3YES
3YESそういえば、深くは考えたことはなかったが
この腕や足が細く
そしてショートカットからのぞくげんきがいい顔は
実にかわいさをたたえ清々しい
そういえば、同級生が、どういうものが奴の好みか
聞いてきたことがあった
果たして飼育するつもりかと聞いたが
そんなんじゃないと怒られた
それから察することもないが
好きだったのであろう
・・・・・
僕はその時奴の真向かいから
何を考えたか
其れこそ、僕の防衛本能が
何かを告げたのか
「つき合ってくれ、・・好きだ」と言った
公然の
クラスの中で堂々と
そうすればほかの奴がこくることもないだろう
しかしこいつがどうなのか
「・・え・・・・いいけど・・いいのか」
どうやら良いらしい
次の瞬間
辺りから口笛やら、なんやらが、うるさく響いた
でも、そんなな家僕の中でもう一人が言う
「あいつも殺されるぞ」「おまえのせいで」
などと言っている
僕は心配になって「なあ、今夜泊まらないか」などと言ってしまったがゆえに、居よいよその騒がしさはまし
赤面する幼なじみと、それ以上にその場を沈めようと赤面して怒鳴っている教師、僕はそのどちらとも無く
何かを焦っていた
その日の夜
僕の部屋に奴がいた
家族でご飯を食べているとき
「変なことするんじゃないよ」と、妹に言われるし
「良いじゃない、私はいつでも歓迎よ」と母は言うし
父は、仕事に行ったきり帰ってきていないし・・もう、散々である
「其れじゃあお休み」
僕は二人して部屋に向かった
彼女はと言うと
先ほどお風呂に入ったので
頬がほんのり赤く色を差しているように見える
どちらにしても、パジャマ姿など何年ぶりか
僕はあたふたとさきに部屋を空けるしかない
部屋には床に一枚の布団が敷かれ
もちろんベットもあるので
彼女はそちらだ
「ごめんね・・上で・・でも驚いちゃった・・あんな事を教室で」
結局そのことについて
二人でふれては居なかった
やいややいやと、うるさいがっこうからはなれて
ようやく二人になれたのは
彼女が部活を終えた六時頃
インターハイがおわってすぐだったので、そのまま帰ることが出来た
ふつうならまだ自主れんをするらしい
「・・・」
結局その会話も
歩きながらふだんと変わらない
しかしその些細なところは
どうも不自然であった
「うん・・・変な話しだけど・・誰かに取られると思うと・・いやはや・・どうも」
「・・うんん、ありがと・・一生こんな事無く終わると思ってた・・ありがと」
いつの間にか泣いていた
どうすれば
僕は仕方も分からず
彼女のいる僕のベットの横に
座ったのであった
その後色々と昔の話しやなんかをして
その日は就寝をした
あしたの用意はすでに済んであり
宿題ももう終わっている
さすが、筋肉馬鹿とは言え
学年でもそこそこいい成績の奴である
僕よりも早い
気が付くと終わっているくらいであり
そのほとんどは授業中に終わらせているのだから良く分からない
何時勉強するのか
其れについて
「え・・最初にやってるから・・学校でやることはないでしょ」
・・・僕が、っえである
ちなみに、横に奴が居たら
「私も同じだ」などと、生意気口を叩くに違いない
次の朝、僕が目を覚ますと、何か妙な感じがした
ふと布団をさわると
ひどく湿っている
まさか
僕は最悪の事態を思い描いた
この年でお漏らししてしまったのか
しかしすぐに酷く其れが
粘着質なのに気が付き
目に入ったものは
実にいやな光景だった
赤 赤 赤
どこまでも赤
其れはベットから垂れ流れており
部屋の中はその時になり
酷く悪臭を立ちこめていることに気が付いた
しかしそんなことを言っている場合ではない
僕は彼女を揺する
「おい・・おい」
しかし、其れはまるでマネキンか何かのように
一向に動かない
「なんでだ・・どうしてだ」
その時になりようやく確信に変わる
僕が全ての元凶だったのだ
僕が全ての
しかしその時にはもうときすでにおそし
僕はただ、その中でよく分からない涙をただただ流し
嗚咽しているのであった




