が「先生」というとたいていはこの人の事を指す。旧姓があるように既婚者でグーレラーシャ人である夫・アルティウスとの間に娘の愛黎アイリも生まれており、物語の途中で第二子を妊娠して帰国を余儀なくされている。夫や子供は大事だが、それ以上に遺跡研究への情熱が激しいため、二人とも放り出してシレルフィールに来ているある意味ダメな人。

実は明正和次元の戦闘一族・五十嵐家の生まれではあるものの、武術への適性を全く持たずに生まれてきた稀有な人。「五十嵐家最弱の女」の異名はだてではない。娘にはその資質は受け継がれなかったことを密かにホッとしている。

おすすめ商品:寝袋ストロングG(寝心地良いよ……トトキクリエイトなのが少し不安だけど。)

初登場:本日の商品『白雪ふんわりエビ一千』(名前のみ)

    幕間:グーレラーシャのサーペント来襲 (セリフあり)

来歴:『黎明の真王』研究の第一人者としても名が売れています(明正和次元限定)。


ティス・ハードン

「ネーアシャ君、その……」

「映像はどこに送られるの?動力源は?保証は?」

シレルフィールを研究している、割と古参の考古学者の男性。研究者らしく興味を持ったものは気が済むまで研究・把握したいという気質で、好奇心旺盛である。

研究対象には熱心で何処までもストレートに情熱を持って取り組んでいるが、プライベートではヘタレで純情な部分が顔をのぞかせており、助手のネーアシャに対する恋心をどうしても伝えられておらず、長年進展が無い。ネーアシャもまたそういう部分では鈍感な為、余計に進展はなさそうである。

おすすめ商品:虹色オバケジュース(一口飲むたびに色々と味が変わってとても興味深いジュースだよ。何がどうなったらこういう不思議な飲み物になるのかな?)

初登場:本日の商品『クリアウォッシュEX』

経歴:トゥーセリアの顕現した祠を最初に発見しています。


ネーアシャ・ドファザ

「本当にこれで大丈夫ですかね?」

「うーん、東の領主の墓の方が気になるんですよね。」

ティスの助手としてシレルフィール遺跡を研究しているオスペナ出身の考古学者助手の女性。知識国出身としてはありがちな、のめり込む性格であり、頭の中はほとんど研究で占められている。その為ティスからの恋愛感情にも気付いていない。性格は真面目で一直線。

実はオスペナの実家は豆農家であり、そのあとを継ぐつもりでヌー大学に入ったのだが、ティスの講義を聞いて考古学に惹かれ、そのまま押しに押して助手になった。実家は現在弟が後継ぎになっている。最近結婚しており、可愛い弟嫁も出来て一安心している。

おすすめ商品:オスペナ風軽食セット(豆コロッケサンドとハピルスープ、チリサラダまでついた故郷の味が懐かしいです。たまに食べたくなりますね。)

初登場:本日の商品『番犬君P』

実は…:好みの異性のタイプは知的で話が合う人です。


ギアルデス・ハナウアズ

「なんて、綺麗なの……!」

「あら、私、間違ってないじゃないの」

 ドゥラ・キシグ香国出身の女装の考古学者。美しいものが大好きでシレルフィール遺跡に来たのも通信機ネットでその美しさに惹かれたからである。

女装しているのも、女性の衣装の方が綺麗だからである。言葉づかいは見た目に合わせたのが始まりであったが、自身も含めてすでにその事は知っているものはいない。見た目は女装した男性であるが、好みのタイプは「強い女性」であり、男性に恋愛感情は抱いた事は無い。ただし、そのことを自分でも自覚していなかった。話の中で守護戦士・五十嵐葉月に恋愛感情を抱いている。現在アプローチ中。

おすすめ商品:女性雑誌『kyukyu』(色々なものが載っていて、とてもためになるわ。綺麗なものも満載だし!)

 初登場:本日の商品『守護戦士?』

 隠し芸:余り難易度の高くない香水の調合が出来ます。



<遺跡管理組合>

エルアルド・アーチ

「おいおい、いい加減にしとけよ」

「ったく、酒でも飲まなきゃやってられねーぜ」

 シレルフィール遺跡管理組合主任の男性。のらりくらりとした言動だが、さほどトラブルなく組合業務を取りまとめており、管理職としては優秀だと思われる。既婚者で、子供も3人いる。妻のクオリュサとは遺跡で知り合った。

 若い頃から無類の酒好きだったが、飲み過ぎとストレスにより肝機能が低下しており、フティア医師からは飲酒にドクターストップがかかっている。賭けごとや若い者の恋愛事情をはたから見てニヤニヤしたりするのも好きな、割と悪趣味な中年オヤジ。

 実は全国遺跡管理組合次長のアラルシドとは仲の良い同期で、上層部とのつながりも強かったりする。本人にその気が無くても将来幹部に昇格する事が(強制的、かつ本人には極秘扱いで)決まっている。

 おすすめ商品:日本酒「利根の香春」(辛口ですげー美味いんだよな。……酒禁止くらってるけどな……)

