右耳よ
「ママは不在だったわ。用事が有るからって、パパと出掛けたわ」
正直にニナルと尾苜秋礼大先輩に言ったわ。
「義妹、あんた使えないわね。首の上に乗っかってるのは、飾りのカボチャなの!?ほら、こう言うときの為に通信手段があるんじゃない」
ニナルが、次元トランセイバーをひけらかしたわ。
魔法美少女戦隊の部外者の、尾苜秋礼大先輩の前で、そんな事をして大丈夫なの!?
『そんなの駄目に決まってるじゃない。そもそも、ピクセル・イリュージョンの魔法が、ディーヴァに変身したら、自動的にかかるはずなのよ?なのに、一般人に認識されてるんだから、どんだけ常識はずれの不細工なんだか』
この声は!?
頭の中に直接…………!?
「あんた、誰よ」
質問よ。
「はぁ?私がわからないの?どんだけ惚けたらそうなるのよ?御義母様も惚けたのかしら、出ないわね?」
ニナルが何か言ってるわ。
ママが出ないのは、ニナル、あんたからなのが判ってるからよ。
ママが惚けたなんてとんでもないわ。
『妾か?妾は……そう、キューティーよ、貴女自身が気付いた時に、妾の名を知るであろう』
もってまわった言い方ね。
「はいはい、大体解ったわ。右耳の所で、何をしてるんだか。先に言っときますけど、あたしに寄生はしないでよ!寄生するなら、あいつ等にしなさい!」
ビシッと言ってやったわ。
「何をしてるんだ?」
尾苜秋礼大先輩がニナルを顔を見合せたわ。
「さぁ、気にしないで。ああいう生き物だと割り切って対応しておきなさいよ」
ニナルが何か言ってるわね!!




