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第一章 8

戦闘回!戦闘かい?

 全知全能DXになったおかげでスキルレベルが全部最大になりました.....ざっくりとスキル説明を見てみよう。


ちゃんと、ストーリーもあるからね!




打撃耐性:レベル最大になった事により。打撃での攻撃に対しダメージ0

武器生成:レベル最大になった事により。武器と名の付く物なら何でも作れるぞ!

装備生成:レベル最大になった事により。装備品は何でも作れるぞ!

付与:レベル最大になった事により。自身の持つスキルなら固有スキルでさえも付与可能!

威圧:レベル最大になった事により。範囲拡大、ほぼ全ての生物を怯えさせれるぞ!そして他の威圧に対して抵抗力がついたぞ!

豪腕:レベル最大になった事により。スキル発動時、自身の攻撃力を5倍にするぞ!

統率:・・・・・・・・

肉体硬化:レベル最大になった事により。そんじょそこらの刃物じゃ傷一つつかないぞ!


新しい固有スキル説明

錬金術:見合った素材を使うことで任意の物を作成可能。

鋼の肉体:打撃耐性と肉体硬化と併用すればほぼ無敵。


 ふむ、チートだ、もはや自分が人間なのか疑問に感じてしまう。



 そう言えばダンさんとオークの対決はどうなったかな?チラ


 「うぉおおおおお!くらええぇぇエクストリームパンチ!」


 ダンさん!マジか!その巨体に拳一つで挑むとかマジ男!いや!漢だ!!かっけぇぇぇ!..........あ、ダンさん捕まった。


 「ぐぉ!クッ!離せこのデカブツがぁぁ!」

 「ブッヒッヒッヒ」


 オークは振り被った、そしてダンさんを投げたぁぁぁ!


 「ぬぉぉぉぉぉチクショオォォオオオオ!」

 「ダンさぁぁぁぁああああああああああん!」

 

 俺は隠れるのをやめて姿を現した。


 「おのれ!よくもダンさんを!ダンさんのカタキだ!!!」


 俺がオークに向かってうぉぉぉぉぉ!っと走っていると俺とオークの間に入ってくる影が一つ........ジェイさんだ。


 「待つのじゃ!お前にはムリじゃ!こいつはわしの獲物.......ぎゃ!離せ!」

 

 ちょ!現れて何速攻で捕まってるの!しかも捕まれた時に自慢の大剣落としてるやん!


 オークは振り被った。そしてジェイさんを投げた。


 「チクショォォォォォ!なのじゃぁああああああああーーーーわしの出番これだけなのじゃあああああああ」


 何か最後にメタい事いってる.......。


 「お、己!オーク!ダンさんならまだしも貴重な幼女要員のジェイさんまでも!!!許せん!!うぉぉぉぉっぉ!」


 「まちなさぁ~~いん!」

 「か、カマーンさん!」

 「フッ.....ヤシロちゃん、貴方じゃこのオークには勝てないわ....私に任せキャアアアアアアアアアアアアアアアア」

 「カマーンさああああああああああああん!!.......まぁカマーンさんならいいか」


 カマーンさんはオークに捕まれた瞬間、イラネっと言う感じに後ろにポイっと投げられ......そして着地に失敗し、今は地面に頭から埋まっている、哀れオカマ。


 「クッ!ダンさんとジェイさんのカタキ!覚悟しろ!」

 「んぐぬぐふぁぐふぇ(私は?)」

 

 土の中で何かを言ってるオカマの事なんて気にしない。


 

 俺はジェイさんが落とした大剣を広い、オークに向かって再度うぉぉぉぉぉっと声を発しながら走った.....そして、また俺とオークの間に一つの影が.....しつこい!もう!次は誰!?


 「まつんだ!ヤシロ!お前ではこいつには勝てな......ゲブホ」

 

 勢いあまって間に入ってきた人を突き飛ばしてしまった......今のひょっとしてトーイ!?


 「お!おのれ!トーイまでも!何て奴だ!オークめ!」

 「ふご?」

 

 オークは「え?今の俺?お前じゃないの?」っと言うような顔を向けてくる。

 ちなみに、トーイは今カマーンの隣で同じ様に地面に刺さっている、哀れトーイ....カタキはとってやるからな!


 「ヤシロさん!」

 「イ、イム!危ないから下がってて!」

 「はい!危ないから下がってます!お父さんのカタキ....そして皆のカタキを取ってください!」

 「おう!任せてろ!ところでどうしてそんな遠くに?」

 「危ないからです!」

 「あ、はい.....。」


 イムは俺とオークの場所から100mも後ろに居る...そんなに離れなくてもいいと思うけどなぁ俺って信用されてない?