初登場:本日の商品『まったり軽食セット』

 特記事項:組合に採用される商品は全て使いこなせています。


キャリサ・ダータンス

「どうして皆こんなに不信心な事をするんでしょう」

「ああ……お水が美味しい……」

 シレルフィール遺跡管理組合で働いている水中の町シアノセーア出身の水人の女性。遺跡を管理する事に熱心で、遺跡内の心無い落書きにいつも頭を悩ませている(現在は大分良くはなって来ているが)。エドアルドの右腕的存在で、割と押しが強い。

 守護の女神トゥーセリアのそこそこ信者で、最初に顕現したトゥーセリアに出会ったのもこの人。顕現したトゥーセリアを見て、以前より信仰心は少し強くなった。

 水人なので水の扱い方がとても上手い。料理は魚をさばいたり、煮込んだりするのは上手だが、火の扱い方があまり上手くない為、揚げものはとてもじゃないが怖くて任せられない(怖いのは周りの人達で、本人はやってみたい気が満々……ただし組合の寮に住んでいる為、火の周りを使わせてもらえない)。

 おすすめ商品:クリアウォッシュEX(余り落ちすぎなくて、遺跡の古い状態を損ねず落書き掃除が出来てとてもいいです!家の掃除にはもっと落ちるのを使いますけど。)

 初登場:本日の商品『ノンアルコール日本酒風』

 実は…:「光るトゥーセリア様像」を明正屋に置く事を発案しました。


デービッド・エワスケス

「こちらの通路を行くと東城塞都市地区に行く事が出来ます」

「はあ……余り遺跡内で身勝手な行動を起こすと痛い目見ますよ。本気で」

 ガナイス連邦出身でシレルフィール遺跡組合の新人男性。容量が良く、何でも器用にこなす。仕事を始めてからまだ余り経っていないが、無難に仕事が出来るようになってやや調子に乗りかけていた矢先にひどい失敗をして、命の危険にさらされてから元々の真面目で努力家な性格がしっかりと仕事に反映され、慎重に行動するようになった。

 現在時空凍結符の借金を返済中。終了したら何か資格を取ろうと考えている。実は組合へは将来の幹部枠で入っており(本人には知らされないが、入社試験でトップ3に入ると自動的に幹部枠に入る)、こっ酷い失敗でやや評価は下がったもののその後の仕事っぷりで持ち直してきている。

 おすすめ商品:時空凍結符(これが無かったら今頃生きていなかったかも、と思うと……命の恩商品ですね、これ。……とても高価だけど(泣))

 初登場:本日の商品『腰椎バンド』

 将来は…:山ほど資格を取得、それを十分に活用できるようになります。


ボブエル・カーランド

「事務処理が終わらない……収入は上がっているはずなのに、収支報告書が……」

「人手、増やして下さい!冒険者もです!」

 シレルフィール遺跡管理組合で収支決済と事務を担当している、モタマチムイ遺跡国出身の組合員男性。普段は事務所に引きこもり、組合の事務を引き受けているのだが、案内の人手が足りないときは現場にも出ている。話の中ではシレルフィール遺跡が有名になり観光客が大勢来るようになったためその機会が増え、結果事務仕事が滞るという悪循環に陥り、悲鳴をあげていた。

性格は真面目で思い込んだら一直線、自分でも余り融通がきく性格ではないと理解している。しかしその分得意分野に関しては完璧になるように仕上げてくれるため、仕事関連でこれほど頼りになる人は少ないと組合員の中では言われている。

 おすすめ商品:事務アプリ『手助け菜人サポートサイト』(本当に役に立ちます!現場の人手不足の解消にはさすがになりませんが。)

 初登場:本日の商品『構造解析君』

 憧れの人は:ファモウラの戦争を終わらせた「青の軍師」です。


ラファネイ・ピリカ

「ああ、サイズが合う家具っていいなあ」

「主任、こっちの書類の処理終わりました」

 コロロ小人国出身の女性で、組合の新人事務職員。小人国出身なだけあり、手のひらサイズの体格であるため、ナビや事務仕事出来ても荒っぽい仕事にはあまり向いていない。しかしそれを考慮しても余りあるくらい事務能力が高かったため、シレルフィール遺跡支部に送りこまれた。勿論ボブエルからは初っ端から引くほど歓迎された。

 シレルフィールに来てからの悩みは家具が自分のサイズに合わない事であったが、明正屋の店主のおかげで自分に合ったサイズの家具を見つける事が出来たので喜んでいる。現在給料から少しずつ貯めて家具を揃えている最中。

 おすすめ商品:小人族用カタログ雑誌『これ・ポッ・来る』

 初登場:本日の商品『女性雑誌kyukyu』

 趣味は:蓑虫糸を使用したレース編み(超繊細)です。


アラルシド・ガーチア

「エルアルド、本部に出てこい」

「遺跡管理組合の未来の為に、よろしく頼む」

 全国遺跡管理組合次長を務めるモタマチムイ人の男性。エルアルドとは悪友で、昔エルアルドの妻、クオリュサをとり合った仲でもある。真面目で仕事好き、押し出しも良く皆を引っ張っていくカリスマもある男前な性格だが、仕事が絡まない突発事故に微妙に弱く、そこをフォローできるエルアルドとは良いコンビである。自分の弱点も自覚している為、なるべく早くエルアルドを近くに戻そうとこっそり画策している部分もある。女性にもてるが、現在も独身街道をひた走っている。

