EP1 決別の時
はじめまして、KSKと申します。
これは初めて書いた処女作なので、つたないところもあるとは思いますが温かく見守ってください。
剣と魔法の世界「ウェスポニア」に魔王が現れた。
その魔王は世界の破壊を宣言し、様々なモンスターなどを使役して人々の生活を脅かし始めたのである。
この世界には3つの大国が存在するが、どの国も被害は最小限で魔王討伐をして勢力を拡大することばかり気にし、派兵できない。
このまま大国のにらみ合いのせいで派兵もままならず魔王に世界を破壊されるだけかと思われていたが、魔王出現から半年後、勇者一行に魔王はあっさりと討伐されたのだ。
【EP1 決別の時】
そして舞台は3つの大国の1つ、騎士の国「シェーリーダン」の王城の謁見の間。
王と主宰、護衛の騎士たちの姿はもちろんのこと、そこにはこの国の出身である勇者一行たちが招かれている。
並んでいるのは4人の男女。
彼らに対し、王は言葉を発する。
「勇者、ブレン・ネゲブ。お主の活躍で世界は救われた。お主が我が国シェーリーダン出身ということは、とても喜ばしい!」
「ありがとうございます」
そう無難に返答したのは一番右にいるの少年、長めの金髪を後ろで乱雑に結び緊張しているのか表情が硬い。そして何より異質なのは7本の刀剣を身に着けている姿だろう。
彼がブレン・ネゲブ、その昔に世界を救ったという勇者の末裔である。
「戦士、ヒューズ・ブロング。お主の遠方での活躍は元から耳に入っていたが、この度の討伐に力を貸してくれたこと、とても助かった。大いに礼を言う」
「はあ、どうも……」
ブレンの隣には背丈が高く短い銀髪の青年、ブレンとは違い緊張感のないぼーっとした表情をしていた。
だが、そんな彼の背には身の丈ほどもある大剣が背負われており、その剣の存在感は半端ではない。
彼が戦士のヒューズ・ブロング、元々はこの国の武器屋の息子で冒険者にあこがれて旅をしていたが、この度の魔王討伐に参加した。
「主宰の子、フィアナローザ・スパス・サイガ。彼からお主の才能は聞かされていたが、まさかこの討伐に参加するとは思ってもいなかった。お主の多彩な能力は勇者たちを何度も救ったそうだな」
「王様、ありがとうございます。もっともお父様は明らかに気に入らない表情をしていますがね」
そんな返答をしてくるヒューズの隣にいる亜麻色の髪をポニーテールした活発そうな女性、両腕には不釣り合いな大振りの籠手を装着している。彼女がフィアナローザ・スパス・サイガ(通称フィアナ)、この国の騎士の家系であり、主宰の娘であり、万能の天才として国中で知らない者はいない有名人でもある。
ちなみにフィアナが呼ばれた時に主宰は明らかに不機嫌になっており、その表情を見たフィアナも同じように不機嫌に変わった。彼女らは絶賛親子げんか中なのである。
「そして……」
王様の目線が一番左の少女に向けられる。さらに他の者たちも一斉に視線を向けたものだから、謁見の間の緊張感は増してしまった。
黒い髪のボブで、黒いローブを着ていて見にくいがこの場にいる他の者たちより肌はやや黄色く、そして瞳も黒かった。
「報告によると、タマキ・ハナなる者よ、お主は転移者で間違いないのだな?」
「は、はい……。そうらしいです……」
最後に呼ばれた少女、彼女はタマキ(環)・ハナ(花)という名前で、こことは違う世界、地球という世界の日本という国から来たとのことである。他の3人とは違って態度がおどおどしており、気弱な性格だというのがバレバレだ。
魔王の根城に幽閉されていた所を勇者一行が発見し、連れて帰ってきたのだ。
王はハナの返答を聞き、一息つく。
「さて、我が国出身の勇者一行が見つけたということは、この転移者の所有権は我が国……」
