そろそろラストが近づいてるけどやることは何も変わらない
前回は完全にネタバレ回でしたね
「そんなこと言うなよ、前枠後枠のところは何時も書くことが無いんだから」
にしては毎回書けてますよね
「後枠は書いたことの感想だけ言っておけばどうにかなるし、問題は前枠のここなんだよ」
ぶっちゃけただ私と主人公の雑談ですからね
「そうそう、だんだんパターン化してるから少し変化球も欲しいんだけど」
やっぱりカーブですかね? フォークはちょっとないと思うんですけど
「そうだね、でもゆっくり曲げていくより急な路線変更、たとえるならスライダーってとこが一番いいかな」
でも今回そんなことは?
「まったく考えてない」
つまり次の会話で?
「本編へ行くことになる」
OKです、それでは本編へどーぞ♪
【そろそろラストが近づいてるけどやることは何も変わらない】
僕たち三人はいろんな果実があって全く敵のいない平和な平原を超えて新しい村を目指していた。二人の話によるとここから先はレキもエミィも行ったことが無くそのうえ知識的なものも何ももってないらしい、つまり僕たちからしたらまったくの未開の地。何があるかも、誰が住んでいるかもわからない地でどんな村があるのか、未開の恐怖と発見の楽しみが不思議と僕の気分を高揚とさせた。
「まったく知識のない場所に足を踏み入れるのはわくわくするね」
「僕もそんな感じがするけど、半分怖いかな・・・・・・」
「警戒心は解けない、この辺には人はいないようだけど」
三人ともそんな感じで初めて踏み入る場所にはそれなりに考えてることがあるみたいだ。
「大体の村の場所とかは予想できる?」
「煙とかの生活からでる何かを見つけるか、適当に歩いて人を探すかの二択」
「わからないってことでいいんだね」
さすがにレキもそこまではわからないようだ。さっき人はこの辺にいないって言ってたからもうちょっと歩かないといけないかな。人の気配か・・・・・・僕は殺気とかだけはどうにかわかるようになったもののただ立ったり生活してるだけの人の気配なんて全く分からないからな、これは修業より場数が必要っぽい。今のところ本気で戦ったのは一回、それもほとんど記憶がないなんて笑えるもんだ。
「もっと進まないとだめかも、なんにもない」
「森が続いてるだけなんだもんな」
「この辺じゃ家とか小屋もなさそうだね」
「うーんいつもなら明確に場所がわかってるのにまったくわからないとここまで見つからないものなのか」
まず視界に入るだけの数百メートル内にはまったく何もない。人影が無ければ小屋もなく、獣すら見かけないくらいだ。もうこの辺に村を期待するのはやめようかと思っていた矢先
「・・・・・・」
なんか倒れてた。
「すいません助けて頂いて、ちょっと道に迷って食糧が尽きたんです」
倒れていたのは見た目高校生くらいの女性でこっちでの寿命や年齢と見た目の比例はわからないがエミィやレキを見てる限りこの人も若い方だと思う。
「いえ礼を言われるようなことはしてません」
「お姉さんは部族だね、私と一緒だ」
「私の名前はエリカ、その子が言った通り部族です。生まれは樹海」
「エミィだよ、さっき言った通り部族だよ。生まれは草原」
「レキ、魔族。生まれは霧の谷」
みんなが自然な流れで自己紹介をしている。名前と種族、あとは生まれた場所を言うのがセオリーなのかな?
「ヘルトスです、人間で生まれはこの世界じゃないんですけど」
「人間!? じゃああなたが噂の迷い込みですか?」
「『迷い込み』?」
「はい、稀にこの世界に迷い込む人間のことを迷い込みって呼ぶんです」
へえ、ってことは僕以外にも昔にここに迷い込んだ人間がいるんだ。まだここにいるのかな?
「ねえ、僕の前にこの世界に来た人って今何してるの?」
「え? 前に来た人ですか、えっと・・・・・・」
なにかを思い出すような動作だけどよく見たら言うかどうか悩んでいるみたいに見える。なにか言い出しづらいことがあったのだろうか?
「えっと、前の人は・・・・・・」
前の人は・・・・・・?
「死んじゃいました」
本当に言い出しづらいじゃないか・・・・・・
「すっごい命の危険を感じてるんだけど、なにか希望をくれないかな?」
「えっと、どこにいるかわかりませんけど前の前の前くらいの迷い込みは生きてますよ!」
絶望していた僕に彼女はオロオロしながらも僕に一つの希望を与えてくれた。
「そういえば一人いなくなったら一人くるとかそんなシステムじゃないんですか? ランダムに来るとか?」
「えーと、確か三十から五十年周期くらいで迷い込みが来ると思いますよ」
そんなに間が空くのか、でもそれを知ってるってことはこの人
「エリカさんは今おいくつで?」
「え、ちょっとそれは言えませんね。それより私の町まで行きましょう、食糧とかあるし宿屋もあるんで休めますよ!」
盛大に誤魔化された。まあそんなことはどうでもいいんだ、エリカさんの町に行って休憩をとろう。二人も疲れてるだろうし人に会えたのは幸運だ。
「あ!」
「どうしたんですか?」
「私いま迷子じゃん!」
「それを考えてなかったァァァァァア!」
と、いうわけで。ヘルトス、エミィ、レキ、エリカの四人グループでエリカの町への冒険が始まりました。正直もう辛いです、せっかく人に会ったのにその人迷子であとやっぱりこの世界の人間は致死率が高いことが明らかになったという絶望感があります。
「正確な場所はわからないんですか?」
「たぶんあっちだと思いますけど」
「さすがに迷子の人の勘は頼りにできないな、レキに聞いてみるか」
「おーい声に出てるぞー」
「レキ、人の気配とかはまだしないか?」
すると無言で今進んでいる方向から六十度くらい右にずれた場所を指さした。あっちの方向に町があるのだろうか? まずなんで話してくれないんだ。
「よし、とりあえず方向はわかったからそっちに進もう。幸いここも獣が少ないし安全だろう」
「町に行ったら何か面白いものはある?」
「私の町は特産品があるんだけどそれがおいしいの、帰ったら食べさせてあげるね!」
「わーい!」
後ろではエリカとエミィが仲良く会話している。特産品か、興味でるなー。
「レキはなにか食べたいものあるか?」
「僕は特に」
なんか元気ないな、いつもよりそっけないというかなんというか、そうだ!
「そういえば僕はこの世界の食べ物ってあまり食べてないし、町に行ったらいろんなもの食べるか、レキも好きなもの食べたらいい。一緒に行こうな」
「・・・・・・(コクッ」
無言でうなずく、でも無表情だけど楽しみそうな雰囲気が出てる。さて、奮発しないとな!
新キャラ登場かー、楽しくなりそうだね
でも村とか町行くたびに事件がある
そうでもしないとネタが出ないからな
今回くらい観光とかさせてくれたらいいのに、事件はその後で
そうだね、僕もそれがいいと思う
そうなるように祈っておこうじゃないか、できれば事件も起こりませんようにって
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
えー三人とも祈祷状態になっちゃったので例外としてナレーションの私が締めさせてもらいます。それでは次回もお楽しみに~♪




