で?よ
「兎は違うでしょう?奴等のイメージが兎?」
訂正を要求するわ!
『まぁ、見た目からなら、穴熊親爺と狸婆だったわね。脱兎は動きだけだったわね』
キュー・ティーがちゃんと訂正をしてくれたわ。
『で?乱入した不細工男女は退場したけど、ナノちゃんはこれからどうするのよ?このまま、留守居を続けるのか、何処か……プリンセスの所あたりかしらね……そこに行くのか、2度寝をするのか、改めてそのおやつをいただくのか』
キュー・ティーに言われて、思い出したわ。
あたし、ママにスナックとコーラを持たされたんだわ。
これは、無駄にしたら、まずいわよね。
「勿論おやつにするわよ。不細工男女への対応で、あたしの精神が破綻しないように、おやつて、心を潤すのよ」
パパが物置の陰に運んだ、ガーデンチェアとテーブルのセットを、持ってきて、おやつの用意よ。
「いただきます」
コンニャクスナックは、バーベキュー味ね。
ローカロリーコーラ、まだ冷えてるわね。
『まぁ、ナノちゃん!良い食べっぶりね!』
キュー・ティーが誉めてきたわ。
「まぁ、ね。あたしぐらいになると、食事してても芸術的になるのよ。こんな食べ方も出来るのよ」
あぁ、褒められると気持ち良いわね。
1枚づつじゃなく、袋から直にお口にザラザラとインして、バリバリ噛んで、コーラをカップ1杯。
「ぼう?」
モギュ、モギュ、モギュ。
『ぼう?あぁ、どう?ね。それも、惚れ惚れするような食べっぷりだわね』
相手が寄生虫でも、こう持ち上げられると、何かこそばゆいわね。