「そのことですが王様!」
王の言葉を遮るように発言するフィアナ。
思わぬ発言に言葉が詰まる王を気にせず、彼女は続けた。
「今回の件、ハナちゃんを自由にさせてもらうわけにはいきませんか?」
その発言に場が静まり返る。
フィアナの言葉にブレンはため息をつき、ヒューズはわずかに笑みを浮かべ、当事者のハナは話がまったくわからずおどおどの具合がますます強まった。
王が返事をするのかと思いきや、ここで言葉を発したのは主宰の方だ。
「何を言っている、フィアナ。転移者はその危険な能力から見つけた国が管理するのが世界条例。世界に反発する可能性をゼロにしなければならないんだぞ」
主宰の眼光は鋭く、さすが騎士の国で統括騎士団長をしていただけのことはある。
そして彼は続けた。
「そして、わが国は転移者を1人も抱えていない。しかしこのタマキ・ハナは世界を滅ぼすまでの力を有しているそうではないか。これを外交の手札に使えば我が国の利益は計り知れないんだぞ!」
「ハナちゃんを管理とか外交の手札に使うとか、自分たちの都合じゃない! ハナちゃんだって他の転移者だって1人の人間なのに、完全に物扱いしてるでしょ!」
主宰の言葉が強くなったのに合わせて、フィアナの語気も強まった。
「大体、ハナちゃんの能力は魔法を習熟しない限り無害な能力なの。報告にはそこまで書いてたのに、なんで都合のいいところばかり頭に入ってるのよ!」
かなりヒートアップしてきたフィアナだが、その逆に主宰は目を閉じて呼吸を整える。
そして、冷静な声でこう告げた。
「……捕らえよ」
それは一瞬の出来事だった。
ガキィィィン!という金属音がハナのすぐ横で発せられ、さすがにハナは驚きを隠せない。
見てみると鋸刃の剣を握っているブレンと、大剣を鞘から抜かない状態でそれを受けているヒューズの姿があった。
「やっぱりやると思ってたぜ、勇者様よ。いつから国の犬に成り下がった!」
ブレンの剣を受けつつ、ヒューズは言う。
「国の犬に成り下がったつもりはないよ。ただ、危険因子は何らかの対処が必要だと思っただけだから」
ヒューズに比べ、淡々と語るブレンも一歩も譲る気はないらしい。
「ふ、ざ、け、る、なー!!」
柄を両手で持ち、力任せに大剣を振るヒューズ。その力に押し負けたブレンは吹き飛ばされるが、さすがに着地はミスらない。
「いいぜ、何ならここで決着つけても。お前との決着はまだ終わってないからな!」
ヒューズは大剣を右手だけで構え、ブレンを睨みつける。
ヒューズの表情は先ほどの王との謁見時に比べて生き生きとしていた。それは仕方のないことだ。彼は長年、戦いに身を投じていたためにすっかりバトルジャンキーと化してしまっていたのである。
「さあ、来いよ。ブレンも他の護衛たちも、全部倒して……」
「ヒューズ、避けて! ここから逃げるわよ!」
「はあ?」
急にフィアナに話しかけられたことで彼女の方を見るヒューズ。
彼女はすでに呪文詠唱を始めており、目の前には魔法を発生させる「開口」が現れていた。
ヒューズはすぐにフィアナの元に向かい、ブレンもフィアナの思惑通りにさせまいと動こうとする。
「大海嘯波!」
その言葉とともに籠手をつけた右手の開口より現れたのは激流だった。
謁見の間を飲み込むほどの水量が襲い掛かり、ブレンも王も宰相も、そして護衛の騎士たちも流れに飲み込まれてしまう。
「ああ、私の大切な王冠がぁぁぁぁ!」
王の情けない声が聞こえてくるが、護衛の者たちは流れに逆らおうとするので精一杯だ。
「さあ、今のうちに逃げるわよ。ヒューズ、ハナちゃん」
「了解! さすがの手際で驚くよ」
「よくわかりませんが、わかりました!」
混乱する謁見の間から3人は逃げ出した。
