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大食い地獄  作者: 夏北 沖冬
処刑台への階段
40/50

お笑い養成所時代(3)

 コンビを結成して早速、慎太郎から小劇場のお笑いライブに出演できるオーディションがあるから、腕試しに受けてみようと誘われた。新ネタを作るだけの技量と時間がなかった俺は、長浜の作ったネタを、そっくりそのまま拝借することにした。

「驚いたよ、そのネタ斬新だねー、合格」

 ライブを主宰する有名な放送作家の先生から絶賛された。2人合わせてのギャラは5千円だったが、初めてお金を頂いて舞台に立つことができた。立ち見の客を含めて100名ほどだが、若手の登竜門として知られるライブで、目の肥えた客にウケたことは自信になった。

「俺、慎太郎とやっていくことにしたから・・・」

 田舎から戻ってきた長浜には、その一言でコンビ解消を告げた。

 長浜はしばらく間、誰ともコンビを組むことなく養成所に通っていた。しかし俺達がネタ見せの授業で長浜作のコントを披露すると、奴は教室から出て行き、その日を最後に姿を見せなくなった。


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