第二章 2
文節がワカラナイ
俺が魔石を出した瞬間受付嬢とリンが固まってしまった......。どうやらここで出しちゃ駄目だったみたい........もう出しちゃったから仕方ないけどね!!
「こ....これは何ですか?」
おや、受付嬢が再起動したようだ......。
「魔石ですけど.....」
「こ、こんな大きな魔石見たことないです!!何なんですかこれは!」
「いや、だから魔石ですって!」
「本当に魔石なんですね....?ちょっと待っててください」
受付嬢はそう言うと他の受付に走って行った、そして年配のおばちゃんと一緒に戻ってきた。
「お待たせしましたーこちら鑑定士のオランさんです」
「お待たせしてしまって申し訳ないね」
「いえ......」
ふむ、どうやらこのおばちゃんは鑑定が使えるらしい....あってるよね?鑑定士って言ってるし。
「それでこれが例の魔石かい?」
「はい、カミキさんはそう言ってますけど、私はこんな大きな魔石見たことないです」
「ふむ...あたしゃ、長い間ここで鑑定士やってるけど...このサイズの魔石は一度だけ見た事あるさね、これは間違いなく魔石さね」
「ほ、ホントですか.....?」
ほほう、このサイズの魔石は他にもあるのか....あ、ちなみにサイズは30cmぐらいの球体です。
「カミキさんとやら、鑑定してもいいかえ?」
「はい、お願いします」
オランさんはそう言うと魔石をジィィィと見つめ、それからしばらくして----------
「カミキさん....あんた.....この魔石どこで手に入れたんだい」
「普通にモンスターを倒しただけですよ?そのモンスターが落とした奴です」
「............そのモンスターの名前はわかるかい?わからないならどんな姿かだけでも教えてくれるとありがたいんだがね...」
「キングビックオークですけど?」
俺がその言葉を発した瞬間、周りの冒険者達がザワザワしだした口々に「そんな馬鹿な....」とか言ってる。
オランさんは一つ溜息を付いた。
「はぁ.....あんたがホントの本当にそのキングビックオークを倒したって言うんだね?」
「は、はい俺が倒しました」
「エミリ.......」
「はい?」
ほう、美人の受付嬢はエミリさんって言うのか覚えとこ!
「買い取ってやんな.........」
「いいんですか?」
「いいんだよ、この若者が言ってる事はホントさね」
「わかりました........では、カミキさんこちらの魔石買い取らせて頂きます。それでオランさんこれはどれくらいの価値が....?」
エミリがオランに聞いたら、オランはエミリに値段を耳打していた、そりゃそうだろう、かなり高価な物だからね、大声で値段なんて言えないだろうな~値段を聞いたエミリが驚愕の顔をしている。
「カミキさん金額が金額ですので受け取りは明日でよろしいですか....?」
「はい、それで大丈夫です....ですが、今無一文なので先払いで幾らか貰えませんか?」
「可能です。先払いは金貨10枚までなら対応しておりますので、金貨10枚でよろしいですか?」
「はい、大丈夫です」
無一文で町の中をウロウロしても楽しくないしね、それにもう野宿はいやです.....また木に吊るされるかもしれないから!