 「さて....邪魔者もいなくなったし...やるかキングビックオーク!!」

 「フゴオオオオオオオオオオオ!」


 オークは雄叫びを上げた....たぶん威圧かな?聞かないけど


 「うるさい......」

 

 オークが雄叫びを上げて居るがお構いなしに豪腕のスキルを発動した状態で顔面に一発ぶち込んだ。

 するとオークは横にグルングルンっと回転しながら遠くに飛ばされ、地面に倒れた、そして動かなくなった.......。

 え、ちょっと待って今ので終わり?なわけないよね?豪腕のスキル使って俺のATKが5倍だから....18000オーバーのATKで顔面殴っちゃった.....けど....あ、ひょっとしてクリティカルとか入った!?うそん!もっと楽しみたい!!

 

 「ふ.....ふご」


 どうやら俺の願いが届いたらしい....、オークはヨロヨロと立ち上がった!頑張れオーク!ファイトだオーク!俺をもっと楽しませて頂戴な!

 ところで俺の一撃でどこまでHP減ったのかな?鑑定


名前:トンオークン

種族:キングビックオーク(4)

レベル:99

HP 2200/20000

MP 4000/4000

ATK 9992

DEF 4821

INT 1000

AGL 80

LUK 21


 う、うん.....大体18000近く減ってるね....やっぱクリティカル入ったのかな?.......ゲッ...オークがヨロヨロしながらだけどこっちに走ってきた。


 「ふごぉぉぉぉ!」


 俺は肉体硬化と鋼の肉体を発動させて待ち構える、打撃耐性は常時発動状態なので、特になにもしない。

 そしてオークは振り被った。そして俺を殴った.......そしてオークは死んだ。





 は?いやいや、何でオークの方が死んでるの!?

今確かにオークは俺の事を殴ったけど俺の防御を突破できずに........あ、オークの腕が折れてるわこれ、俺の事思いっきり殴ったせいで肩も外れて腕がグチャグチャに....死因はこれだな、哀れオーク。自分の攻撃で自分を殺すとは....南無。

 

 しばらくしてオークは霧状になり消えた.....ふむ、モンスターは死ぬと霧状になるのか....おや?これは....なんでこれだけ消えてないんだ?鑑定


名前:キングビックオークの魔石

詳細:キングビックオークが落とす魔石、キングビックオーク自体の個体数が少ない為、そして各々が強いため非常に高価な魔石。

相場:大白金貨3枚


 ふぁ!?大白金貨3枚....相当だ...と!?てことは3000万!?ひゃ!俺、一気に金持ちになった!やった!何買おう!そうだ、奴隷を買おう!とりあえず、これは他の人に見つかる前にアイテムボックスにしまっておこう。

 俺は魔石をアイテムボックスにしまい。

 イムの居る場所に向かった......なんで相変わらずそんな遠い場所に....。


 「おーいイム~~終わったよ~~」

 「..................」

 「ん?イムさん?」

 「あ、あの....何があったんですか?」

 「え?何があったのか聞かれても普通にオーク倒したけど?」

 「あ、倒したんですね、すいません。私目が悪くて何が起きたのか全然見えなかったんです」


 目悪いんかい!なら何でそんな遠いとこに居たの!まぁ近くで見られても嫌だけどさ!


 「オークを倒しちゃうなんて....ヤシロさんは強いんですね」

 「まぁ、少しだけ腕に自信はあるかな」


 嘘です。超自信あります。


 「ヤシロさん......」

 「.....ん?」

 「あの人達回収しに行きましょうか」

 「あ.....はい」


 忘れてました。オークに吹っ飛ばされた人達回収しに行かないと.....。

 ちなみに、ゴブリンを相手にしてた人達は余裕でゴブリンに勝っていた、あの人達強かったんだね.....。



-----------------------

--------------------



 無事、ゴリマッチョと幼女とオカマとおっさんを回収した、全員無事だった....まぁ捕まれて投げられただけですからね.....そして今俺は質問攻めにあっている。


 「ヤシロ!お前があのオークを倒したのか!?」

 「何言ってるんだトーイこんな坊主があのオークを倒せるわけないだろ?」

 「そうよ~こんな子供が倒せるわけないわよ~ん」

 「そうじゃな、わしらが倒せなかったオークをこいつが倒せるわけないんじゃ」

 「え、いや。俺が倒しました」

 「ほらな!やっぱこいつじゃ......」

 「「「「え?」」」」

 「え、いやですから。あのオークは俺が倒しました」

 「「「「は?」」」」

 「ヤシロさんの言っている事は本当ですよ、私見てましたから!」


 イム!嘘付け!目悪くて見えなかったって言ってた癖に!でもありがとう!