 おすすめ商品:遺跡管理ソフト(これのおかげで遺跡管理の効率が非常に上昇した。)

 初登場:本日の商品『端末・通信機用地図アプリ』

 好みのタイプは…:仕事が出来て料理が得意な女性です。


カナタ・オラスア

 全国遺跡管理組合本部で受付嬢をしている女性。朗らかな性格。

初登場:幕間・正しい遺跡の運営法



<遺跡周囲の住民>

フティア・バーガワ

「ああ、おにぎり久しぶり♪」

「みんな、もう少し自分の身体を労ってくれないかしら」

シレルフィール遺跡街で唯一の医者を営んでいるエナカ聖霊国出身の女性。風邪薬処方から開腹手術、骨折の治療まで何でもこなすオールマイティな街医者。メンタルケアまでばっちり出来る。ただし、恋愛関係のトラブルを相談されるととたんに腰が引ける。

 実は生まれてこのかた異性・同性を問わず恋愛関係で付き合った事が無く、今だ独身なのを気にしており、そのことを話題にすると周囲の空気の温度が低下する。何でもしている医者なので整理整頓は得意。料理?そんなものをしている暇はありません。

おすすめ商品:まったり軽食セット(他のものも良いけどやっぱりおにぎりは正義よね!)

初登場:本日の商品『回復符』

 実は…:女性雑誌「kyukyu」を定期購読しています。


守護の女神トゥーセリア

「この染みハニー夏限定メロンソーダ味、とても美味しいですね♪」

「え、わたしはそんな大したものじゃないですよ」

グーレラーシャ傭兵国がかつてラーシャ族だったころに傭兵としてシレルフィールに来た女性が昇神した守護の女神。とある災禍の際最後までシレルフィール城塞都市を守りぬいたと伝えられている。そのためはるか昔にはかなり幅広く信仰を集めていた(防衛システムにトゥーセリアの名前が使用されるレベルで)。しかしその後城塞都市は滅亡し、以後は水人達の間で細々と信仰が伝えられている程度であった。

しかし近年のシレルフィール遺跡の発掘により祠の発見され、祈りを捧げられる回数が以前とは比べ物にならないほど多くなった為、必要な信仰心が集められキャリサの信仰心とデリアのお供え物(染みハニー)、ヘリウスのお供えモミモミわんこをきっかけに顕現することが出来た(主に食い意地によって顕現した)。以後、シレルフィール遺先周辺をうろつく姿が良く見られるようになった。

性格は明朗で、ラーシャ族の女性らしく他人の恋バナにも興味深々で、様々な所に首を突っ込んでいる。庶民派な性格の為普段は余り神々しくないが、いざという時はそれなりにふるまう事が出来る…と思われる。ちなみに武器は片手剣と小型の楯で、聖印も片手剣とラーシャ族の花・ラーキャの刻まれた小型楯の形をしている。

おすすめ商品:染みハニー限定桜味(とても美味しいです♪昔はお祭りのときか非常時くらいしか甘いものって食べられなかったんですよね~。)

初登場:幕間 お菓子の効能?

禁則事項:最近明正和次元の運命のとあるにんじんのほんたいにユグドラシルハチミツを騙し打ちでドーピングされて低等神から中等神に昇格しました。


幸花さちはな 江田えだ

「私はお金を稼がないといけないのよ!」

「あら、この下着…肌触りがいいわね♪」

 シレルフィール遺跡内街で一杯飲み屋『金の女神像』を営むムリュフ精霊国出身の色っぽい女性。曲者の多い遺跡内で店を営むだけあって、そこらの男性ならば憂い顔一つでコロコロ転がせるくらいの演技力たくましさと、しっかりした金銭感覚がめつさを持つ。

 店を始めた理由は、夫と死別し流れ流れてモタマチムイに来た後、息子を養うため、というものであった。しかし息子が成人し独立・結婚した後も半ば脅迫観念のように貯蓄・荒稼ぎをやめなかったのは、心の余裕がなかったのと、やはり本人自身がこの仕事とお金が大好きだったからである。

 万屋明正屋で女性ものの下着を見てから消費する事にも目覚めており、以前よりはお金をためる事にこだわらなくなった。

 おすすめ商品:テーラー片貝『季節の着物シリーズ』(やっぱり着物って素敵よね。次のシリーズも欲しくなっちゃうから頑張って稼がなくっちゃ。)

 初登場:本日の商品『差し入れ小袋』

 特記事項:息子はアラルシドの直属の部下です。


ハイッラ・ヴィオラ

「なんて美しい壁なんだろう」

「修復、修復♪この遺跡が後世まで残るように頑張らなくちゃ♪」

 ケレスクトル職人国の老舗の美術品修復会社『ハイッラ』の跡取り娘で『天恵』の二つ名を持つ天才修復師。古美術品や長年風雨に耐えてきた遺跡など古くて美しいものをこよなく愛する女性で、現在はシレルフィール遺跡(正確にはその壁)に夢中。話の中で遺跡管理組合と契約し、シレルフィール遺跡の壁の修復作業に当たっている。

 実は故郷では人間関係のしがらみが強くてなかなか思うように仕事が出来ず悩んでいた。気分転換に観光に来たシレルフィール遺跡で、しがらみの少ない仕事を縁あってもらう事が出来、現在はのびのびと修復作業に勤しんでいる。ただ、故郷のしがらみはまだ解消されていないので、解消できるものならば解消したいと思っている。最初に遺跡を案内してくれたデービッドにはその後専属のように担当してもらっている。

 おすすめ商品:構造解析君R(壁の状態が隅々までわかって、とても嬉しいです!)