城の廊下を走る3人。誰もまだ追いかけてこない上に、横切る騎士や護衛たちは状況を理解しておらず彼らが通り過ぎるのを不思議そうに見るだけだ。
「とりあえずはこの街から出るわよ。連絡が行き渡ってこの街の全戦力との戦いになんてなったら、こっちが負けちゃう」
「えっ、やってもいいんだけどなー」
「それが一番やっちゃいけないの、このバトルジャンキー!」
フィアナに怒鳴られるヒューズ。不満そうではあるがフィアナからの提案を飲むしかないと理解して、小さくではあるがうなずく。
「出られる城門は3か所しかないって教えてもらいましたよね。このまま逃げても、その城門を封鎖されたらどうしようもないのでは?」
ハナが疑問をぶつける。
「そこは大丈夫、あたしに任せて頂戴。西の城門だったら開けっ放しにすることはできるし、城門を出てしまえば次の町まで追手が来れないようにできるから」
フィアナは自慢げに言ってきて、ハナはフィアナを尊敬の眼差しで見ていた。
「城門なんて吹き飛ばしてしまえば問題ないのに……」
ヒューズは何をするのかわかってないので、単純な案を提案したつもりが、
「だから、大きな被害を出さないように考えてるの! こういう部分ではバトルジャンキーは黙ってなさい!」
「……はい」
案の定、フィアナに真っ向から否定された。
「とにかく、あたしはちょっと別行動とるから、2人はこのまま西の城門を目指してちょうだい」
「わかったよ、こういうのはフィアナが頼りだからな」
ヒューズはそういうと、ハナの方を見る。
「ということで、最短距離で西の城門に向かうから、ハナはしっかり捕まってて」
というと、ヒューズはハナを脇に抱えて走り出す。
今までのスピードがハナに合わせていたのだとわかるぐらい、速度が上がっている。
「ハナちゃんをお願いね、ヒューズ。こっちも必ず合流するから……」
遠くからハナの悲鳴が聞こえてくるが、そんなことを気にせずにフィアナは窓から城内を出た。
「これがバトルジャンキーの危険性なのですね、フィアナさん……」
ハナは小さくつぶやいた。
10分ほど前の西の城門前、勇者一行の祝賀の宴が至る所で行われており、この城門前広場もその会場の1つとなっていたのだが、少し前から宴の参加者は騎士たちに解散させられ、いつもは威勢のいい酔っ払いたちもさすがに分が悪いと退散していった。
隠れてその様子を見ていたヒューズが言う。
「これは完璧に情報が伝わってやがるな」
騎士たちの配置、目線、動き、そして気配から彼らは何かが来ることを警戒しているのがバレバレだ。
「だが、数的にすべての城門を警戒してるってところかなぁ」
独り言をつぶやいているヒューズの横でハナが言う。
「これで数が少ないんですか? 謁見の間の護衛の数より多いですよ」
「そりゃあ、こっちは正式な騎士団を1つぐらい派遣してるだろうからな。やつらはすべて一騎当千の強者だし」
「一騎当千って……」
比喩表現だとは思いつつも、ハナはそんな人たちに見つかったどうしようという不安しかない。
「さて、フィアナが来る前につぶしておくか……」
そう言って立ち上がるヒューズ。
「離れた場所だと危険だから、ハナも来るんだぞ!」
それだけ伝えると、ヒューズはさっさと騎士たちの前に出ていった。
ハナは彼の頭の中でどのような思考があったのか理解できず、とりあえず後ろを走っていく。
そして10分後、広場の至る所には倒れた騎士たちがいる。
その広場の中央には余裕そうな表情で大剣を鞘に入ったまま構えているヒューズと、あれよあれよという間に騎士たちを倒していくヒューズに対してどうしていいかわからず挙動不審になっているハナの姿があった。
「我々、第四騎士団がこうもあっさりと……」
「魔王を倒した英雄とは、こうも戦力差があるものなのか?」