 「い、イム本当なのか?」

 「はい本当です」

 「「「「なにぃいいいいいいいいい!」」」」

 「ヤシロ!お前はあのオークがどんなオークかわかってるのか!?」

 「わかってますよ、キングビックオークですよね」

 「そうだ.....まさかお前みたいな子供がオークの上位種を倒してしまうとは.....」

 「ありえん....この坊主が...」

 「ありえないわぁ~ん」

 「ありえんのじゃ」

 「誰からも信じて貰えてない!?」


 俺ってそんなに信用できない?少しショックなんだけど.....


 「ま...まぁ信じて貰えないなら、それはそれでいいです....」


 もう、こんな村なんて出ていてやる!!!イムを連れて出て行ってやるんだ!ふん!俺のハーレム要員だからな!イムなら絶対について来る!


 「あ、そうだ。さっきのオークが落とした奴もってるんですけど、これってこの村で売れますか?」


 俺はアイテムボックスから例の魔石を出した、俺が魔石を出した瞬間みんなの顔が驚愕のそれへと変わった。


 「そ.....それは....キングビックオークの魔石....まさかお前が本当に倒したのか!」

 「これを見せられては....この坊主が倒したと信じるしかないな」

 「そうねぇ~普通に手に入れるのは無理だものねぇ~」

 「すごいのじゃ...初めて見たのじゃ...しかも、アイテムボックス持ちだったとは.......」


 あ、信じてくれた。

 なんだ~最初からこれ出せばよかったのか~。


 「そ、それでこれってこの村で売れますか?」


 皆は一斉に首を横に振った、どうやらムリらしい、俺がなぜ?っと思っていると、ジェイさんが答えてくれた。


 「買いたいのは山々じゃが...その魔石を払うだけのお金はこの村にはないのじゃ....それほどの魔石を買い取ってくれるとしたら、この村から西に20km行った所にあるカインド帝国にある冒険者ギルドぐらいじゃ....。」


 西に20kmって遠いなぁ....カインド帝国ねぇ~ひょっとして大地の神カインドを信仰してる国なのかな?

 まぁいいか....遠いけど、これ早く売りたいしそこに行くとしますか。


 「わかりました.....それと皆さんお世話になりました」

 「......どうしたんですか?ヤシロさん...急に」

 「いや、今日でこの村を出ようかと思って....この魔石売りたいし」

 「そうなんですか........わかりました.....。ヤシロさん!」


 お!きたコレ!この後の言葉はきっと私もついていきます!私を一緒に連れて行ってください!とかのはずだ!ムフフ

 俺は平静を装いながら-----


 「どうしたの?イム」

「助けてくれた事に対して今一度お礼を言わせてください。ありがとうございました!!」


---------------------

---------------------

---------------------


 どうしてこうなった?俺は今一人でカインド帝国までの道を歩いている、そう一人で.......。

 イムはお礼を言った後、それでは気をつけてくださいねっと涙を堪え笑顔で見送ってくれた......。

 そうじゃない!そうじゃないんだよ!え!ちょっと待って、俺の計画と全然違う、俺の計画では。


 さよならの挨拶→イムも着いて行くと言う→トーイが必死に止める→どうにかこうにかしてトーイを説得する→イムと俺が一緒に旅をする。


 だったんだが.....あれれ?どこで間違えたのかな.....。

 ハーレム要員一号の取得に失敗してしまった......なぜだ、なぜなのだ。

 べ、別に悔しくなんか....あれ、何だろ目から汗が......。

 しばらく道のど真ん中で泣いた。


---------------

---------------


 よっしゃ!気を取り直して....う、まだ涙が....いや、駄目だこれぐらいでへこたれちゃ!きっと帝国には美人も多いはずだ!今度はそこでハーレム一号を見つけるぞ!おー!振られてもお金あるし!奴隷買って奴隷ハーレムでもいいしな!!!.......虚しい。

 俺は肩を落としトボトボと帝国への道の進んでいった。

 




評価。ブクマ。ありがとうございますm(__m)ドゲ

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