第4話
またお読みしていただきありがとうございます!
前回までではヨーロッパでしたが、今回では場所が少し変わります。
では、楽しんでお読みください!
―――場所は変わり古都明清帝国跡地ネクロポリス―――
「ここにいたか。」
よく知ったものが背後から近づき私に声をかける。あいつだ。
「早く来いダーク様が呼んでいる。」
私は振り返りそいつの姿をあらためて捉える。オウガだ。頭がよいが常に同じ服を着ているため醜い。これであの方の側近だというから笑わせる。私が立ち上がるとオウガが言う。
「“人形”のくせに感情を持つな。余計なものは判断を鈍らせる。」
「分かってないな。感情が無いまま死ぬのは悲しいだろ。・・・お前みたいな“創られた者”には分からんだろうがな。」
そう言い、私はあの方の邸宅へ足を向ける。
―――数分後邸宅内―――
「遅かったな。・・・またあの儀式か?」
長い机の奥でダーク様が言う。それに答えて語る。
「私は、あなたの命でこれからオーストラリアに向かいます。しかし道中何かがあれば二度と帰れなくなりますので同士に別れを告げておりました。不服であればやめましょう。」
「ハハハハハ・・・」
ダーク様が高らかに笑い言う。
「別によい。任務に忠実であればそれでな。・・・では、お前はただちにオーストラリアへ向かえ。オウガお前にも任務だ。アメリカに潜む魔導師“ポセイドン”の使いを連れて来い。多分お前では無理だろうがとりあえず接触することに意味がある。連れてくることができなければ殺すな。アメリカは・・・消せ。」
「「了解。」」
オウガと声が合い、同時に立ち上がるとすぐさま会議室を出、準備に向かう。オウガが声をかけてくる。
「・・・どちらがよい結果を持ってくるか勝負しないか?」
少しためらうが答える。
「・・・ああいいだろう。」
そう一言だけ言うと2人で左右の道に分かれる。「自分が勝つ」という自信を持って。
道行くものが俺を避けて通っていく。当然か俺の二つ名からすれば。そう考えながら歩いていると“ジョーカー”が後ろから声をかけてきた。
「大丈夫、兄さん?」
「当たり前だ。俺を誰だと思って言っているんだ?・・・それより墓に行け。「無事に帰れた。」と伝えておけ。」
俺がいつもと同じで安心したのか分からないが、少し微笑んでから行った。
この者の名は“デーモン”ジョーカーの兄でありダークの人形、人はこの者を“悪魔”と呼んだ。
お読みしていただきありがとうございます!
今回では少し“ジョーカー”を出せました。(だいぶ無理やりですが・・・)
とりあえず次回ではまた『P-X』に戻ります。
またお読みください!
真叉風巳




