表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
P-X  作者: 真叉風巳
第5章「悪魔」
29/100

第5話

またお読みいただきましてありがとうございます!

今回はライト目線からのスタートです。

それではどうぞお読みください!

葬儀屋アンダーテイカー、生きてるか?」

悪魔が先ほどまで葬儀屋のいたところに声をかける。返事は・・・ない。悪魔がため息混じりに言う。

「あーあ。仕方ねえ・・・魂回収するか。」

悪魔が手を伸ばして何かを掴み、ビンの中に入れた。そしてしっかりとふたを閉じると言う。

「面倒かけさせやがって。だが・・・お前さえ殺せば後はらくそうだ。」

悪魔が背後に隠れていた人を1人見つけ、あの黒い腕で掴む。

「ふざけるな!お前―――――!」

僕が悪魔に向かって走り出す。アレクサンドルさんの僕を止める声が聞こえたが、止まらずに土から槍を変成して取り出し貫こうとする。

「残念でしたっと。」

悪魔がその人をこちらに向ける。もうすでに息絶えていたが武器を下げた。それを分かっていたかのように悪魔が僕の背後から1つ、悪魔の後ろから2つの黒い腕が僕をめがけて飛んでくる。

「魂を消したらそこのお前でも直せないだろうな。」

悪魔が下卑た笑みを浮かべて黒い腕の速度を上げる。

『グシャ!』

潰れた。そう思った僕の体には1ヶ所の痛みしかない。地面に倒れ、恐る恐る目を開けてみる。アレクサンドルさんが3つの腕に掴まれていた。僕を突き飛ばし、自分がかかったんだ。

「アレクサンドルさん!」

「アレクサンドルっていうのか。じゃあな。今日がお前の命日だ。」

「ラ・・・イ・・・ト・・・逃げ・・・ろ!!!」

アレクサンドルさんが叫び声を上げる。

「あああああぁぁぁぁぁ!!!」

急にアレクサンドルさんが静かになり、首が下がる。

「アレクサンドル・・・さん?貴様――――――!!!!」

「さーてと。“葬儀屋アンダーテイカー”今日がお前の誕生日だ。」

僕の言葉を無視するように悪魔が先ほどの小瓶を取り出し、ふたを開けると何かを唱え始める。

「亡き魂よ我、死霊術師の名において命ず。亡き器に宿り、その力を我に示せ!」

・・・どういうことだ。急にアレクサンドルさんの目が開き悪魔が黒い腕を解く。

「アレクサンドルさん?」

「あー。きつかった。ビンの中とかセンスないわ。」

アレクサンドルさんの声だが先ほど悪魔が呼んでいたように葬儀屋アンダーテイカー・・・なのか?

「そう言うな。だが次の宿はいいだろ。上質な“リバイバー”だぜ。」

「あの宿、気に入ってたのに。」

不満そうにそう言うアレクサンドルさんに僕が尋ねる。

「アレクサンドルさんじゃないのか!?」

アレクサンドルさんがいつもと変わらない笑顔で言う。

「僕は葬儀屋。こいつの魂はもうこの世にはないよ。」

「ふざ・・・けるな!!!」

僕はそう叫び、手を前に突き出して2人を最大の火力で燃やそうとする。

「あれ、いいのかな~この体も燃えちゃうよ?」

思考が止まる。アレクサンドルさんを燃やすなんて僕にはできない。下を向くとまた黒い腕が飛んできていた。

『ドゴッ!』

もろにくらって、吹っ飛ぶ。蜘蛛と武蔵が支えてくれる。

「撤退しましょう!それが最優先です!」

蜘蛛の言葉に僕は反応して痛む体に鞭を打ち、『P-X』へ飛んだ。

お読みいただきありがとうございました!

今回ではアレクサンドルが死ぬという衝撃のワンシーンとなってしまいました。

次回では第5章最終話としてしっかりと纏め上げていきたいと思っています。

それではまたお読みください!

                                 真叉風巳

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