立っている騎士たちはヒューズの強さをまざまざと見せつけられ、戦意を失いかけている。
それはそうだ。単独ではもちろん無理、複数で攻撃しても大剣の一振りで壊滅させられ、最後なんか騎士の盾を右手で折り曲げる始末。そんなのすでに人間ではないとまで思っている。
「部下たちが情けない姿をさらすと、私まで過小評価されるからな。これ以上、暴れないでもらいたい」
前に出てきたのは明らかに今までの騎士とは風格が違う男性だった。
右手に持つ剣は普通のものだが、左手に持つタワーシールドという大型の盾だが前面に波模様の装飾が施されており、今までの騎士たちの物とは違う。
「なんだ、おかしな盾を持っているなあ。しかもそれ、ミスリル製だろ、高級品かよ」
「見ただけで素材がわかるとは、さすが魔王を討伐した英雄だ」
ヒューズの言葉に対し、冷静に返答する男性。
「ここからはシェーリーダン第四騎士団が団長、セブオ・スパス・エイムヤーがお相手する」
盾を前面に出す格好で、ヒューズに構える。
「いいね、こういう奴とやりたかったんだよ!」
「あの、やめてください。城門ガラ空きなんですから、逃げましょうよぉ」
ハナがそう言っても、まったく耳に入っていない様子のヒューズ。
そして、ハナの望みは叶うことなく戦いは始まった。
ヒューズにはゼブオが他の騎士より強いのは分かりきったことだった。しかし、予想より強いことにヒューズは苦戦している。
初手でゼブオは大剣ではやりにくい近接距離まで詰めてきて、早い剣戟を加えてくる。
正直、ヒューズには捌けない程ではない。相手の剣を受けたり回避するのは苦ではないが、如何せん次々と来る攻撃にこちらからの攻撃ができないでいた。
「どうした、魔王を倒した英雄の力はその程度のものか!」
防戦一方のヒューズにそう言ってくるゼブオ。しかし、攻撃の手は緩めてはくれない。
そして、やや大振りの攻撃が来たとき、ヒューズは体に捻りを入れて回避をした。ギリギリのところで攻撃をかわし、捻った状態から回転を加えて横薙ぎの一撃にヒューズは放つ。
だが、そこまでもゼブオは読んでいた。
「もらったぞ!」
盾でその攻撃を防ぐと、少し斜めに傾ける。
「なっ!」
ヒューズは剣戟の力が盾の上方向に向かっていくのを感じた。
この盾の波状の模様は受けた攻撃を上方向に向かわせるためのもので、力が大きければ大きいほど、その効果は効いてくる。
「行くぞ、シェーリーダン式盾操術……」
「……ほっ、と」
ゼブオが何かを言い切る前に、ヒューズが仕掛けた。
上方向に流れる力に逆らわず、柄をゼブオの顎にヒットさせたのだ。
強烈な一撃が顎にヒットし、ゼブオは何も言えないまま倒れてしまう。
場が凍り付く。緊張感がますます増す。
仰向けになって倒れている自分たちの長を目の前にして、他の騎士たちの緊張は限界を突破した。
「に、逃げろー!」
ただ、1人の騎士の言葉を皮切りに、騎士たちは己の任務を放棄してこの場から逃げ出してしまう。
彼らの中にあるのは「殺される」という言葉のみ。
実際にヒューズは剣を鞘から抜いていないし誰一人として殺してはいないのだが、その圧倒的な戦闘力にそのようなことが思い浮かんだのだ。
「なんだ、これで終わりかよ……」
つまらなそうにするヒューズ。
「さっさと終わってほしかったです、生きた心地がしませんでした」
それに対して大きくため息をするハナ。
「とにかくここから出て、早くフィアナさんと合流しましょうよ」
そう提案するハナだったが、ヒューズは逃げていく騎士たちとは逆流するようにこちらに向かってくる人影を見逃してはいなかった。
「いや、今逃げたらかなりまずい。最悪、どちらの命も保証できないかもな」