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「お待たせしました。こちらが先払いの金貨10枚です、こちらの確認書類にサインしてください」
「ここでいいですか?」
「はい、そこです...........はい、確かにサイン頂きました。それではまた明日何時でもいいのでお越しください」
俺が軽くお辞儀をして去ろうとした時オランさんがエミリに声をかけていた
「そう言えばエミリ、あんたカミキさんにギルドランクとかの説明はしたのかい?」
「あっ............忘れてました」
「またかい.....あんたって奴は、今月で何人目だい?」
「えーと4人目ですかね?」
「馬鹿かい!今月で20人目だよ!!!おばか!」
「ヒィィィィイィィ!すいませんですぅうううううううううう!」
「まぁ今回は仕方ないとして.......明日カミキさんが受け取りに着たらちゃんと説明するんだよ?」
「はい......」
聞こえてますけど......確かにギルドランクとかの説明一切されてないな.....まぁ明日でいいか、今はとりあえずギルドから出て宿探さないと........。
それで?リンはいつまで俺について来る気なのかな?俺がギルドを出たら一緒にリンもギルドから出てきたけど.......。
「えーと、リン?いつまで俺と一緒に居るの?」
「あちしの気が済むまで!」
「それは具体的にはいつまで?」
「わからない!!!!」
「あ、はい..............ねぇリン」
「何?」
「俺の事...........好きなの?」
リンは顔を見る見る赤くして------
「な、な、何言ってるんだよ!ヤシロの事なんか別に好きじゃないよ!!調子ノンなよ!」
「ふ~~~~~~~~~~ん」
分かりやすい.......リンの奴、俺に惚れてるな!幼女にも好かれてしまうとは、なんと罪な作りな男なんだ俺は。
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お~~ここが宿屋か~~もう、ホント予想通りな建物だわ。えーと何々?宿屋の名前は.......「リリアン亭」。ふむリリアン亭か、あれかな?在り来たりな宿屋の女将がリリアンさんって言うのかな?とりあえずお邪魔しよっと--------
「いらっしゃいませぇー」
俺とリンが宿屋に入ると年配のおばちゃんが元気に挨拶をしてくれた、この宿の女将かな?
「女将さんですか?」
「そうよーこの宿の女将シャルマだよ、今日はお泊りかい?それともご飯だけかい?」
なんだと?女将の名前はシャルマだと!?俺の予想は大外れじゃないか...なんで、宿の名前がリリアン亭なんだろうか。そうか!きっと娘の名前がリリアンなんだ!そうに違いない。
「あ、はい。泊まりでお願いします」
「あいよー2人部屋なら銀貨6枚。一人部屋2つなら銀貨8枚だよーご飯はどっちも付いてるからね、どっちにする?」
フッ、聞くまでもないじゃないか。俺は幼女を連れて居るんだぜ?流石に幼女に手を出しちゃ不味いからな!俺は紳士だ。YESロリータNOタッチだ、だから俺の答えは決まっている!
「2人部屋で。」
「え.......」
リンがなぜ?っと言う顔を向けてくる......仕方ないだろ、一人部屋2つにするつもりだったけど、口が言う事きかなかったんだもん!嘘じゃないぞホントだぞ!
「あいよ、2人部屋だね!ご飯は朝と夜だけだよ、後1時間ちょいで夜食の時間だからね気をつけておくれ」
「はい、ありがとうございます」
お礼を言って女将さんに金貨1枚を渡した。
「はいよ!これがお釣りの銀貨4枚ね!イワンーこの人達を部屋まで案内してやっておくれ~~」
女将のシャルマさんが声をかけると、2階から「はーい」と声が聞こえ、降りてきたのは10歳そこらの少年だった、イケメンじゃないか....この少年。どうやら少年はこの宿の息子さんらしい...........俺の予想惜しかったなーイヤー超おしかったわ。いや。マジで。
俺が自画自賛をやめて隣のリンを見てみると、リンは少年を見つめ顔を赤く染めてボーっとしていた........どうしたんだろうリン....熱でもあるのかな?
「お客さん!こっちだよ、付いて来て!」
「お、はいはい。ほらリン何してんだ、行くよ」
未だにボーっとしているリンに声をかけて再起動を促す。
「ハッ!わ、わかってるよ!」
「..............?」
どうしたんだろうか.......いや、まさかな。
「はい、お兄さん達ついたよ、ここがお兄さん達の部屋だよ、お風呂はないからね!受け付けで言ってくれれば桶にお湯を張って持ってくるから!そ・れ・と鍵は絶対に絶対になくさないでね」
ん~~いいねぇこう言う元気な男の子は大好きだわ、和む。
「はいはい、わかってますよーハキハキとした元気な子だねー。後質問なんだけど、えーとイワン?」
「はい、なんですか?」
「この宿の名前って何でリリアンって言うの?」
「あーその事ですか........」
ん.....少しイワンの顔が曇ったな、聞いちゃ駄目だったかな?
