二章 天然少女は大体の確率でボケ倒すから気をつけろ
時々書いてても意外と早めに書けるもんですね。
どうもどうも天の声です。今回も話していきますよ~
「いやしゃべるなよナレーション! お前はいらないって言ってんだろ!」
そんな悲しいこと言わないで下さいよ、私ここしか出番ないんですから
「しらねーよそんなこと! これは僕のストーリーなんだよ作者もなんでこんなやつ出したの!?」
それは知りませんけど私もこの物語に一応組み込まれてるんですからね
「かなり孤独にな...」
もうっ泣いちゃうぞー! それではいじめられたので本編へどうぞ
【二章 天然少女は大体の確率でボケ倒すから気をつけろ】
「どうお兄さん、これ美味しいでしょ」
「そうだね、やっとまともな食事が出来たよ」
「まともってどんな食べ物食べてたの?」
白い耳を動かしながら聞いてくる、こんな二次元にしかいないような猫耳美少女に出会えるなんてこれはこれで幸せかもしれない。
「これだよ、ここの世界にはあるかわからないけど」
「薄い芋に塩をふりかけたみたいな...ちょっと食べてみていい?」
「いいよ、口に合うかわからないけど」
「いただきまーす!」
一枚とってパリッと食べる、すると急に目が輝きだして
「おいしいー! あっちの世界ってのはこんな食べ物があるんだ! しかも量産されてるなんて、すごいね!」
こんな量産できる薄切りに揚げた芋をそこまで賞賛できるなんて、この子はある意味すごいなー
「君の夕飯台無しにしちゃった代わりにこれ全部あげるよ、それでいい?」
「全然いいよー! 私これでずっと生きていけそう」
「いや無理だろっ!」
「そうかなー?」
天然だ...この子は確実に天然だ。バリバリとポテチを食べながら笑顔でこっちを向く。まあ見る分にはかわいいからいいかな
「・・・お手?」
「いや逆だろこの猫耳少女がァー! なんで僕? なんで僕なの、完全に獣はそっちだろォー!」
「なんか欲しそうだったからつい...」
「それはもともと僕のだよ」
「そういえばそうだったねーお兄さん」
ん? そういえば大事なことを忘れてた。
「君、名前はなんていうの?」
「私の名前? エミィだよー、お兄さんは?」
「それが僕名前を憶えてないんだ、ここに来たとき忘れちゃったみたいで」
「それは困ったね、どうしよう...そうだ!」
エミィの頭の上に電球が出るんじゃないかと思うほどにひらめいた。
「私が住んでる村にきなよ! 生活も安定するし村長に言って名前を付けてもらえば?」
ふむ、名前が無いと困るし生活が安定するのなら行かないという手はないからここは誘いに甘えておこうかな、一人でいてもあんなのがいっぱいいるんだろうし...
「じゃあお言葉に甘えさせてもらうよ」
「じゃあついてきてくださーい」
言われるがままについていく、森を抜けて草原に出たら次は川を飛び越えてさらにその先へ、多分二時間くらいは歩いたんじゃないだろうか、そのくらいの道のりを歩き切った先に大きな村があった。
「わーすごいな、こんなに広いだなんて」
「私たちスルザ族はこの辺の山を占める部族なんだよ、この村もその一部でしかないんだから」
エミィが無い胸を精一杯張って自慢げに言う。まあ確かにさっき見た限りこんな子供でもあれだけ戦えるのだから強いというのは確かなんだろう、それにしても
「よく迷わなかったな...」
正直この子の案内なら森で迷ってどうしよう的な展開が来ると思っていたけど予想が外れたようでしっかり村に着いてしまった。
「なに今の発言! 私が迷うってこと前提でついてきてたの? ひどいよお兄さん!」
「ごめんごめん、エミィは天然っぽいからちょっと期待してた」
「もう私だって部族の一員なんだから場所くらい――」
「あらエミィ、なんでここにいるの?」
「ソフィア姉さん、ちょっとこのお兄さんが迷ってて」
「人間の方? 珍しいわね、私たちはスルザ族です、特徴は見ての通り半人半獣の体。部族なので魔法などは使えませんが力はあります」
「あ、はい...」
すごくきれいな人だ、こんな人もいるなんて美男美女の部族なんだなぁー
「それにしてエミィ、あなたの村は隣よ、なんでこっちに来ちゃったの?」
「けっきょく迷ってんじゃなぇかァー!」
隣って、すごく惜しいよてかこういうところが天然なんだよもう少し頑張ってくれよ!
