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人類滅亡前に転生させられた『遊び人』だけど!  作者: ろぼろぼ
第1章王都編
9/30

悪鬼による調教(プレイ)

『大人の遊園地-ぷるるん天国』店員:楊平(ヤンピン)の視点


楊平(ヤンピン)は、王蘭(オーナー)と同郷の産まれであった、

この国では人種的に少数派(マイノリティ)である彼等を彼女は積極的に雇ってくれた。

彼にとって王蘭(オーナー)は恩人であり憧れであり、彼女への思いは愛と言っても良かった。


彼女は暗黒街と繋がりがあると言う悪い噂も聞く、だが楊平(ヤンピン)は思う。だから何だと言うのだと、少数派(マイノリティ)が汚い仕事をするのは真面(まっとう)な仕事が回って来ないからだ!好き好んでやっているわけじゃないと。


そんな折、王蘭(オーナー)は一人の幼児を連れてきた。

どうも、その幼児を店の相談役兼用心棒に就かせようと思ってるようだ。


余りにも無茶だと主張すると、王蘭(オーナー)は鼻で笑い


「コレは、殺人狂(ブルーノ)殺しだ」


と彼に告げた、裏社会(ごろつき)への脅し(パスポート)としてはそれは十二分であり過剰なくらいだろう。


暗黒街の大物である殺人狂(ブルーノ)()った餓鬼の噂は聞いていた…

だが実際に目の前にした本人は余りにも幼すぎた。


水商売のもめ事は、金銭や男女間の物も有り腕力だけで解決できるものではないと楊平(ヤンピン)は知っていた。だが王蘭(オーナー)は、それも問題ないと一蹴にする。

楊平(ヤンピン)王蘭(オーナー)の目に一瞬幼児に対する怯えや怖れの様なモノが見えたきがした。

王蘭(オーナー)は、こんなに幼い子供が何でもこなす怪物にでも見えてるのだろうか。

しかし楊平(ヤンピン)は直ぐにその考えを否定した。オーナーが怯える事なんて有り得ないと思ったからだ。


だが次の言葉が彼を更に驚かせた。

何と王蘭(オーナー)は、お店の内容を自ら幼児にレクチャーすると言うのだ。

王蘭(オーナー)商売女(しょうばいおんな)の真似事をするなど今までなかったのにだ。


王蘭(オーナー)は幼児とプレイルームに入っていく・・・・・・・

王蘭(オーナー)には悪いと思うが興味から楊平(ヤンピン)は部屋を少し覗く事にする。


そして最初、思わず噴き出して笑った。


拘束服(ボンテージ)に身を包み四つん這いの王蘭(オーナー)の背に幼児がまたがりお尻を叩いていたのだ。それは正に子供のする『お馬さんごっこ』であり、時折、王蘭(オーナー)からのお叱りの声が飛び、逆に上手く叩けた時は王蘭(オーナー)は馬の鳴き声で鳴いていた。


楊平(ヤンピン)は思った、まるでお遊戯だと『ポニープレイ』はそんなモノじゃないだろ!っと心の中でツッコミを入れていた。


それからも連日、彼女と幼児は店に通って数時間プレイに明け暮れる。


そして楊平(ヤンピン)は、部屋から漏れる音の変化に気づく事になる。


最近、王蘭(オーナー)は良い声で鳴くようになった。まるで本物の馬や豚の様だ。

最近、王蘭(オーナー)のお尻は良い音を響かせるようになった。本物の家畜の様にだ。

最近、王蘭(オーナー)は本当に良い女(メス)の声をあげるようになった。


楊平(ヤンピン)は、胸の奥が痛むのを感じた、自分の知っている王蘭(オーナー)が変わっていくような気がしたのだ。


ある時、楊平(ヤンピン)は幼児に呼び出され、運搬用で皮張りのトランクを運ぶように命じられる。意味の分からないまま幼児に連れられて来たのは、麓付近にある養豚場であった。幼児は繁殖能力旺盛な豚を一匹引き取って欲しいと交渉していた。


その時、楊平(ヤンピン)の押すトランクがガタンと大きな音を鳴らす・・・・


その音で楊平(ヤンピン)はトランクの中身を理解し顔を青くする。

トランクの中身は多分、王蘭(オーナー)だと、しかもあられもない姿であろうと。

そして恐怖する。王蘭(オーナー)を繁殖能力旺盛な豚とよぶ幼児に。

交渉は不成立に終わり荷物は持ち帰る事となったが、この幼児は何て恐ろしい(プレイ)を行うのだ・・・

暗いケースの中、あられもない姿で街中を運ばれる王蘭(オーナー)しかも養豚場へ連れていかれるなど・・・交渉が成立してたらどうなったのだ、この幼児なら容赦なく王蘭(オーナー)を養豚主の前に晒したのではないか。


そして理解する。この幼児は王蘭(オーナー)にレクチャーを受けていたのではないと。本気で王蘭(オーナー)調教(おと)しにきていたのだ。


今なら分かる、最初は王蘭(オーナー)が幼児を店に連れてきたと思った。

だが違ったのだ。幼児が王蘭(オーナー)を店に連れてきていたのだ。調教する為に!


王蘭(オーナー)の見せた怯え、あれはコレから調教される者の目だったのだ。


何なんだ、この幼児は悪魔か神か化物(モノノケ)か・・・


いや幼児なんて呼んで良い人じゃない。

楊平(ヤンピン)は次の日より畏怖をこめ『ルカの兄貴』と呼ぶ事になる。




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