 初登場:本日の商品『時空凍結符』

 特殊技能:物の大きさを見ただけで0.1ミリ単位で当てる事が出来ます。


イェーガ・ルーシエン

「ほい、アジつくねバーグおまちどうさん」

「優雅な食事なんてわかんねーよ……」

 シレルフィール遺跡内街にある大衆食堂「遺跡のおかげ」を営む地元出身の料理店店主兼コック。元々遺跡のそばで長く暮らしている一家の三男坊で、やはり小料理屋をやっていた叔父に憧れて料理人になった。

経歴としては、色々な国々を回って修行を積み、そろそろ自分の店を持とうかと考えて地元に戻ったところでエルアルドと出会い、なんだかんだあって遺跡内街に店を構える事になった。得意な料理は地元の魚介類を使用した魚料理。食堂の一番人気メニューはアジフライ定食です。

おすすめ商品:食器類(あのときは本当に助かったぜ。)

初登場:本日の商品『特殊調味料』

特殊技能:ヒデルキサム大陸・キシギディル大陸・ヌツオヨ大陸の三大陸全土の料理が作れます。


モタ・ハウチウス

「また遺跡に視察しに(遊びに)行きたいなあ」

「へえ、おもしろいね」

 モタマチムイ遺跡国の王族の男性。王族特有の薄紫の髪と青銀と金のオッドアイと言う派手な外見特徴を持つ。国内の観光大使を務めており、どうすれば観光客を呼ぶ事が出来るか、と言う事を考えている。好奇心が強く、自分の興味の惹かれたものを調べないと気が済まない性格。出来れば気の向くままに色んなことを知りたいと思っているが、王族としての義務感である程度は自制されている。

 シレルフィール遺跡も気になるが、明正屋も面白い。そして知らない事が満載の明正和次元そのものもとても興味深いと感じている。王族としての義務感という鎖が無かったら何処までもフラフラと飛んで行ってしまいそうな人である。

 おすすめ商品:変装セット(出来れば本格的なものも欲しいな…。え、ふらっといなくなる頻度が高くなりそうだから駄目?)

 初登場:本日の商品『カトラリー』

 予想はしているかもしれませんが…:放浪癖が年3回位のペースで顔を出し、ふらっといなくなります。

 

アリスディア・ビゼシダ

「はい、これで砥ぎあがりましたよ」

「一樹さんってどんな女性が好みなのかしら……」

 ビゼシダ刃物砥ぎ工房の砥ぎ師で、腕が良いと評判のグーレラーシャ出身の女性。アポロニュウスの紹介を経てシレルフィール遺跡内街までやってきた。その仕事は店を構えて以来客足が絶えた事が無いことからもうかがえるように、丁寧かつ繊細。水と砥石の気を使用してその人に合うように砥ぎあげる。勿論傭兵ギルド所属で武器はバスタードソードという通好みの武器を使用する。

 因みに武器を砥ぎに出しに来た一樹の容姿に見とれ、使用している斧を丁寧に扱っている様子に惚れ、最後にその筋肉に惚れこんだ。現在は抱き上げてもらうべく日々努力中。

 おすすめ商品:女性雑誌『kyukyu』

 初登場:本日の商品『砥ぎ師』

 実は…:父がグーレラーシャ傭兵国出身、母がカータシキ魔法国出身のハーフです。


ダルシアス・ハーミル

「新作メニュー、何にしようか……」

「う、甘い…。ハチミツ入れ過ぎた……」

 シレルフィール遺跡内街でダルシアス食堂を営む、店主兼料理人の男性。定食から甘味まで幅広く扱っている。新しい味を追求する事に熱心で、時々とてつもなく微妙な料理を実験作として作りだしてしまう事がある。エドアルドやキャリサなど組合職員と仲が良く、良く試食品を作りだしたときに実験台になってもらっている。

 最近遺跡内街で外から流入してきた屋台などが増えてきたため、特に甘味系の出が悪かったのだが、明正屋の店主などにも相談して「ルビーの実」を利用したダルシアス食堂の名物菓子「シレルフィール遺跡の朝焼け」を作りだし、ちょっとしたブームになっている。

 おすすめ商品:ルビーの実をはじめとする異世界の食材(料理人の研究魂をくすぐる、面白い食材が多いよ。)

 初登場:本日の商品『一人でお料理できる本』

 実は…:フティア先生の事が(家事が致命的に出来ない妹に対するような意味合いで)気になっています。


カーレン・ミューアシュ

「どうしたら破壊されないランプを作れるのでしょう……」

「ヒカリゴケ!そっか、自然に光るものを利用すればいいのですね!」

 ヌーツ帝国出身のランプ職人の女性。そのデザイン力の高さと発想力を買われ、シレルフィール遺跡内部の照明環境を整えるために出張に来ている。シレルフィール遺跡内では機械的な構造を持つ明かりも、魔力的な機構を持つ明かりも見つけ次第守護ロボットに破壊されてしまうため、何とかならないかと試行錯誤を繰り返していた。その中で光苔という自然の照明とロボットが破壊しない人工物(トゥーセリア像)の組み合わせにより問題が解決しそうでほっとしている。