「わぁーまた間違えちゃった」
またって何回も間違えてるのか...
「ほら送ってあげるから行きましょう」
「すいません、僕が迷ってたばっかりに」
「いいのよ、この子がこっちにくる理由は八割方が間違ってだから、慣れてるわ」
慣れちゃダメだろ、てか慣れるほど間違えてんのこの子、ちょっとは学習しろよ!
「いつもありがとう!」
「いいのよ、でも少しは数を減らしてね」
そんな感じで本当の目的地である隣の村へ送ってっ貰った。
「あらソフィアじゃない、またエミィが間違えたの?」
「いいんですよ、私もこの子と会えてうれしいですから」
優しい、すごく優しいよこの人。でもエミィ反省の色見えないよ、後ろでポテチ食ってるよー。
「あ、村長いますか?」
「村長ならいつものところにいるわよ、もう間違えないでね」
「うん、お兄さんついてきて」
「あら、その人は誰?」
「迷い込んできた人間の人で名前がわからないんだって、村長につけてもらおうと思って」
「そうなの、それじゃ間違えないようにね」
けっこうあっさり受け付けられるけどいいのかな。
「じゃあ行こう」
「間違えないでくれよ」
「大丈夫だよ、何度も言ってる場所だから」
自信満々で何度も言ってるのなら迷うことはないだろう、ちなみにこのセリフはフラグでもなんでもないのでこのあと普通に村長がいるちょっと大きな家につきました。
「村長ー」
「おや、エミィじゃないか、何かあったのか?」
「この人に名前を付けてほしいの、人間でこの世界に迷い込んだらしくて」
「そうか、ならばその人間をこっちにみせい、真名を見てそれにちなんだ名をつけよう」
「村長は部族でも珍しい祈祷師なんだ、お兄さんの真名から名前を考えてくれるからそっちいって」
「う、うん...」
よくわからないことが多いけど名前は付けてくれるみたいだ。ちゃんとした名前になるのか少し心配だけど。
「ではまず心を読み真名を見る...少しじっとしていろ」
「あの、真名ってなんですか?」
「それもしらんのか、真名とはその生命につけられた神の名じゃ、それを読み解き近い名をつけることで力を行使する能力が高まる、だが真名は誰にも教えてはいけない、知られれば自分の真名を悪用されて自分が酷い目をみるぞ」
ようするにパスワードみたいなものってことか、自分でもわからないのに誰かに知られることなんてないと思うけど。
「いや、それだと村長さんは僕の真名を知ることになるんじゃ?」
「わしら祈祷師は真名の悪用をしないことを神に誓っておる、規範を破ったものは天罰が下り死に至る」
なんども思うが...ここはなんて世界だ。
え、ここで終わりかよ! 僕二章でも名前無いの!?
次回絶対つくからいいでしょ? 我慢してよ、あと余談だけど最初の予定では名前あったんだって、でも作者が無い方が後付けで考えられるからいいらいいってことで無くなったんだってさ
作者コノヤローそっちの都合でこっちが迷惑知ってんだよ早くしろよ不便なんだよー!
落ち着いてよお兄さん、次回ちゃんとつくっていってるんだから
絶対つけろよ! 意地でもつけろよおい!
じゃあ次回を期待してー
読んでくれてありがとうございました!
今回で猫耳少女の名前があきらかに、え? 主人公? 知りませんねぇ(笑)




