卓上よ
ニナルの背後から近付くわよ。
「何をしてんのよ?」
問い掛けよ。
「あぁ、やっと来たわね。義妹、あんたこっちのと交代なさい」
振り返ったニナルが、あたしから見て右側の人を指差したわ。
「た……助けて……」
このふてぶてしい声は!?
まぁ、セリフだけ聞けば弱々しい意味の言葉だけど。
「……あぁぁ!!イィィ~!?」
何で居るのよ!?
机みたいな段ボール箱みたいなの前に!!
「義妹!あんたこれの親友でしょ!さっさとこの使えないこの新人と代わりなさいよ!」
ニナルに再度言われたわ。
よろけるように持ち場をはなれ、あたしに場所を譲ったのは、確かにあたしの親友だわよ!!
ただ、どす黒い魔法美少女のコスチュームそっくりの仮装に身を包んでるって言う、いつもと違う点があるのよ!
新人て言うなら、魔法美少女のはずよね?
親友が魔法美少女なのは、良い傾向よね……多分。
親友と交代したあたしは、段ボール箱の前に着いたわ。
で、この御炬燵くらいの段ボール箱をひっくり返したの机みたいなのの上には!
何か、ニナルの親指くらいのの小さめな立方体が沢山有るわ?
大方白いけど、背面(?)は薄い茶色よ?
茶色な面の反対側には、模様だか文字だかよ?
「ふっ。弩素人が増えたな」
ニナルの対面、あたしの隣の人影が、言ったわ。
「んぁああ!あんた!あんた………………誰!?」
この頭が痛くなるような甲高い声は誰よ!?
「僕か?僕はヴァーチャス・サギリィだ。お前達をかんぷなきまで叩き潰す存在だ」
何か、尊大な物言いの、ちみっ子が、尾苜大先輩を思い起こさせるスパンコールギラギラのシャツ姿で居たわ!
悪趣味だわ!
センスの欠片も無いわ!
なまじ見た目が、可愛らしいから、趣味の悪さが引き立ち過ぎるわ!
でも、これがラスボス予定のサギリィね。
戦わないで何をしてんのよ?




