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二重よ
本当に、ブサイク男女が婚約者同志なら、あたしとの縁談は無しよね。
いくらママが頑張っても、二重に結婚する事はできないもの。
ここの法律では、重婚は犯罪だもの。
ブサイク先輩は、第4夫人だか第5夫人だかまで持てる国で、向こうの法に基づいて、産めよ殖やせよ世に満ちて、をやってたんだから、ちゃんと法は守るはずだから。
「な、何を根拠に!?そんな、直ぐに判る嘘をつくのよ!?」
ニナルが動揺してるわ。
「親父に訊け。親父も驚愕してたがな」
とっちゃん坊やが、勝ち誇ったように言ったわ。
「訊いて違ったら、屑兄貴とキモイさんの婚姻届を、即提出してきてもらうからね!」
ニナルの鼻息が荒いわね。
「なぁ、このピンクなのは?」
ルイがドラウトを指差したわ。
「あたしのマスコットのドラウトよ。色々な点でアレだけど」
教えてあげたわ。




