14話 キラーベアー
戦闘回です
「グウォーーッ」
「やぁ~~~~っ」
現在・・・街の東にある〔アインベル東平原〕の奥の川の近くで
町の周りでは最強(ボスを除いて)と名高い、ベアーと戦っている。
う~ん・・・
攻撃力はさすが強い・・・
マリアちゃんも攻撃を受けると6割もダメージ受けてしまう(まだ初期装備だし^^;)
ポーションを使って回復してあげながらこっちもベアーの気をそらしながらサポート攻撃をしてあげる
(自分?ベアの攻撃が当たるとHP8割ほど吹き飛びますよ)
といっても・・・マリアちゃんの攻撃がまともに当たるとベアーもHPが5割ほど減るので
二発当てれば倒せる
それにベアーは動きが遅いため、動きの速いマリアちゃんに攻撃が当たらない
それにしても・・ベアーも、マリアちゃんも・・・完全な攻撃重視タイプで似たもの同士に見えてしまう^^;
「とりゃ~~~」
ザクッ
マリアちゃんの鎌がベアーの首に刺さり、光の粒子になって消えていく
「マリアちゃんお疲れ様」
そー言って作っておいた〔HP・オレ〕を渡す
「おにいちゃんありがと~」
本来ならHPを少しづつ回復するドリンクなのだが
他に飲み物がミルクしかないのでしょうがない・・
そーいえば・・料理とかでも使う野菜や果物はNPCの店でもあまり売ってなかった様な
肉ばかりだと飽きるから他の野菜や果物が欲しいとこだが・・・
と、考えてると・・・
「おにいちゃん次の熊倒しにいこーよー」
とマリアちゃんに催促されてしまったので・・・
〔気配察知〕を活用して・・・周りの敵を探していく
今僕たちは・・・一ノ瀬さんの店からでた後、色々店を回りながら冒険者協会に行き、
二人で倒せそうなクエを探して
見つかったのが、〔東平原の熊退治:ベアー×5匹を倒せ〕というクエを受けることにした
本来なら初心者装備で受けるクエではないのだが
自分達のレベルはもう〔Lv10〕
ベアーのレベルは〔ベアー:Lv5〕
そう・・・町の周りの敵はレベル1~5が普通で
湿地帯は町から離れてるので少しレベルが高いだけみたいだ
湿地帯でレベル挙げてた自分たちがレベル上げるには・・このベアーか次のエリアに行くしかない
なので・・・まずは腕慣らしというか・・ベアー退治で様子を見ているところだ
現在ベアー、3匹ほど倒したが
マリアちゃんの攻撃が強い為・・そんな難しく感じない
(自分一人だと確実に無理)
おっと・・・次のベア反応が・・・
「まりあちゃん・・・向こうの川の側に熊さんがいるよー」
「おぉーー・・・・いたっ!!」
ベアーを見つけたマリアちゃんは目を輝かせながら突っ込んでいく
「マリアちゃんちょっと待ってーー」
ちなみに・・・ちょっと離れた所でその光景を暖かく見守ってる人たち(4~5人ほど)
がいるがほって置く
「グォーー」
「やぁ~~」
ザクッ ザクッ
自分がたどり着く前に倒される熊さん・・・・一応この平原では最強なんだけど・・
「おにぃちゃん次は?」
「ん~~っと・・・」
おっ・・・まずい・・・
急いで後ろを振り返り・・・
「すいませ~ん・・・其処の皆さん・・・後ろから、キラーベアーが近づいて来てますよ~~」
「「「「「「え?」」」」」」
あ・・六人いた
全員振り向いてみると・・そこには、普通のベアーより一回り大きい血の様に赤い毛の熊
東平原のフィールドボス〔キラーベアー〕の姿が見える
「うわー」
「でた~~~」
と・・・騒いでいたかと思うと・・
「ここであったが運の付き・・お覚悟ーー」
「素材よこせ~~~」
「ラッキーー」
とかいって・・突っ込んでいく面々・・・
皆さん強かった・・・
「わたしも混ざるーー」
と言ってマリアちゃんも向かっていってしまう・・
しょうがない・・・
「共闘、させてもらいますねー」
「どぞどぞ」
「発見者は、保護者さんなんだから気にしないで」
と、快く承知してもらった為、自分も初めてのボス退治に参加してして見る
よく見ると皆さん、結構いい装備をしてるし・・寄せ集めとは思えないくらい皆、状況に合わせて連携して戦ってる
防御力の高い立派な盾を持った人達二人が前に立ち
自分と、忍者さん(小次郎さん)が熊の動きを撹乱して隙を造り
マリアちゃんと剣士さんが隙をついて攻撃をする
そして後ろで、魔法使いさん達二人が一斉に魔法を使う
「ウィンドアロー」
「ファイアーアロー」
流石ボスだけあって、途中取り巻きを呼んだりしたが、
こっちも8人いるので・・・
「グウォーーーーーーーッ」
最後自分の牽制の一撃が当たった瞬間
キラーベアーがいつもより大きな光とともに粒子になって消えた
「「「「「「おつかれさま~~~」」」」」」
「やった~~」
「皆さんありがとーございました」
と、礼を言いながら・・・皆さんにポーション、MPポーションを渡してあげる
「こちらこそ助かりました」
「やっぱ、気配察知いいな~~」
「キラーベアー初めて倒した」
「天使ちゃん、可愛いだけじゃなくて強かった」
「保護者さんもサポートが絶妙」
「素材何がでた?」
など・・・皆さすがゲーマーだ
すぐに素材や敵の動きなどみんなの連携について話し始める
よく見ると・・・ボスの取り巻きを倒した為、クエストがクリアーしてたので
皆さんと別れ、ついでなので・・・東の第二エリアに足を延ばして見よう・・
「あ・・・・」
「先に進むんだ・・」
「ニワトリガ・・・ガクガクブルブル」
後ろの様子がおかしい・・
「天使ちゃん達・・・雪崩に注意してね・・・」
????
