第6話
お読みいただきありがとうございます!
今回では戦後の報告、そしてアメリカでおきたことを載せていきたいと思います。
それではどうぞお読みください!
「ライト!あれ・・・アレクサンドルはどうした?」
エースさんが僕たちに走り寄り、尋ねてくる。僕が答えられずに黙っていると蜘蛛が口を開く。
「NO.3はNO.6を守り、悪魔の能力で魂を抜かれました。・・・そして、NO.3が最後に倒した敵である葬儀屋という者が悪魔の能力でNO.3の器に移ったと思われます。」
エースさんが驚いて尋ね返してくる。
「何!葬儀屋だと!まだ生きていたのか!?」
「黒い髪の男でした。」
蜘蛛がそう答えるとエースさんが笑みを浮かべる。
「ライト、大丈夫だ。アレクサンドルは死んでいない。」
「「「え?」」」
3人で声を合わして尋ね返す。エースさんが答えてくれた。
「悪魔は何かの入れ物にアレクサンドルの魂を入れているのだろう。おそらく奴らはアレクサンドルの能力に利用価値があると踏んだのだろう。魂が消えれば器も消えてしまうからな。器が消えていないのが何よりの証拠だ。」
「アレクサンドルさんが・・・生きてる?」
「ああ、しかし・・・器が死ぬと助けることができなくなる。だから早めに悪魔を倒す必要がある。その覚悟はあるか?」
僕は迷わず答える。
「当たり前です。悪魔を倒すことができないのならダークを倒すこともできない。」
決意をこめた目でエースさんにそう言うとまたエースさんが笑う。
「そうか。・・・ならばもっと強くなれ。ライト。」
大きな声で「はい!」と答えると手当てを受けるために医務室へ4人で向かった。
―――同時刻ダークの邸宅―――
「申し訳ありませんダーク様。」
オウガが頭を下げて私に謝っている。
「だからお前では連れて来れないと言ったであろう。別にかまわん。それよりも接触はできたか?」
オウガが頭を上げて答える。
「はい。接触には成功いたしましたが、“ポセイドン”の使徒は『P-X』の者たちのほうへ向かいました。そして『P-X』のメンバーを1人も葬ることができませんでした。」
(『P-X』?あの時逃がした餓鬼共か。なるほど使えそうだ。)
「よし。ならば1ヶ月ほど動かずに待つことにしよう。下がれ。」
「へ・・・。りょ、了解いたしました。」
オウガが私に一礼をし、部屋から出て行く。
「デーモンはいるか?」
「・・・すいません。先ほど戻りました。」
一礼をしながらデーモンが入ってくる。
「戦果を述べろ。」
「はい。オーストラリア大陸に住むものたちは全滅。そして『P-X』のNO.3により、葬儀屋の器を葬られました。しかし、現在葬儀屋はNO.3の器に入っております。」
「うむ、よくやった。上々の戦火だ。下がれ。」
「了解。」
デーモンも私に一礼をしてから部屋から出る。ダークは誰もいなくなったこの部屋で1人つぶやく。
「“長”の死ぬ日はもうすぐだ。」
ダークは高らかに笑い、この上ない邪悪な笑みを浮かべた。
第5章完
お読みいただきありがとうございました!
今回で第5章も終了です。実際のところアレクサンドルは死んでしまった感じにしたかったのですが、周りの方々の反論を受けてしまい・・・魂を奪われたということにいたしました。悪魔が命日だと言っていたのはアレクサンドルとして生きる最後の日ということにしておきます。
第6章ではアメリカでの戦いを載せたいと思っております。
それでは謝辞を。
この話をお読みしていただいている方々、そして夢世さんと碧莞さんありがとうございました!第6章もどうぞよろしくお願いします!




