三章 なんで最初にあった少女ってめんどくさい設定抱え込んでるんだろうね
けっこう書いてて楽しい作品になってるからこっちも頑張ろう。
みなさんどうボォファー!
「てめぇはいつまでこの世界にいる気だコラァー!!」
痛いですよ主人公だからってさすがに蹴りいれることはないでしょう、しかもまだ挨拶もしてないのに
「知らねェーよお前はたまたま最初ナレーションで出てきただけだろうがァ!」
エミィちゃんには優しいのに私にはこんなに厳しいだなんて怖いです
「これ以上本編に食い込んでくるんじゃねぇよお前は最初の五、六行しか出てないだろうがもう本編行くぞ!」
は~い、それではどうぞ
【三章 なんで最初にあった少女ってめんどくさい設定抱え込んでるんだろうね】
この村は全員が猫のような耳や尻尾があり小さなナイフを装備していることがわかっている。この世界の地上にいる二つの族種のうちの片方である部族と呼ばれ体術や武術に優れてると聞いていて生まれつき体がかなり頑丈にできているらしい。にしても美男美女ぞろいでありあっちの世界じゃ珍しいとも思えるくらいの顔立ちをしている。
そしていま僕はその美男美女のなれの果ての目の前にいる。
「貴様の真名を読み取る、心を落ち着けて邪念を祓え」
「は、はい...」
この人は村の村長らしく真名を読み取るという聞いただけじゃ全くわけのわからないことをして名前を忘れた僕に名前を付けてくれるらしい。
「ふむ、いい真名をもっている、ここから名をつけるのは少し時間がかかる、少しエミィと村を回ってきてもいい、あとこの金で旅の準備をしておけ」
「え? 旅ってどういうことですか?」
「お前をこの村にすませることが出来んのじゃ、この村には部族としての血縁をもつ者しか生きてはいけないのがしきたりでな」
「そうですか、それはしょうがないですね。でも名前をもらえたり準備を整えさせてくれるだけありがたいです」
「すまんの、では名を考える間村でエミィといてくれ、できたら使いをよこそう」
「わかりました、では失礼します」
「あ、終わった?」
「まだ名前は貰ってないけど待ってる間に旅の準備をしておけってさ、すごく親切な村だね」
「え、お兄さん村にいられないの?」
「そうらしいよ、でも一人でも頑張れば生きていけるからさ」
「ふーん...」
エミィの顔が少しさみしそうだった様な気がしたけど見なかったことにしよう。心残りは作らない方が今後上手くやっていけると思うし。
「じゃあ準備ならまず武器だね、私がおすすめのナイフとか教えてあげるよ、あと森でとれる食料とかもね」
「ありがとう、それじゃいこうか」
これから村長の使いが来るまでの小一時間ほど二人で村を歩き回って武器屋を回ったりして大型のナイフや小型のナイフを買ってって...
「ってなんでここはナイフしかねェーんだよ!!」
「うわぁびっくりした! ナイフしかないわけじゃないよ私たちの部族は接近戦と体術を重視している方だからで」
「ごめんいいんだ、なんか今回いつもと流れが違うなと思ってつい」
「へ? 流れって?」
「いやいいんだなにも考えなくて」
「お兄さん変な人、ふふ」
やっぱりこの子かわいいな、いままでけっこう気づいてなかったけど落ち着いてみてみたらこの村の中でも顔立ちがよりいい方だし綺麗な白髪で日に当たると輝くようで幻想的な純白の宝石みたいだ。
「あ、いたいたそこの人、名が決まったから村長の家に来てくださーい!」
「あ、はいありがとうございます、すぐ行きますので!」
「よかったね名前が決まって」
「うん、それもエミィのおかげだよ、ありがとう」
それじゃあ村長の家にいくかな、名前が決まればもしほかの村に行きついたときに便利だし自分で決めるにも上手く決まらなそうだったからな。
「失礼します、私です」
「おお来たか、ではぬしの名を伝える前に真名を教えておこう。エミィ、外に出てなさい」
「はーい」
エミィが扉を開けて外に出る。これでこの家には僕と村長しかいない、真名を教えるということはこの世界では本当に大切なことだということがわかる。
「ではぬしの真名を教えておこう、ぬしの真名は――――」