 性格はおっとりとしており、やや天然。口調は常に丁寧が習いになっている。

 おすすめ商品:光苔(自然の灯りの面白さに今夢中なんです。)

 初登場:本日の商品『ルビーの実』

 好みのタイプは:年上のしっかりした人です(ボブエルさんとかいいですね)。


キイン・オラン

「この方が……女神トゥーセリア様ですね!」

「おめでとうございます!今日から貴神あなたは中等神ですぞ!」

 アキュア聖王国から女神トゥーセリアの神格調査の為に派遣されてきた神学者の男性。高レベルの神格感知技能を有している。自分の興味のあるものに対しては何処までも追及し、それ以外に関しては割と大雑把という研究肌な性格をしている。

神官位は持っているが、そこに留まるには研究者気質が強すぎた為に、一番興味のあった神と言う存在を研究・調査する神学者という立場になっている。その為各地の神々を回る「百八十地方巡礼」を成し遂げたことがある。珍しいものには目が無く、色々と珍品が置いてある明正屋に対して好奇心がわいているが、それ以上に自分の研究対象であるトゥーセリアに対して興味深々である。

おすすめ商品:地図アプリ「あんなインコ」(本当に色々なものがあって迷ってしまいますが、やはりこれですぞ!)

初登場:本日の商品『ヒカリ苔』

実は…:ファモウラの戦場に居た事があり、モーニングスターがかなり使えます。



<グーレラーシャ人>


アルティウス・グーレラーシャ

「私は快黎と愛黎さえいればいいんです」

「グーレラーシャのサーペント」の二つ名を持つ傭兵にしてグーレラーシャ傭兵国王弟(文化遺産保存及び外交担当)。妻である快黎を溺愛しており、なるべくそばに置いておきたがっているのだが、快黎の方が一筋縄でいかない為、なかなか上手くいっていない。なので出来うる限りの理由をつけて快黎に会いに来ている。愛黎も大事だが、まずは快黎というスタンスを崩さない男。

おすすめ商品:ひっくり親子カエル(快黎に親カエルを忍ばせておけば、子カエルですぐに快黎の元にかけつけられるのが素晴らしい。)

初登場:幕間 グーレラーシャのサーペント来襲

特記事項:歳の差夫婦です(快黎は母親・律の親友)。


愛黎アイリ・グーレラーシャ

「将来、冒険者いせきたんさくにんと考古学者になるの」

快黎とアルティウスの娘(長女)でグーレラーシャ傭兵国の王族。初出時は4歳で話の途中から幼年学校に通い始めている。快黎の影響で遺跡に興味を抱いており、将来は遺跡研究者兼冒険者になりたいと思っている。ちなみにあこがれの冒険者はヘリウスで、ハンマーの技に興味深々である。憧れに一途で、隠しごとが下手。何故か暗器への適性が致命的にない。

現在は従姉のメリリノアと一緒にグーレラーシャの傭兵ギルドにて幼年登録のお試し中である。何かと色々なものに興味を持ち、好奇心のままに突っ走っている。なまじ能力が高いだけにとめ辛いものがあり、周囲の人々をハラハラさせている。

おすすめ商品:ひとりでお料理するの♪(がんばって色んなお料理出来るようになるの!)

初出:幕間 グーレラーシャのサーペント来襲

将来は:冒険者(ヘリウスの一番弟子)兼遺跡研究者(ランダーネフ花王国の古代遺跡研究がメイン)兼セクハラをする(地元の風習を知らないうちにセクハラ行動を天然でとっている)万能冒険者です。


ライテウス・ダファヤ

「おい、ヘリウス。免許証の更新に来てないぞ」

「いつの間にそんな筋肉男に……」

 ヘリウスの幼馴染のグーレラーシャ人男性の現役傭兵。王族に房中術を教える一族の端くれで、そのため容姿や身なりにもこだわりがある。グーレラーシャ人なので勿論武術にも通じている。ちなみに代々一族に伝わる武術は暗器術及び格闘術であり、本人も中等暗士及び中等格闘士の資格を持っている。

 ファモウラの戦場をヘリウスと一緒に駆け抜けた。昔と今のヘリウスの容貌の変化に嘆いた一人。

 おすすめ商品:果汁入り細工飴(ギーデル飴店の商品がまさかここで買えるなんて!)

 初登場:冒険者グーレラーシャに帰る。

 秘密:ヘリウスならば安心して背中を任せられると思っていました。


グラシウス・アイーファ

「トゥーセリア様の話はとても興味深い」

 グーレラーシャ傭兵国出身の民族歴史学者の男性。以前は自国及びその周辺の歴史にしか興味がなかったが、女神トゥーセリアに会ってからシレルフィール遺跡など自国の傭兵が活動していた地域にも興味を示し、研究するようになった。学者としてはひと肌むけたと言っても良いであろう。彼はここで民族学者としての地位を確固たるものとしていく論文を書く事になる。

 おすすめ商品:シレルフィール城塞都市遺跡ガイドブック(研究に非常に役に立つ!)

