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迷子になっても勘を使えば十中八九目的地にたどり着ける

 なんですかまた新キャラですか?

「なにか不満でもあるのか? ストーリー進めるうえでよくあることだろ」

 どうせまた前回と同じで使い捨てなんでしょ、かわいいお姉さんキャラもほんの数回で消えていくんですよ

「そんな言い方するなよ、それに使い捨てでも大事なキャラなんだから」

 そんなこと言ったってこれといって大事な役割があるわけでもないし終わったら何事もなかったようにみんなの記憶から消えるようなキャラを大量生産してもめんどくさいですし、あとこれ続けるとパターン化してつまらなくなっちゃうってことも

「本音は?」

 お姉さんキャラ私とかぶってるんですよォォォォォォオ!

「やっぱりそうか、まあいいでしょそのくらい僕たちには僕たちの世界があるんだから」

 むー

「ふてくされてないでさっさと進めてください」

 私だって本当は割り込んででも出たいと思ってる本編へどーぞ♪


【迷子になっても勘を使えば十中八九目的地にたどり着ける】

「きゃああ助けてくださーい!」

「うわっ! ちょっとなにしてるんですか!? レキ頼む!」

「炎塊の章・第一項」

「ブルアァァァァァア!」

 今の状況を簡単に説明すると、食糧確保のために獣狩りをしていた時に巨大なゴリラみたいなのが襲ってきた感じの状況になっている。いまはレキが魔法で倒してくれたが、やっぱり僕の炎塊の章とは火力が違うな。

「なんで急にこんなやつが出てきたんだ?」

「わからない、さっきまではまったくいなかったのに」

 そうだ、さっきまでは小さな獣どころか虫ですらあまり見ないくらいなにもいなかったのにエリカさんと会ってから妙に獣に多く遭遇する。しかもエミィに聞けば危険度がBレート以上の奴らばかりだそうだ。

「あ、あの~」

 エリカさんが申し訳なさそうな感じの顔をしている。なにかあったのだろうか?

「さっきから獣に会うのは私のせいなんです」

「「「え?」」」

 三人の声が同時に出る。エリカさんのせいで獣に遭遇するなんてそんなことがあるのか? 別に獣が好きそうな匂いがするわけでもないしたまたま獣の巣が多いところに迷い込んだだけだと思うけど。

「私は樹海の村の神子で強力な獣を惹きつける特異体質なんです」

「神子? 部族の神子ってエミィも同じじゃなかったか?」

「え!? 部族の神子は生まれの村から出てはいけない決まりなのになんでいるんですか? 抜け出しても村長がすぐに気づいて村の人たちが追ってくるのに」

「私はね、村長に許可もらったからいいの。村にいるよりヘル兄と一緒の方が楽しいし」

「そうなんですか・・・・・・」

 なんか羨ましそうだな、やっぱりエリカさんも村の外に出たいんだろうな。

「それより特異体質ってなんですか?」

「はい、各村の部族には神子がいまして、それぞれさまざまな特異体質を持っているんです。樹海、私の村の神子は獣を惹きつける体質で、他に知っているのは海の村と谷の村ですね。海は水を寄せ付けない体質で訓練を摘めば自由に操れるそうです。谷は周りの霧が濃くなる体質でこちらも訓練によっては霧を自由に操れます。私は全然で勝手に獣が寄ってきちゃんですけどね」

 はははと笑っていたけど苦笑いにしか見えない。

「ていうかエミィは特異体質のこと知ってたのか?」

「・・・・・・」

「無言で目を逸らすな、答えないさい!」

「全然知らなかった」

「やっぱりな、でももしかしたらあの時の黒い毛もそれが関係あるかもしれないな」

「私の村に行けば部族の文書があるかもしれません、そしたらわかるかもです」

「じゃあ早くいかないとな」

「はい!」

 部族にもそんな変わった何かがあるんだな、それにしても早く村を見つけないと戦い続けるのも限界があるし。

「あ」

 レキがふと声を漏らした。何か見つけたのか?

「どうした?」

「あれ、村か何かじゃない?」

 レキが指さした先には木でできた少し小さな門があった。

「あ! あの門です、私の村です!」

「よっかた、やっと見つかった」

 ふぅ、と一息ついて門の方へ歩いていく。これでやっと宿をとって寝れるしまともな食事ができる、とりあえず宿探しからしないとな。


「みなさーん、帰りましたよー!」

「どこいってたんだバカヤロウ! 心配したんだぞ!」

「ごめんないさーい」

「ん? その後ろの奴らは?」

 帰ってそうそうエリカさんを怒鳴った人が僕たちを見て言ってくる。

「この人たちが私を助けてくれたんです。そのお礼に宿と食事を用意していただけないでしょうか?」

「おお、お前らがこの村の神子を、よしじゃあとびっきりの食いもんを用意しねえとな! ありがとよ兄ちゃん」

「どうも、こちらこそ出会わなければ村が見つからず困っていたものでちょうどよかったです」

「おーい今夜は宴会だ! みんな準備しとけよー!」

「宴会だー!? どこにそんなことする意味が? おお神子さんが帰ってるじゃねえか! これは騒がねえといけねえ!」

「宴会だー!」

 それから村はエリカさんをつれて行って僕たちを宿まで案内してくれた。宴会まで時間があるからと村も回ってみたりしてエミィやレキもほかの村の文化に触れて楽しそうにしていた。


 

 次の話は宴会からだね

 そういえばこの世界って酒とかあるのか?

 あるよ、あっちの世界とはちょっとちがうかもしれないけど

 へえー、てか俺は飲んでも大丈夫なのか?

 あっちの世界のお酒とは違うし異世界じゃ法律ってのもないしいいんじゃない?

 あーそっか、酒って感じだけど酒ではないからな

 じゃあ次回は宴会から

 おy楽しみにー♪

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