「あ、言いたくなかったら、別に言わなくてもいいよ?」
「大丈夫です。この宿の名前の由来は、父の浮気相手だった人の名前なんですよ」
「....は?何で浮気相手の名前なんかに.....」
「母曰く、浮気させないための戒めだとか...........まぁそんなことしなくても、もう父は浮気なんてしないと思いますけどね」
イワンは苦笑いしながらそう答えてくれた。....たぶん、これは痛い目にあったに違いない。
「あはは、面白い女将さんだね!俺そう言うの好きだよ、ありがとうイワン、はいこれチップ」
俺はそう言ってイワンの手に銀貨を1枚乗せた......これでぐらいが調度いいよね?
「いや!そんな悪いですよ」
「遠慮すんなって、仕事頑張ってる若者へのプレゼントだよ、あ、それともうお湯貰ってもいいかい?」
「あ....ありがとうございます....お湯ですね、すぐにお持ちします」
イワンはお礼を言って、部屋を後にした.........さてと、ここで一つ問題が残ってる.....リンが動かない。完全に思考停止して居て動かない。
「うぉおおおい!リンさーーーん!?」
「....................」
返事がないまるで屍のようだ、よしここは一発痛いのをお見舞いしよう、リンの頭部にチョップをかます。
ビシッ
「....................」
「これでも動かないだと...........!?」
ええぇい!これならどうだ!!ビシビシビシ!チョップ三連撃!
「....................」
「....................」
うごかねぇ.....どうしちまったんだ、リン...。俺が今度はチョップ五連撃をしようとした時ドアがノックされた。なので俺がドアを開けてあげるとお湯を持ってきたイワンが居た。
「お待たせしました、お湯とタオルです」
イワンがそう言いながら部屋に入ってきた、その瞬間リンは再起動し、目にも止まらぬ速さで動き布団に包まってしまった、その様子を見てたイワンと俺は......。
「僕何かしちゃいましたか?」
「さ....さー?」
おいおい、イワンが気にしちゃってるぞリン....どうしたんだよ、ホントに。
「まぁ気にしなくていいよ、それよりお湯ありがとね」
「はい、また用事があったら、呼んでください」
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お湯とタオルで体を拭いたけど、やっぱ日本人たるものお風呂には入りたいよな~そんな事を考えなら今は食堂に居る.....一人で、リンを誘ったけど布団から出てこなかったので放置した。
そして一人でのご飯を済ませ、部屋に戻って寝る事にした、リンは相変わらず布団に包まったまま動かない.....。
「リン、それじゃ俺は先に寝るからなーおやすみぃー」
そう言って部屋のランプの火を消した。俺がランプを消してからしばらくしてリンがモゾモゾと動き出し、部屋から出て行った、何だやっぱお腹空いていたんだな、一緒に食堂行けばよかったのに。そして俺は布団の中で夢の中へと意識を飛ばした.........。
「....チッ、なんだよ.....こんな夜中に」
俺は夜中に目を覚ましてしまった.....俺の左隣の部屋から聞こえる喘ぎ声のせいで....チクショウ、リア充共め!少しは近所迷惑も考えろよ!もう、いいや耳栓して寝よ、フン。
耳栓をした事で喘ぎ声は多少小さくなったがまだ少し聞こえる....まぁでも寝れない事はないかな?そして再び意識を手放した。
-----翌朝------
ふぅ、何とか眠れたな....リンはまだ寝てるのか、よく寝る子だな~~起こしちゃ悪いし先に食堂に行ってご飯済ませようかな、俺は受付に行って朝ごはんの準備をお願いした、女将さん「あいよ!じゃテーブルまで持っていくから待っててね!」っと行っていたので今はテーブルに座って待っている。
それからしばらくして女将さんが御盆にご飯を載せて持ってきた、どれも美味しそうなご飯ばっかりだ、俺が頂きますをして食べようとした時、女将さんに声をかけられ...........。
「昨晩はお楽しみでしたねーーー」
っと.........は?お楽しみ?何の事だろうか.....
「え?何の事です....か?」
「え、違うのかい?昨日あんた達の部屋から激しい激しい声が聞こえたんだけどね~」
「あ、それですか....それ俺達じゃなくて、俺の左隣の部屋ですよ?」
「え....あんた達の左隣.....そんな....ありえないわよ」
ん?女将さんが肩を震わせて居るけど、何かあったのかな?