 初登場:幕間 グーレラーシャ傭兵国視察団の訪問

 隠し芸:実はアルティウスの同期で、高等鞭士です。


イェウス・ギーデル

「はい、ご注文承りました」

「ようヘリウス、元気にやってるか」

 グーレラーシャ傭兵国にあるギーデル飴店の二代目店主の男性。面倒見の良い性格で、小さい頃預けられたヘリウスの面倒を良く見ていた。今でもかなり親密な交流があり、ヘリウスから「イェウス兄ちゃん」と慕われている。飴細工の腕は、先代にはまだ発想力の点では少し及ばないものの、純粋な細工の腕では同等もしくはやや上回っていると評判である。

 グーレラーシャ出身の男性としては余り戦闘を好まない方で、武器の扱いもそんなに得意ではないが、一応武器は短剣で低等剣士持ち。それ以上は望まなかった。

 おすすめ商品:異世界食材カタログ(明正和次元以外の食材も載っている事があって、なかなか創作意欲が湧くよ)

 初登場:本日の商品『特殊調味料』

 今一番熱心にやっている仕事は…:ヘリウスの結婚式の飴タワーの設計です。


アポロニュウス・ジエルキス

「兄さん、早く帰ってきないとお母さんが乗り込んできそうだよ……」

 ヘリウスの弟で、グーレラーシャの王宮警護官の仕事についている男性。ヘリウスとは良く似た顔立ちで、元は体格も良く似ていた為入れ替わる事も出来るほどであった。現在はヘリウスに筋肉が付き過ぎた結果体格が全く異なる為そんなことはできない。勿論傭兵で、高等剣士の資格持ち。

男兄弟の三男坊で、やや要領の悪いヘリウスがすぐ上に居た為、なかなか要領が良くちゃっかり者の性格に育った。その要領のよさと頭の回転の良さ、そして割と整った容貌なども相まって兄たちよりも賢く世間を渡っている。因みに子供の頃の悪戯は大体ヘリウスのせいにしていたりする。

おすすめ商品:特になし(そのうち明正屋にも顔を出してみたいな。)

初登場:本日の商品『砥ぎ師』

実は…:最近子守りをすることが多いです。


ラーシオス・ジエルキス

「何か気になる商品はありますか?輸入しますよ」

 ヘリウスの兄で貿易会社に勤めている男性。赤毛の優男風の風貌だが、グーレラーシャ人だけあって勿論妻を抱き上げたり、武器を扱ったりする筋肉は付いているし、傭兵経験もある。資格は中等剣士で武器はソードブレイカーとウィップという特殊なスタイル。

 長男であり、割と早くに父親を亡くしている為責任感が強く、やらなければいけない事は早めにきちんとすませておく方が落ち着くタイプ。会社勤めの為物腰も柔らかだが、交渉事になるとのらりくらりと会話をかわしながら一歩も引かないという、ある意味面倒な相手である。

 おすすめ商品:特になし(今度うちの会社とも交流しませんか?)

 初登場:幕間・店主、冒険者の実家へ挨拶に行く。

 家族構成は:母(同敷地内で別居)と妻、子供二人です。


サーティア・ジエルキス

「はじめまして、よろしくね」

 トレシガーナ水洋国出身の水人の女性で、ラーシオスの妻。現在は専業主婦だが、以前はマーマン工芸の品物を扱う店に勤めており、そこに会社の関係で取引に来たラーシオスと知り合ったのが馴れ初めである。小柄だがなかなか豪快な面がある。

 おすすめ商品:特になし(え?今度マーマンの工芸品も見てみたいの?いいわよ~!)

 初登場:幕間・店主、冒険者の実家へ挨拶に行く。

 水人なので:家の自室は水中部屋です。


オリビア・ジエルキス

「あらあら、仲が良いわね。よかったわ~」

 ヘリウスの母。夫のタイシウスをファモウラの戦場で亡くし、以後三人の兄弟を女手一つで育ててきた。普段はニコニコと笑顔を絶やさない気の良いおばさんと言った感じの女性だが、いざとなると肝が座っている。怒るとすごく怖いらしい。勿論元傭兵で中等暗士。

かつておとなしい子供だったヘリオスが心配だったが、舞という良いお嫁さんを連れてきてくれたので一安心。後の心配は遊んでばかりのアポロニュウスだけである。

 おすすめ商品:全部(家の可愛いお嫁さんのお店よ♪現地に行ったら是非寄ってあげてね♪)

 初登場:幕間・店主、冒険者の実家へ挨拶に行く。

 職業は:会社員(???)です。


ウェティウス・グーレラーシャ

「愛黎、疲れないか?」

 グーレラーシャ傭兵国の先代国王の男性。顔だけ見るのならば「クレシアの月」よ呼ばれた母の美貌を受け継いで美人である(身体はマッチョ)。普段は妻である律を常に抱きあげているのだが、律の仕事がありどうしても一緒に来られなかったため(そして可愛がっている孫の愛黎がシレルフィール遺跡に来たがった為)、来たときは愛黎を抱き上げていた。武器は大剣で傭兵をしている時の二つ名は「グーレラーシャの獅子(国王をやっている時)」「黒ウサギのおっさん(国王引退後)」。

