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P-X  作者: 真叉風巳
第9章「生きる」
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第6話「ヴォルグの目的」

 お読みいただきありがとうございます!

 今回は第9章最終話となりました。(今回はえん目線でいきたいです!)

 それでは、どうぞお読みください!

 ライトや黒雷、そしてすいを囲んだクモは丸くて大きな黒い塊になった。


「みんなぁ!」


 返事は何一つ返ってこない。ヴォルグの目的は…何だろう?


「僕の目的?教えてあげようか?」


 真後ろから声がする。振り返っても何も見当たらない。


「耳を傾けるな。」


 しかし、ヴォルグの声はだんだん近づいてきて嫌でも耳に入り込んでくる。


「また、君は何も守れなかったね。君の仲間はもう…」


「黙れ!」


「『僕の物』だよ。」


『バチィ!』


 青い稲妻いなずまがクモの固まりから、はっせられる。クモが弾き飛ばされ、黒雷とライト、すいが出てくる。


「皆!だいじょうぶ?」


 私の問いには何一つ答えずにライトがこちらに手を向ける。


『ドゴォン!』


 強烈な衝撃波が結界にぶつかる。エディクが倒れ、結界が消える。


「エディク!」


 エースさんがエディクに駆け寄る。かなり意識は薄れており、小さな声でエースさんに言う。


「…エース…『千里眼』なら見えるはずだ…。」


 エディクの体から力が抜ける。気絶しているだけのようだ。エースさんがエディクを寝かせ、目を見開く。その目は金色に光り輝いていた。


えん!お前の足元にいるクモを焼き払え!」


 エースさんが叫び、私は足元を見る。小さなクモが一匹そこにいた。


「簡単にはやられないよ。」


 すいがこちらに跳んでくる。手にはライトが変成した刀を持っている。


「発動!LV.5レベルファイブ!」


 強烈なほのおでクモを燃やす。しかし、すいが私の腕を切り裂いた。


「任務は完了だね。」


 クモが消滅し、操られていた皆が倒れる。すいは何とか意識があった。すいは自分が手に握っているものと、私の傷を見て何が起きたか分かったようだ。


「私…また…。」


 すいの目から涙がこぼれる。すいが私に泣きながら謝っている。


「ごめんなさいえん。」


 すいの肩をそっと抱いてやり、私が諭すように言う。


「だいじょうぶだよ☆こんな怪我。皆生きている。それだけで十分だよ。」


                      第9章「生きる」完

 お読みいただきありがとうございました!

 感動的な終わりが出来てよかったです。最終話の案は3つほどあったのですが、全て誰かが死んでしまう終わりだったのでなんとか変更が出来ました。

 それでは謝辞のほうを。いつもお読みくださっている皆様、夢世 瑠璃花さん、碧莞さん。本当にありがとうございます!これからも精進していきたいと思っておりますのでどうかよろしくお願いします! 

                                 真叉風巳

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