何で雪崩なんだろ?
にわとり?
確か・・この奥の第二エリアはなだらかな丘だったはず・・
ちょっと心配だけど・・行って見ないとわからない・・
勇気を出して川にかかってる橋を超えて先に進むと・・・
うん・・・穏やかの丘の風景が広がってる・・
ここの何処で雪崩が起こるんだろ?
そーやって、歩きながら周りを見渡すと・・・
地面に〔発見〕の反応がある
何かと思ったら・・草むらの影に卵?
川の向こうから
「早くしまって・・・その卵早くアイテム欄にしまって」
「早く早く・・」
という声が聞こえたので・・すぐに仕舞った・・
しかし・・
「たまごさんだ~~~」
マリアちゃんが卵を拾って・・・暫く持ってると・・・
ピシピシピシ
マリアちゃんの持ってる卵から・・・ひびが入る音が・・・
後ろから・・
「あーーー」
「はやくしまってーー」
マリアちゃんが持ってる卵が割れ・・中から可愛らしいひよこが生まれる・・・
〔ヒヨッコーLv1〕
「ひよこさんだ~~」
川の向こうにいる皆さんが何故か恐怖の表情を浮かべている・・・
・・・いやな予感がする
「マリアちゃん、早くその子置いて・・戻ろう・・」
と、言いかけたとたん・・
いきなりひよこが高らかに鳴き出した・・・・
「ぴょぴょぴょぴょぴょっ~~~~~」
そーすると・・・丘の向こうから・・
ズドドドドッ~~
「「「「「「「「「コケッコォ~~~」」」」」」」」」」
気配察知でも数がわからないくらい・・
丘を埋め尽くすくらいの赤と白の雪崩・・・
あれは・・・〔コケッコー:Lv8〕
ひよこの親みたいだ・・・
しかも・・・視界を埋め尽くすくらいの物凄い量・・
これが雪崩か・・
「うわ~~ニワトリさんの雪崩だ~~」
と喜びながら・・・
「そんなこと言ってないで・・まりあちゃん、橋まで走るよ」
「わかった~~」
とひよこに突かれながらも橋まで走る
・・・まだ持ってたのか・・
何とか橋までたどり着きそうな時
まりあちぉんが片手でひよこを持ちながら・・・鎌を構え
「〔オーバースロー〕」
マリアちゃんの鎌の〔アーツ(攻撃武器スキル)〕の一つ
一メートル以上ある大鎌を回転させながら・・投げた!!
回転した鎌はそのまま、雪崩を引き裂きながら・・
10メートル先で止まり・・そのまま回転しながらまっすぐ戻ってくる・・・
埋まりかけてた雪崩の道も引き裂いてる・・
その隙を何とか橋を渡りきったが・・
「ピヨピヨピヨ」
「まりあちゃん、その子モンスターだから・・・早く放してあげようよ・・」
まだ持ってたヒヨコに目を向けながら、そー言うと
「そーなの?」
と言って放して上げると
ひよこ(ヒヨッコー)はパタパタ歩きながら橋の向こうに逃げていく
それに伴い・・橋の向こうの雪崩達も引いて行く
「何とか助かった・・・」
「皆さん忠告ありがとーございます」
と・・集まってきた皆さんにお礼を言う
「アレで助かるか・・さすが天使ちゃん達だ」
「あれ、初見殺しで有名だから気をつけてね」
「アレで殺されると・・ほんとトラウマになる」
誰もが通る道のようだ・・・^^;
「あれさえ引っかからなかったら・・・卵はとり放題だし、敵も一匹一匹は弱いから狩りやすいよ」
「ただ・・卵には注意してね・・・油断して、足で踏みつけてもたまにひよこが産まれ・・雪崩が起きるから・・」
「気をつけます」
「雪崩すごかった~~~、もう一回やろうよ~~~」
かんべんして・・・