 初登場:本日の商品『ひとりでお料理できる本』

 妻との馴れ初めは:本当の初登場作品である拙作「女王陛下と異世界人」をお読みください。



<守護戦士>

五十嵐いがらし 葉月はづき

「しまった、首とばしちゃったよー(汗)」

「遺跡遺跡♪やっぱり遺跡はいいなあ~♪」

 明正和次元の日本出身の守護戦士准1級の女性。地元の守護戦士の本家と言われている五十嵐家(戦闘民族)出身で、現当主の妹。明正屋の店主の依頼を受けて、最初にやってきた遺跡マニアな守護戦士。武器はバトル・ファン(戦扇)。以前から出来れば仕事も遺跡関係のものをやりたいと思っていた為店主の依頼は渡りに船だった。

 守護戦士としての仕事中は男よりも男前な態度で守護対象に接する為、非常に女性のファンが多い。顧客の7割が女性だったりする。勿論、仕事振りも含めての常連客なのだが。

 反面、プライベートではやや甘えん坊な面もちらりと見受けられる。特に姉・文月相手となると妹根性丸出しで甘える。また、気がしれた相手だとやや我がままを振りまわす部分がある。

 おすすめ商品:月刊通信アプリ『世界の遺跡シリーズ』(あの遺跡もこの遺跡も行ってみたいな~!)

 初登場:本日の商品『守護戦士?』

 特技:趣味が高じて考古学者検定3級及び空間管理士3級を持っています。


五十嵐いがらし 文月ふづき

「研修生を受け入れて下されば、安くします」

「もう少し落ち着きを持ちなよね……」

 明正和次元の日本で守護戦士の総元締めをしている五十嵐家の当主。母親は先々代当主で『眠り侍』の二つ名を持つ最強の刀使い、父親は「山口家」という先祖代々「神の門」と呼ばれる重要拠点を守ってきた家系(つまり戦闘民族)の最後の一人であった。長女、かつ従兄弟たちも皆年下で、両親の血を受け継いだのか戦闘の才能もずば抜けていたため、かなり幼い頃から五十嵐家の当主になることが決まっていた。そのため責任感が強く真面目な性格に育った。

 明正屋との関わりは従妹の快黎を通じて守護戦士を派遣したことが切っ掛け。時々視察に来るが、常連客では無い。

 初登場:本日の商品『守護戦士?』


宇水うすい 耀太ようた

「お前なら、下手したら舞扇でもロボットの首を飛ばせるよ」

「やれやれ、あんまり文月さんの手を煩わせるなよ」

 明正和次元の日本出身の守護戦士見習いの男性。現在准2級で武器はバトル・ファン。葉月の幼馴染で以前は司法書士兼税理士をしており、守護戦士は3級止まりでいたのだが、とある事情から一大決心をして守護戦士へと転職した。どちらかと言うとしっかり考えてから行動するタイプ。割と苦労性で普段は葉月に振り回される事も多いが、「しっかり考えた結果」逆に振りまわす事もあるので持ちつ持たれつな関係である。恋愛感情は「一切」無い。

 おすすめ商品:砥ぎ師(職場のすぐ近くで本職さんに仕事を頼めると安心するな。)

初登場:幕間 守護戦士は遺跡マニア。

実は…:葉月の姉・文月に真剣に恋慕しています。


花山はなやま 一樹かずき

「ええ、先祖代々この手の武器(大斧)を主武器にしてるんです」

「なかなかコツがいりますねっ……っと!」

 明正和次元の日本出身の守護戦士の男性。やや女性的な整った容貌の美形だが、背は高く隠れマッチョ。武器は巨大な大斧で、そこに水の気を纏わせて闘う魔法戦士的なものが基本的な戦闘スタイルである。現在守護戦士2級で、准1級の資格を取得する為の研修生としてもシレルフィール遺跡に来ている。言葉づかいは常に丁寧で柔らかい印象を与えるが、見た目より体育会系で考えるより行動する方が得意だったりする。

恋愛はどちらかと言うと好きになったら一直線で行くタイプ。砥ぎ師アリスディアの告白を受けて悪い気はしなかったので、真剣にどうするか考えている。

 おすすめ商品:砥ぎ師(ええ、本当に……有りがたく感じますよ。)

 初登場:本日の商品『簡単変装セット』

 裏設定:『塔世界(明正和次元・第5次界)』のとある国の王族の血をひいています。



<異世界万屋コーポレーション関係者(店主以外)>

神宮じんぐう 菜摘なつみ

「いらっしゃいませ~!何をお求めですか?」

「異世界万屋って本当にいい仕事だよね♪」

 明正和次元の日本出身の女性で舞の店で実習をしている後輩。将来婚約者のいるチリアエシという世界で自分の店を持つことを決めている為、成功している繁盛店である舞の店・明正屋に最終実習に来る事が出来て幸いだと思っている。彼女たちの裏設定が知りたい方は、拙作「ふすまを隔てて半同棲」「ふすまを隔てて生活中」をお読みください。

おすすめ商品:何でも!(わたしもいつか、これだけ繁盛するお店を構えられるように頑張るぞ~!)