「どうしたんですか?女将さん、大丈夫ですか?」
「ヤシロ」
「お?リンやっと起きたか、おはーーーーー.....なんで2人は手を繋いで居るのかな?」
2階から降りて来ているリンは....イワンと手を繋ぎながら階段を降りて来て居た.............おいおい、まさか.........。
「ヤシロ、あちしイワンと結婚する!」
「............は?」
俺とリンがそんなやり取りをしている隣ではイワンと女将さんが同じやり取りをしていた.......。と、言うか一つ言わせて欲しい、何で俺に結婚報告するの?俺とリン出会ってまで2日もたってませんけど?
「お、おう?いいんじゃないの?」
「ありがとう.......」
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「カミキさんちょっといいかい?」
女将さんが改まった様子で俺の事を呼んでいたので、リンを残して女将さんの場所に向かった。
「どうしたんですか?」
「あのね.....その、どうやらうちの子とリンちゃん....昨日ヤったらしいのよ......」
「...............は?」
「いやね....カミキさんの隣の部屋は実は....イワンの部屋なのよ、そこで......」
「....は?はぁああああああああああああああああああ!?」
え、ちょっと待って、どう言う事?え?まだ10歳ぐらいの少年少女がイチャコラしたって事!?昨日の喘ぎ声はリンだったって事!?ないない!いくらなんでも早すぎる!!!
「ホントにごめんなさい!うちの子がごめんなさい!」
女将さんは突然俺に土下座をした。
「許して頂戴!お客さんの子供に手を出すなんて宿屋としてあってはならない事です。ホントにごめんなさい!」
「え?」
女将さん今なんと仰いました?リンが俺の子供?なわけあるか!俺は一応15歳やぞ!15歳の子供に10歳の子供が居るの!女将さんパニックになってるな、これは。
「え、いや....女将さん俺まだ15歳なんですけど....それとリンは俺の子供じゃなく、道中で知り合っただけの関係です」
「え......そうなのかい......?」
「はい、そうですよ?だから謝る事なんてないです」
「そ、そうだったのかい!?あたしったら、とんだ勘違いを.......」
慌て過ぎだわ.....。
「それで、ですね.....女将さんとしてはどうなんですか?」
「どうと言うと....?」
「嫌ですね、俺はリンと知り合ってまだ2日目ぐらいですから、色恋に関しては何にも言わないつもりです」
「そう....だね.......あたしとしては、イワンに好きな子が出来た事が嬉しいんだけどね....でも、まだ10歳だし......早すぎるわ」
「それには同感です10歳には早すぎです」
10歳でセクロスなんて早すぎる!俺なんて...俺なんてまだ....クッ涙が。
「それでこれは俺の勝手なお願いなんですけど、リンをこの宿で働かせてやってくれませんか?ちなみに監視は女将さんに任せます。」
「え..........カミキさんはそれでいいのかい?」
「俺は、ね。後は本人達次第かな?」
女将さんと俺はそれぞれリンとイワンに説明する事にした。リンには10歳でそう言う事をするのはまだ早すぎると少し怒り、だけど知り合ってまだ2日ぐらいだから色恋は自由と言い、それを踏まえてリンさえ良ければこの宿で働けば?っと言った。するとリンは即答で「働く!」っと言ったので.......言ったので......またしても俺のハーレム計画は失敗に終わった。
「女将さんリンこの宿で働くらしいです」
「そうかい.....わかったよ。リンちゃんちょっと言いかい?」
「はい.......」
女将さんに呼ばれリンはトテトテと歩いて行った、女同士の話があるんだろうなぁ....よし、俺もここはイワンと男同士の会話をしよう。
「イワンいい?」
「はい........」
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「イワンはリンの種族知ってるわけ?」
「はい、知ってます....昨日リンに告白された時に聞きました、そしてビックリしました、まさか同じ種族だったなんて」
お前もゴブリンか!ならもう何にも言う事ないわ。お幸せに。
「あ、そうなのね。ならもう言う事ないや、お幸せに!」
反省の色なしなんていわないでください。




