たまにはソロで
俺は部屋でワールドマップを見ている。高Lv帯の狩場で不人気な場所を見つけていた。幾つかピックアップしたが、やはり不人気狩場だ。それなりに問題がある狩場だらけだった。例えば近くに転移モニュメントがない。ドロップや経験値の入りが悪い。リンクが凄まじく攻略が困難。クエストと連動していて先に進めないなどだ。
なるほどね〜。と、俺は部屋を出て食堂に行く。未だに俺、VIP待遇の部屋にいる。
今日のメニューはカツカレー。あ、朝から? モグモグとご飯を食べていると、いつものアクセルがきた。
「ニーナちゃ〜ん? 今日は、お寝坊さんかな?」
「えっ!?」周りを見る。た、確かに…誰もいない…。
「もうキャワワだな! みんな狩りに行っちゃったぞ!!」
正直、どうでも良かった。というか! 何で、起こしに来てくれないんだよ!! やばい! 人気ないのかな??
「だ、誰も…お越しに来てくれなかった…。ぐっすん…」
「あらら〜。だって、ニーナちゃんのお部屋は、俺と数人しか入れないゾーンにあるからね! 新人さんには起こしに行けないんだよ! 残念!!」
そうなのか? まぁ、いいや。
「アクセルさん! 私みたいなヒーラが移動するには、どんな方法があるんですか?」
「きたーーーーっ!! 任せて! 俺に何でも聞いて!! えっとね、基本は転移モニュメントだね。それと帰還アイテム! これは通常版は街に。血盟版は血盟に帰ってこれるよ!! あとは魔法使いの移動魔法かな。最後に限定発売の移動魔法ロッド。これ滅多に売ってないし、売ってても意味不明なぐらい高いの!! そして使用回数はなんと…1回だけ!!」
「帰還アイテム、血盟版は、何処で買える?」
「ニーナちゃん! それなら僕のぜぇ〜んぶあげちゃうね!!」
< << ニーナは、 帰還アイテム血盟版を7,677個手に入れた >> >
「あ、ありがとうございます…。こ、こんなにもらって良いのですか?」
「もうっ! ニーナちゃんと、ぼくちんのなかじゃない!!」
キモい会話だけ我慢すれば、とっても役立つアクセルなんだよね。
そのごカツカレーについて熱く語ったアクセルは、クエスト攻略の用事があるらしく、出かけてしまった。
よしっ! 今日は、ソロで!! え〜っと、”リンクが凄まじく攻略が困難”な…Lv40ぐらいの狩場は…。おっ! 教会地下墓地!! ここに行こう!! アンデッド系なら、退魔(範囲)を持っている俺にぴったりではないか!!
血盟内にある転移モニュメントは血盟メンバーなら移動は無料!! 転移先は街や村なら必ずあるし、帰るときは、帰還アイテム血盟版を使えば、ダンジョン内からも帰還OK!!
俺は最果ての大陸アヴァルスのリリーダ村へ転移した。
やほっぉぉぉぉっっ!!




