パワーレベリング 後編
これでアレンのヘイト管理は大丈夫だろう…。俺がアレンにシールドをかけたのも誰にも気づかれていない。次にミルのMP問題だ。ヒールをかけたら、流石にバレるだろうし…。
これかな? HP(単体):攻撃時にダメージ量の50%をHPに変換するをアレンとライブにかける。
その効果は絶大で、ミルの用いる、もう1系統のパーティ用の一定回復を遥かに凌ぐ回復量だった。
あれ? やばい? 気づかれるかも…。でもこれバフ扱いでヒールじゃないんだよね。
芋虫3/10、カマキリ7/10とカマキリのHPも反射ダメージで結構削れている。ちょっと余裕になったんじゃね? と思ったら、ミルがそれに気が付かず、ガンガンヒールを使用していた。そして…状況判断できないミルのMPは遂に底を突く。
なんだよ! この糞ヒーラーはっ!!
流石にミルのヒールなしでは、ライブとアレンのHPがガンガン削られていく。どうする? この情況でヒールを使わないのもヘンじゃねーか? でも…パニクってたと言えるし…。あれ? でも、どっちみち、こいつら死ぬんじゃね? なら、放っておこうか??
と、そのとき、数千の矢が空から降り注いだ。
「お待たせ〜! ニーナちゃん! 本当にキグルミで狩りに来ちゃうなんて、キャワワだな〜!」と緊張感がまるでないアクセルが一瞬にして、敵を討ち滅ぼし現れた。
アクセルのパーティメンバーは、崩壊しかかっていた別のパーティも救助していた。
「あっ? おい、アレン…てめぇ…何してんだよ? シッパが死んだのはお前の判断ミスだろ?」とアクセルはアレンに詰め寄る。
「お、俺だって…。まともなパーティなら…」
「言い訳してんじゃね!!」とアクセルに殴り飛ばされる。
「俺なら、お前とライブを残して、撤退命令出していたぞ? お前らが二体相手できるわけねーじゃねーか…。犠牲増やしてどうする?」
「おい、アクセル。そのぐらにしとけ、あとはギルド帰ってからでいいだろう?」アクセルと一緒にいるのは、別ギルド? そいういう関係のパーティもありか? それはそれでナイスな情報だ。
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やはりこの異世界には蘇生魔法はないらしい。俺には1つだけあるが…。
犠牲者を弔うこともせず、血盟のメンバーはいつものように馬鹿騒ぎをしていた。
食堂でプチ・ハンバーグ定食を食べながら、今日の反省会をする。
結局Lv21か…。2倍ボーナスだから、通常はLv15ぐらいかな?
あとは…。次回は、最初からシールドとバフをかけておこうかな? 俺の強化魔法は、バフウィンドウにも表示されないようだし、バレることはないだろう。
またまたアクセルの緊張感がまるでない声が食堂中に響く。
「お〜い、ニーナちゃん! ニーナちゃんと同じぐらいの新人さん、ゲットしてきたよ〜ん!」
アクセルの馬鹿がっ!! 余計なことするなよ…。地味にLvなんて上げてられんぞ!!!




