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P-X  作者: 真叉風巳
第10章「仲間割れ」
55/100

第1話「炎の能力」

 お読みいただきありがとうございます!

 新章突入です!がんばっていきたいと思います!(ライト目線に戻ります)

 それではどうぞお読みください!

 あれから、数日がたった。今は蜘蛛と武蔵、エディクさんそして、えんがベッドに寝かされている。結局ヴォルグの目的は何だったのだろう?解けない問題を考えている僕にえんが言う。


「ライト。すいを…呼んできて。」


 えんの言葉があまりにも意外だったので聞き返す。


すいを…?」


「早く。」


 えんにせかされ、すいを探しに行く。黒雷に場所を尋ねると、どうやら訓練室にいるようだ。ネプチューンに回線を繋いでもらって、すいを呼ぶ。


すいえんが呼んでるよ。」


 すいはあの黒い腕と戦う手を止め、すぐに訓練室から出てくる。そして、走って医務室へ向かった。すいが医務室に着くと、えんがベッドから起き上がり言う。


すい今日は言わないといけないことがあるの。」


「何?急にどうしたの?」


 えんが途切れ途切れに言う。


「私は…もう…皆とは戦えない。」


「「「「「えっ?」」」」」


 えん以外の全ての人がえんに尋ね返していた。


「入るぞ。」


 エースさんが医務室に1枚の紙を持って入ってくる。


えん、これを。」


 えんにエースさんが紙を渡し、そのままえんのベッドに腰をかける。えんは紙を見て、紙から目を逸らして言う。


「私はヴァルトに能力を奪われた。もう皆とは戦えない。」


 すいが…いや、エースさん以外の人が絶句している。まさかヴァルトの狙いがえんの能力を奪うことだったなんて…。


「だから、検査をした。」


 すいが何とか口を動かして尋ねる。


「一体…何の?」


すいと私の能力のシンクロ率。」


 えんに代わって、エースさんが説明する。


「私の能力は“能力のコピー”だ。だが、えんの能力を私の能力として発動することは出来なかった。しかし、ムー大陸の力でコピーした能力を他の者に写す事が出来る。そして、えんの能力がすいに発動することが出来るか試していたんだ。検査結果は“可能”だ。」


 今度はえんが説明をする。


「だから、すいに私の能力を…」


 えんの言葉をさえぎってすいが叫ぶ。


「嫌だ!だって、私はその能力でまた…誰かを…。」


 すいが医務室のドアを乱暴に開けて出て行った。


「…すい……。」


 えんが僕に頼む。


「ライト…お願い。すいを説得して。」


 僕はコクリと頷き、すいの後を追う。すいは既にエレベーターの中にいて、地上に向かっていた。僕はテレポートで先回りして地上に向かう。


 すいがエレベーターの中から出てくる。


すいえんの気持ちも考えてやれよ!」


「ほっといてください!」


 すいがさらに走り出し、逃げる。僕はすいの前にテレポートしてぶつかり、すいを止める。地面を転がって、止まる。すいは立ち上がろうとしなかったので、僕が上半身を起こして言う。


すいえんはまだ皆と戦いたいんだよ。」


 すいが涙声で言う。


「…そんなことは…わかっています…。」


「じゃあえんの分もすいが戦わなくちゃいけないでしょ。」


 すいも上半身を起こす。しかし顔を両手の間に埋め、くぐもった声で言う。


「…怖いんです。また…仲間を…傷つけてしまいそうなことが。」


 すいの肩を抱き寄せて、僕が言う。


「なら、僕がダークからすいを守る。」


 すいが声を上げて泣きだす。僕はすいが泣き止むまで傍にいてあげた。


 すいはエースさんからえんの能力をもらい、すいはその日えんと眠った。


 








 …しかし、僕は気がついていなかった。僕がすいの肩を抱き寄せたとき、神風が僕たちを見ていたことを…。

 お読みいただきありがとうございました!

 今回は次回へのドキドキを残すような感じで終わらせていただきました。次回が気になります!(作者なのに…)

 それでは次回もまたお読みください!

                                 真叉風巳

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