こちらに向かってくる人影、勇者の最高傑作と呼ばれているブレン・ネゲブがヒューズたちの前に姿を現す。
「これはヤバい状況になったな……」
「私、ここから早く逃げましょうと何度か言いましたけどね……」
ヒューズとハナが近づいてくるブレンの姿を見て各々つぶやく。
まだ、少し距離ある。しかし、だからと言ってここから今逃亡してはいけないという緊張感がこの場を支配していた。
「やっと追いついた、ヒューズ。タマキ・ハナをこちらに返してはもらえないか?」
その言葉とは裏腹に、ブレンから放たれる殺気をヒューズはひしひしと感じている。
そう、ハナを手に入れたら容赦なくヒューズを潰す気なのだ。
「ブレン、お前は守らなきゃならない者を放棄する主義だったのか?」
それを聞いたブレンは静かに微笑み、
「ヒューズ、君と意見が合うなんて珍しいよね」
そう言って2本の剣を抜刀して彼はヒューズに向かっていった。
ブレンの一撃目、右手に持った鋸刃の剣による普通の剣戟である。しかし、接近のスピードも剣戟のスピードもヒューズを上回るものを彼は持っていた。
ヒューズはそれに対応して右腕による攻撃を回避し、すぐに攻撃に転じる。
「当たれよ!」
「それは無理な相談だね」
ヒューズの一撃は、なんとブレンが左手に持つ厚みのある刃を持つ片手剣に弾かれた。
「ちっ……」
そう来るのがわかっていて、ヒューズは慌てることなく弾く力を抑え込んで防御態勢になる。
ブレンの左手にある剣は「魔法剣ナタス」といい、振る速度などに比例して指向性の衝撃波を放つ代物だ。その指向性の衝撃波がヒューズの一撃を相殺したのだった。
「早く降参してもらえると助かるんだけど」
ブレンは容赦なく攻撃を仕掛けてくる。
剣戟の速度も、移動の速度も、どちらもヒューズを上回っているのでブレンの攻撃はなかなか途切れない。
ヒューズも何とか追いついているものの、所々にかすり傷を負ってきていた。
だが、わずかなチャンスがやってきた。
左手に持つナタスによる上段からの大振り。おそらく受け止めさせて足を止めるつもりだろうが、ヒューズはそれを受け流す体勢にする。
しかし、ナタスはヒューズの大剣を大きく外れ、地面を叩いた。
「しまっ……」
ヒューズが気づいた時にはもう遅い。ナタスからの衝撃波は地面からものすごい砂埃を巻き上げ、周囲の状況を見えなくしていた。
だが、砂埃の中でもヒューズは神経を最大限に研ぎ澄まし、少しの揺らぎも見逃さないようにしている。
相手の剣戟の速度がこちらより早いのはヒューズは十分にわかっていた。それでも致命傷を負わないのは、その剣戟に対して見てから防御が間に合うほど反射神経等がヒューズは圧倒的なのだ。
「……来た!」
その攻撃は上からのものだった。砂煙の中から現れた2本の剣はヒューズを確実に捉えている。これに関してはブレンの天才っぷりを褒めなければならない。
しかしその攻撃は確実に受け止められるし、ナタスを受けることによる衝撃波で砂埃は消し飛ぶし、悪手であるとヒューズは判断した。
そしてその攻撃を受け止めると、ナタスによる衝撃波により砂埃は消し飛んだ。
自分の足も少し止まるが、ブレンの方も次の攻撃はできないと考えた瞬間、右側から何か光るのが目に入った。
「三刃トリオ『ドゥムギー』!」
ブレンの両手の剣は確かに受け止めることで防いだ。
しかし不可解な一撃がヒューズの右脇腹を切り裂き、鮮血を散らしたのである。
お読みいただきありがとうございます。
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投稿は毎週水・土の22時になります。遅い時間の更新になってしまいますが、よろしくお願いします。
次回の投稿は6月24日(水)です。




