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3

家に帰ると

四六時中もう一人の僕が

「どうしたんだい、どうしたんだい」と

僕をいじめた

忘れることなど出来ず

いつのまにか、僕は、殺された二人と入れ替わっているのでは

とさえ思ったが

あれはあれだった

「どうだと思う、僕は、関係あるかな」

其れは悩んでいるが

そうなのだろうか

一応の答えをみたと見えて

顔を上げると

「・・まあ、偶然死ぬなんて言うのは少ない

そして立て続けに

告白してきた女の子が殺された

・・・何かあるかも知れない」

怖いことを言う

僕自身だというのに

もう一人の僕は

果たして僕の中にそんな部分があったのか

「何かってなんだよ」

つっけんどうに聞く

「・・あんたを殺したいほどいじめていて

其れで告白してきたから、ちょうどいいやと」

「怖いだろ其れは」

「・・・じゃあ、好きすぎて、誰かに取られるまえにそいつを殺したとか」

「・・・同じくらいだろ、どこら辺が可愛いんだ」

「・・・デレとか・・ほら最近、流行のヤンデレ」

「・・現実に持ち出すな」

「・・まあ、あくまで仮説だけどね、それじゃあ、アデオス」

其れはそういうと

僕の部屋から出ていった

うるさい奴だ


次の日

僕は早速先輩、そして後輩のことを聞き始めた

しかし、一向に怪しい人物などおらず

あんなふつうの子がどうして

みたいなことが多い

どうしてだろう

僕が聞きたい

そんなことを調べていると

時間はすぐ経って

お昼休みになる

「なになに、探偵ごっこ」

陸上部と言うこともあり

身軽な猿のような奴がこちらに来た

「よう、ワオ」

「なにさそれ」

「ワオキツネザルみたいだから」

「ひどい」

そういってもまんざらいやそうでないのは

体育会系だからか

いや、あくまで帰宅部の推測的憶測である

全てがそうではないだろうが

こいつに関しては筋肉で脳が結成されていると言われても

なんら・・・・

そこで僕は、まんぶんの一の確率で

こいつが犯人何じゃないのか

そう思ってしまった

なまじ率直すぎるがゆえに

防衛本能として

僕が取られるまえに

其れを消した

しかしそんな考えもすぐに消す

こいつに限って其れはない

多分

「何々考え込んじゃって・・分かった、私にどう告白しようかと」



3YES 3NO

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