「そう...ですか、意味はよくわかりませんがこの世界で暮らす間一生大事にします」
「では名じゃな、これはかなり考えたんじゃ...これからこの世界でのぬしの名は...」
「(ゴクッ)...」
「ヘルトス、この名はぬしの真名を具現化するためにつけた名じゃ、これから一人での長い旅になるじゃろうが頑張るがいい」
「じゃあさ!」
急に後ろから大きな声が聞こえた。このかわいい声は――
「エミィ、急にどうしたの?」
「じゃあさ、私が一緒に旅してあげるよ! まだお兄さんには教えてないこともいっぱいあるしさ」
「なにを言っておるエミィ、ぬしは村の神子じゃろうが」
「そんなの関係ないよ、私が行きたいから行くの!」
「神子ってどういうことですか?」
「エミィの毛が白いのはわかるじゃろう」
「そりゃすごく綺麗ですからね」
「この村にはその白い毛をもった子が白い毛の者が死ぬ度に生まれる、その子は神子と呼ばれ部族の中で守りの象徴とされ基本的に村から出ることはないのじゃ」
「だからそんなの関係ないって!」
「関係ないこと無いじゃろう、エミィが村を出れば村の存在意義がなくなる」
「別に私じゃなくてもいいじゃない」
「今までずっと村のしきたりを守ってきたのじゃ、わしの先代、先々代もエミィの先代、先々代も村から出ずその義務を真っ当したのじゃぞ」
「いいじゃない私は自分のやりたいことをするの!」
「エミィ、僕は大丈夫だよ。僕は一人で旅ができるから」
「ダメだよ絶対に死ぬもん、この森で何もわからず旅をしたらお兄さんは絶対に死ぬんだもん!」
「おいィィィ! それは言い過ぎだろー僕頑張ってるよ、君に会う前も必死で逃げてたよ!!」
「ほら聞いたでしょ、お兄さんは逃げる事しかできないの! 私たちみたいな部族とは全く違うんだから!」
「た、確かにそうだが...」
「すいません、それで納得されると自信なくします」
「さすがにこんな真名を持つ者を...」
村長が小さな声でなにかを言っている。真名の話だろうか?
「ふぐぐ...しょうがないのう、だがエミィ、ぬしはこれからは守られるのではなく守る側になるのじゃぞ、それも自覚したうえでの旅になるが」
「大丈夫、私だってみんなより外に出てるんだから!」
「僕が頼りないからエミィが来るということでいいんですか...?」
なんでだろう、僕が危ないと分かった瞬間エミィがついてくることが決定している。つまり僕が頼りないからくるのか? それとも僕がすごくいい真名をもってるからそれを守るために来てくれるのか? くそー後者の方がいい感じするけどけっきょく僕が一人じゃ生きていけないってことを言っている、つまりこのかわいい猫耳少女より僕の方がまったく頼りないってことが真実になってものすごく悲しい...
「じゃあお兄さん、私と一緒に旅しようね!」
「うん、あと名前はヘルトスになったから...」
「じゃあヘル兄だね、家族がいないから本当のお兄さんみたいだから」
この子家族がいないのか...でも今の僕ならまったく憶えてないしその気持ちがわかうかもしれない。どんなお母さんだったんだろう? お父さんはズラでもかぶってたかなぁ、ははっそんなことないかそんなマンガみたいなお父さん。
「じゃあこれから僕たちは家族になろうよ」
「えっ!? まって私まだ結婚できる年じゃなくて...」
「いやそうじゃないよ! いきなり飛び過ぎだから僕が言ってるのは夫婦じゃなくて兄妹だから!」
「あ、そうだったんだ。びっくりしたー、てっきり流れに任せたプロポーズかと」
「さすがに僕もこんな小さな子に結婚申し込んだりしないよ」
「そうだよね、じゃあ私も旅の準備してくるからちょっと待っててね」
「うん!」
はい、今回でやっと僕の名前が決まったね
うんうん、あとこの名前と真名は後々すごく大事になってくるから大事にねヘル兄
本当に名前決まってよかった、すごく嬉しい!
ほらほら泣かないの、これからもっといろんな人たちと会うんだよ
そうだね、とりあえず次回はちょっと旅してからの新キャラ登場の方を考えているので
次回もお楽しみに―!
次回の新キャラもっと考えとかないとー! 次回もお楽しみに―




