悪鬼による調教(プレイ)
『大人の遊園地-ぷるるん天国』店員:楊平の視点
楊平は、王蘭と同郷の産まれであった、
この国では人種的に少数派である彼等を彼女は積極的に雇ってくれた。
彼にとって王蘭は恩人であり憧れであり、彼女への思いは愛と言っても良かった。
彼女は暗黒街と繋がりがあると言う悪い噂も聞く、だが楊平は思う。だから何だと言うのだと、少数派が汚い仕事をするのは真面な仕事が回って来ないからだ!好き好んでやっているわけじゃないと。
そんな折、王蘭は一人の幼児を連れてきた。
どうも、その幼児を店の相談役兼用心棒に就かせようと思ってるようだ。
余りにも無茶だと主張すると、王蘭は鼻で笑い
「コレは、殺人狂殺しだ」
と彼に告げた、裏社会への脅しとしてはそれは十二分であり過剰なくらいだろう。
暗黒街の大物である殺人狂を殺った餓鬼の噂は聞いていた…
だが実際に目の前にした本人は余りにも幼すぎた。
水商売のもめ事は、金銭や男女間の物も有り腕力だけで解決できるものではないと楊平は知っていた。だが王蘭は、それも問題ないと一蹴にする。
楊平は王蘭の目に一瞬幼児に対する怯えや怖れの様なモノが見えたきがした。
王蘭は、こんなに幼い子供が何でもこなす怪物にでも見えてるのだろうか。
しかし楊平は直ぐにその考えを否定した。オーナーが怯える事なんて有り得ないと思ったからだ。
だが次の言葉が彼を更に驚かせた。
何と王蘭は、お店の内容を自ら幼児にレクチャーすると言うのだ。
王蘭が商売女の真似事をするなど今までなかったのにだ。
王蘭は幼児とプレイルームに入っていく・・・・・・・
王蘭には悪いと思うが興味から楊平は部屋を少し覗く事にする。
そして最初、思わず噴き出して笑った。
拘束服に身を包み四つん這いの王蘭の背に幼児がまたがりお尻を叩いていたのだ。それは正に子供のする『お馬さんごっこ』であり、時折、王蘭からのお叱りの声が飛び、逆に上手く叩けた時は王蘭は馬の鳴き声で鳴いていた。
楊平は思った、まるでお遊戯だと『ポニープレイ』はそんなモノじゃないだろ!っと心の中でツッコミを入れていた。
それからも連日、彼女と幼児は店に通って数時間プレイに明け暮れる。
そして楊平は、部屋から漏れる音の変化に気づく事になる。
最近、王蘭は良い声で鳴くようになった。まるで本物の馬や豚の様だ。
最近、王蘭のお尻は良い音を響かせるようになった。本物の家畜の様にだ。
最近、王蘭は本当に良い女の声をあげるようになった。
楊平は、胸の奥が痛むのを感じた、自分の知っている王蘭が変わっていくような気がしたのだ。
ある時、楊平は幼児に呼び出され、運搬用で皮張りのトランクを運ぶように命じられる。意味の分からないまま幼児に連れられて来たのは、麓付近にある養豚場であった。幼児は繁殖能力旺盛な豚を一匹引き取って欲しいと交渉していた。
その時、楊平の押すトランクがガタンと大きな音を鳴らす・・・・
その音で楊平はトランクの中身を理解し顔を青くする。
トランクの中身は多分、王蘭だと、しかもあられもない姿であろうと。
そして恐怖する。王蘭を繁殖能力旺盛な豚とよぶ幼児に。
交渉は不成立に終わり荷物は持ち帰る事となったが、この幼児は何て恐ろしい事を行うのだ・・・
暗いケースの中、あられもない姿で街中を運ばれる王蘭しかも養豚場へ連れていかれるなど・・・交渉が成立してたらどうなったのだ、この幼児なら容赦なく王蘭を養豚主の前に晒したのではないか。
そして理解する。この幼児は王蘭にレクチャーを受けていたのではないと。本気で王蘭を調教しにきていたのだ。
今なら分かる、最初は王蘭が幼児を店に連れてきたと思った。
だが違ったのだ。幼児が王蘭を店に連れてきていたのだ。調教する為に!
王蘭の見せた怯え、あれはコレから調教される者の目だったのだ。
何なんだ、この幼児は悪魔か神か化物か・・・
いや幼児なんて呼んで良い人じゃない。
楊平は次の日より畏怖をこめ『ルカの兄貴』と呼ぶ事になる。