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P-X  作者: 真叉風巳
第6章「長」
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第4話「殺す」

 お読みいただきありがとうございます!

 こちらは久しぶりなので字体が全く違うんですよね…。

 それではどうぞお読みください!

『NO.1よ…貴様、我を裏切るつもりか?』


 長が憑依したライトが凄まじい殺気を放ちながら聖槍を構えたエースに向かって言う。エースの後ろにはひどく悲しげな表情を浮かべたジョーカーがいた。エースは長を睨み、聖槍を強く握り締めて言葉を発する。


「…長よ!いくらサタンの使徒とはいえど、それはあまりにも酷ではありませんか!?」


『酷だから何だというのだ?』


 長が光球をいくつも発生させてジョーカーとエースに向けて放つ。エースは聖槍を一振りして光球を全弾打ち落とし、槍の切っ先を長に向ける。


 長はため息をつき、エースを睨む。


『これまで我の元で忠実な働きをしていたが、私情で我を見失うとはな。仕方ない…仲間と共に死ね。」


 長は吐き捨てるようにそう言い、巨大な光球を作り出す。10メートルをゆうに超える光球は未だに放たれる様子はないが、放たれればエースとジョーカーの肉体は塵も残さず消し飛ばされるだろう。エースは光球に向かって聖槍を振りかざしたが全くといっていいほど光球に変化がない。ジョーカーは先程から言葉を一言も発することなく、自分の身を守ろうともしていなかった。


「ジョーカー!テレポートを頼む!!」


 数秒の沈黙の後、ジョーカーが答える。




『…俺に指図してんじゃねぇよ。』




 ジョーカーの口から発せられた言葉は明らかにジョーカーの口調ではなく、その言葉には明らかに敵意がこもっていた。


『…!?…サタンか!?』


 長が先程よりも大きな殺気を放ち始め、光球が倍以上の大きさとなって放たれる。


『鈍ってんじゃねぇのか!?神様よぉ!?』


 ジョーカーはエースの前に出、手から瞬時に巨大な鎌を出して長の放った光球を斬り裂く。


『貴様、傲慢な所は相変わらずのようだな。』


 長は光球を自分の周りに発生させながら言う。ジョーカーは巨大な鎌を長に向けて言う。


『何言ってんだよてめぇは。人をあんな場所に閉じ込めやがって、退屈すぎて死ぬとこだったぜ。』


「ジョーカー…?」


 エースは自分の前にいるジョーカーに尋ねてみたが返事は既に予想していたものだった。


『あぁ?憑依だよ。てめぇそんなこともわかんねぇのか?』


 ジョーカーはサタンに憑依され、私を見る瞳は紅く輝いていた。


『長よぉ、そろそろ決着つけようぜ。本気出してみろよ?』


 サタンは長を睨み、黒い球を無数に発生させて様々な形に変化させる。


『いいだろう。死んで後悔するんだな。』


 長は同じように光球を発生させ、それらを自らの両腕と両脚に纏わせる。


『ゆくぞ!!』


 長はサタンに正面から向かい、右掌をサタンの腹部に向かって突き出す。サタンは黒い球で作っていた盾で長の攻撃を防ぎ、拳に纏わせた棘状のナックルで長の頭を殴ろうとする。


 長は瞬時に飛び退いて両脚をサタンに向かって蹴り上げる。サタンは長の蹴りを素手で受け止めると脚を掴み地面に向かって投げ飛ばす。


 長は地面に激突するが瞬時に大地を変成してサタンに土で作られた槍をいくつも飛ばしてゆく。


『ドガァンッ!!』


 サタンが黒い球を土でできた槍にぶつけて相殺してゆく。


「…愛し合う者達が操られて殺し合う姿は悲しいものだな。」


 エースの背後に一人の男が来る。エースは振り返り流れる涙を拭うことなく相手を睨む。


「ダーク…!!貴様!!」


 エースは聖槍をダークに向け叫ぶ。


「貴様はここで殺す!!」


「へぇ…殺ってみろよ。」


 ダークが聖槍を取り出し、エースに向けた。


「死ね!!!」

 お読みいただきありがとうございました!

 報告です。「P-X」終了後、誤字脱字と字体を全て編集します。それが終われば、新作をUPする予定です。

 それでは次回もまたお読みください!

真叉風巳

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