普通に狩りを終えて
「相当HPの多いモブやボス級以外なら、敵HPが1/3ぐらいで、全力でどうぞ!」
本当はもっと状況に合わせて、シビアにヘイト量を管理するんだけど、安全マージンを多めに取ってこんな感じかな?
「あれれ? ニーナちゃん? 初心者だと思ったんだけど、アドバイスが的確だね? 上級者みたい??」やばい不審がられている…。てか、このぐらいLv20台なら普通の戦い方だろうに…。
「うん、ほら昨日ね、アレンさんたちの高Lv帯の狩場に連れて行ってもらったの。そのとき何もすることが無いから、ずっと戦い方観てたの。すごく参考になったから…てへへへ…」
ふぅ…。こ、これで…どうだ???
「いいよなぁ。俺も観てみたいぜ」とシェイが話に乗ってきたので、もうOKだろ??
「うんうん。今度見せてもらうといいよ!」
ドジっ子を再教育したら、意外とまともなパーティになった。いやぁぁぁぁぁっ!! そうじゃない!! 俺は寄生したいのだ!! 働きたくないのだ!! 誰かチヤホヤして、何かクレ!!
やっと目的地の屋敷、それもゲートに辿り着いた。もうお腹いっぱい、帰りたい…。
チラリとゲートの中、庭のモブの配置を確認する。あぁ…これ、大量にリンクする系だよね?
さて…生き残れるかな? 予想を裏切り狩人のサンダは、リンクを切って、丁寧に1体をプルしてきた!? おぉ…、やるじゃないか!
庭のモブを一掃すると、また最初のモブがリポップした。うん? もう狩場ここで良いんじゃね? このパーティの実力に合ってる気がするし。
俺がそう思うぐらいだ。他のメンバーからも同様の意見が出る。
「ここでLvをきっちり上げてから、屋敷内の探索に行こう」
修道女のペリーラがきっちりと宣言する。うんうん。良い判断だよ!
結局、庭で、まったりと狩りをしてLvを3つあげLv24になった。
うん、このシステム良いね。メインクラスがカンストしているのに、サブクラスの狩場でも、きっちりと経験値が入る。メインとサブが完全に独立した考えだ。実質カンストの強さなのに…あれ? もしかして…俺、ソロでそこそこの狩場に行ったほうが、早くね?
いやいや…そもそも、何、真面目にLv上げしてるのよ? 血盟のヒロイン、マスコットキャラになるのが目的だろ!? いや…やっぱり…真面目な狩りで信頼を得ないと。それにギルドのTOP連中と狩りに行けるぐらいの…実はもう行けるんだけど! そんな成長を見せないと駄目なんだよね?
「おつかれ〜」と血盟の屋敷に帰還する。
今日の食堂の定食は…。鯖の味噌煮定食!! この血盟の最大のオススメポイントは食事が美味しいってとこかな。
俺がモグモグと食べている横で、アレンが頭を抱えて悩んでいた。
「う〜ん、おかしいな…。昨日は、2体目が来た後も、それなりに戦えていたのだが…。あのときの感じで戦いたいんだよ!!」
そりゃそうだよ。俺が支援していたんだ。強いわけだよ? 馬鹿じゃね?