初登場:本日の商品『万屋』前編

実家のふすまは:異世界とつながっています。


青木あおき ひかる

 異世界万屋コーポレーションの受付嬢をしている女性。いつもニコニコ笑顔を絶やさないため、感情が読めないと評判である。

 初登場:本日の商品『万屋』後編


市川いちかわ 夢太郎ゆめたろう

 異世界万屋コーポレーションで企画部長の地位についている。舞の直属の上司と言っても良い。機を見るに敏で、食えない男性。実質的に全国遺跡管理組合と本部の窓口になって動いている。舞の件でヘリウスからはやや恨まれている?

 初登場:本日の商品『万屋』後編



<その他の人々>

ソウトントン

 明正和次元群の根幹を支える存在…の分身。今回はこれ以上秘密♪

 初登場:幕間・七夕は恋人たちのお祭り?


クオリュサ・アーチ

 エルアルドの妻で料理研究家をしている女性。「あの親父にはもったいないほどの美人」「騙されてないか?」と評判の出来た女性。エルアルドの肝機能低下を心配しており、組合の人達の手も借りながら単身赴任中の夫の健康管理を頑張っている。

 初登場:幕間・七夕は恋人たちのお祭り?


ファトマ・ヤトル

 新人冒険者ヒエルクリフの先輩でヌー大学の考古学教授。好奇心旺盛な性格。

 初登場:本日の商品『差し入れ小袋』(名前のみ)

     幕間・七夕は恋人たちのお祭り?(本人も登場)


ピエリケス・セウ

 ヘリウスの傭兵学校の同期。王宮料理人をしている、筋骨隆々の大男。

 初登場:幕間・冒険者グーレラーシャに帰る。(名前のみ)


レアンドロス・ウエルアス

 冒険者ヴィアセリナの旦那。ミル=キシグ古王国の貴族の家系で、外交官をしている。現在はモタマチムイ遺跡国へ大使として派遣されている。

 初登場:本日の商品『万能傷薬X』


サリア・ミーミア

 デリアの妹でモタマチムイの上級貴族・ミーミア家の若奥様。デリアの元許嫁・ピエールと結婚している。一応寝取ったという形だが、デリアの思惑も絡んでいたため実は仲は悪くない。話の中で和解も済ませている。というかサリアはかなりのシスコン。

 初登場:幕間・妹夫婦来襲。


ピエール・ミーミア

 デリアの元許嫁で現・妹婿。仲は悪くなかったが、デリアの事はそういう対象として見ていなかったため、サリアの誘惑にあっさりと乗った。商家の生まれであり、損得勘定は得意としている。

 初登場:幕間・妹夫婦来襲。


アティウス・ギーデル

 グーレラーシャの首都でギーデル飴店を営む男性。ヘリウスにとっては第二の父親のような存在である。戦闘文官との交流について気になる方は拙作「傭兵国に生まれました…平和惚け上等!」をお読みください。

 初登場:幕間・店主、冒険者の実家へ挨拶に行く。(名前のみ)


イリエ・ギーデル

 イェウスの娘でヘリウスにとっても姪っ子のような存在。

初登場:幕間・店主、冒険者の実家へ挨拶に行く。(名前のみ)


スザナータ・ドーリュム

 グーレラーシャ傭兵国の王宮の前王室管理官長にして先代国王・ウェティウスの妻である律・グーレラーシャの義理の母。内心では愛黎が可愛くて仕方がないが、公的な場ではしっかりけじめをつけている。

 初登場:幕間・ちび幼児、傭兵ギルドへ行く。


メリリノア・グーレラーシャ

 グーレラーシャ傭兵国の王太女で愛黎の従姉(お姉さん的存在)。幼いながらも王女としての教育を受けている為貫録がある。

 初登場:幕間・ちび幼児、傭兵ギルドへ行く。


ガイウス・ヒフィゼ

 グーレラーシャの当代傭兵ギルド管理官長ハルリウスの弟の孫で次代の管理官長と目されている少年傭兵。皆から「ガイウスちゅん」と言われて可愛がられている。愛黎とメリリノアの傭兵ギルド訪問により、今後もずっと続く腐れ縁が出来てしまった。彼の今後の物語が知りたい人は、拙作「守護戦士見習いのあれやこれや(仮)」を読んでみてください。

初登場:幕間・ちび幼児、傭兵ギルドへ行く。


ハルリウス・ヒフィゼ

 グーレラーシャの当代傭兵ギルド管理官長の男性。長身の色男。愛黎とメリリノアの訪問を受けて、幼い時から傭兵ギルドに慣れさせる事を思いつく。

初登場:幕間・ちび幼児、傭兵ギルドへ行く。


コルティウス・ゲルアシュアゼ

 グーレラーシャの職業傭兵の男性。ファモウラの戦場で突如行方が判らなくなった弟が、もしかしたら生きているのではないかという望みを捨てられずにいる。そのため同じ色の髪(こげ茶色)をしたガイウスのことをつい構いたくなってしまい、時々文句を言われている。弟の名前は…。

初登場:幕間・ちび幼児、傭兵ギルドへ行く。


長い間ご愛読ありがとうございます♥

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