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P-X  作者: 真叉風巳
第10章「仲間割れ」
60/100

第6話「崩壊」

 お読みいただきありがとうございます!

 今回はバトルしてバトルしてバトルするので頑張っていきたいと思います!

 それではどうぞお読みください!

「ライト!やっと来たか。…何だその顔はもう敵と戦ったのか?」


 エースさんが周りの敵を倒しながら僕に尋ねる。…もちろんこの傷はえんすいに殴られたのだが、えんすいがまだ口を利いてくれないので、僕はあえてそれを口にしなかった。


「いえ…びっくりするほどの勢いで転んだだけです…。」


 えんすいが僕の肩の上に腰掛けているにもかかわらず、そっぽを向いた。両手が使えそうにないのでえんすいを僕の真上に浮かべ、自由になった両手に刀を持つ。エディクさんの姿はなく、エースさんに尋ねる。


「エディクさんはどこに行ったんですか?」


「それがな…。」


 エースさんが周囲の敵をなぎ払い、僕たちに言う。


「ネプチューンが少し気になると言って地下に戻ったぞ。お前たちとすれ違いになったのかもな。」


「…そう…ですか。」


 一番大きな木を見つめ、僕がつぶやいた。


「もらった!」


『ザシュッ!』


 僕の刀が跳びかかってきた男の脇腹を貫いた。男が崩れ落ち、刀に血が付く。

 

(…ネプチューンが裏切ると思っているんですかね…?)


 エースさんに空中に浮かべているえんすいを任せ、攻めてくる敵の中に走っていく。一瞬でもネプチューンのことを疑った自分の考えを振り払うように…。




―――そのころムー大陸地下―――


「…ネプチューン!やはり貴様!」


 ネプチューンは悪びれた様子もなく答える。


「そうですよ。私はあなた方を裏切ります。それが何か?」


 俺はネプチューンの胸ぐらを掴む。


「ふざけるなよ!」


「何がでしょうか?…邪魔です。」


 ネプチューンが手をこちらに向けた。


『ドォン!』


 すさまじいスピードで壁に向かって吹っ飛ばされる。何とか意識は持たせたが動けそうにない。


「…カハッ!」


 壁からずり落ち、うつぶせになって地面に倒れる。


「さようなら。…ああ、早く逃げないと死んじゃいますよ。手下は皆殺しにしましたがあなたたちにムー大陸を使わせないようにする為、火をつけましたよ。」


 ネプチューンが消える。恐らくテレポートを使ったんだろう。


「…ちくしょう!」


 視界が煙でくらむ。もう…だめだ。




―――ムー大陸地上―――


 …何だ?ダークの手下が一気に引いていく。僕は追いかけることなくエースさんのところに戻る。


「どうした?ライト?」


「いえ、敵がどんどん引いていったので戻ってきました。」


「何っ!?」


 エースさんが驚き、目を閉じる。そして、金色の目が開かれる。


「…ライト!すぐさま地下に向かえ!」


 エースさんが急に慌てだし、僕はそれに従ってテレポートする。




―――ムー大陸地下―――


 着いた先は獄炎に包まれていた。その中で結界を張って倒れているエディクさんを見つける。


「エディクさん!」


 エディクさんの肩を支え、立ち上がる。すぐにテレポートをして地上に上がる。




―――ムー大陸地上―――


 地上に着くとエースさんがエディクさんを支える。エディクさんが薄く目を開ける。


「…エース…か。」


「ネプチューンか!?」


「そう…だ。…逃げろ。…ここは…この大陸は…崩壊する。」


『ドゴォン!!』


 突然周りの地面が沈んだ。もっとも大きな木が燃えている。


「ライト!」


 エースさんが僕を我に返す。すぐに僕が皆の手を掴み、ヨーロッパにテレポートした。


                   第10章「裏切り」完

 お読みいただきありがとうございました!

 今回はかなりあわただしい終わりとなってしまいましたが、次回もかなりあわただしくなるので頑張りたいと思っています!

 それではまたお読みください!

                                 真叉風巳

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