021◇If地域:チヤ02◇好奇心の赴くままに
そしてまたジャンルが微妙なIf地域です。
20130208
☆☆☆
やはりアレだよね。一応ここは押さえとこうとか思っちゃうわけだよ。チートな能力が無かったなら、そんな莫迦な事も考えないんだろうけど、なんたってチートだからね。好奇心の赴くままひた走るよね。
しかも美形ですから!!
ついでにアレだよ。このキャラは特に迫って来たりはしないのさ。ラブラブな恋人がいてね。その恋人の事で相談相手になるのが攻略なのです。
但し媚びると落ちた振りしてバッドエンドだよ。
因みに男キャラでやるときは恋愛攻略対象になる………男なのに男キャラでしか落とせない。何と云うか……BLキャラですね。わかります。腐女子狙いもバッチリですね。
幼女も熟女もレズもBLもうち揃えた恋愛攻略ゲーム。それがこの世界です。何だかな。
そして、イベント日。バレンタインの昼休み。女の子たちを避けて裏庭に黄昏てる会長………と会長の視界には映らないらしいが、号泣してる少年。美少年だ。何て云うか、クラスメイトに食べられて泣いてる少年には泪を誘われる。
でもうるせえ………。
駄目だ。美少女に生まれたからには美少女らしく丁寧な口調を心掛けちゃあいるが、とにもかくにも……う・る・せ・え!
つい浄化の光出してしまいました。うん。しかし成仏はしないな…やっぱり一応主要キャラの内だからか?七不思議だしな。まあ眠ったから良いか。エロ影も消せなかったしな。
地面に丸くなって眠る美少年の傍らに立つ美貌の青年が、私を見た。シュールな光景だ。
「千夜嬢?」
「………会長とは初対面の筈だけど?何ナチュラルに名前呼びしてくれてんの?」
あ、つい言葉が乱れた。ウッカリウッカリ。まあ別に良いか。
会長は一瞬驚いたように眸を瞠ると、フッと笑った。媚びるのは厳禁な相手だし、ある意味正解か?まあ相談相手なら別になっても良いよな?正直相談攻略した事無かったからめっさ気になってんだよ。
誰なのさ恋人!?
男キャラで恋愛攻略した場合は出て来なかったんだよ。もうお前だけだ…とか云って過去の恋人出ないでやんの。もしや恋愛相談ルートでしか出ない隠しキャラでは無いかと囁かれたものさ。ん?何処で囁かれたかって?そりゃ、攻略サイトに決まってんじゃん。つう訳で皆さま頑張って恋愛相談ルート開拓しようとしたんだが、何か途中で選択間違ってバッドエンドになるんだよね。
お前もか……みたいな感じの台詞は、恋愛フラグを立てるの厳禁だと身につまされる非常に冷ややかな視線なんだぜ。
こいつの前の会長は結構簡単なだけに、同じタイプに見せて罠に嵌まるとエゲツナイ。まあアッチはアッチでコツ掴む迄がエグいけどね。基本的には三女帝の山田を恋人にしちゃうしさ。奪略愛燃えたな……いや、する気は無いよ?あくまでもゲームの時の話です。
因みにコッチの会長は、最悪なのが毎日友情ゲージ高めた挙げ句、お前は他の女と違うのかもな……とか云い乍ら抱きしめられて、そこでの選択肢がマジ悪魔なんだよ。
これは恋愛ルートが有るのかと思うじゃねえか?で、A背中に手を回す。B距離を取る。C殴る。と三択でね。
普通はAとCだと思うんだが。Bなんだよね。中途半端半端じゃね?何それ?みたいな正解だよね。
因みに更に選択肢は続く。
A冷ややかに見上げるBはにかむC睨む。
はいAです。
微妙な……。
もう本当にそれ正解なの?間違って無いの?罠じゃ無いの?ってザワザワしたよね。
しかし、それで恋愛相談が始まるんだよ。始まったんだ。それは良い。私もそこ迄は行ったのさ。だが、その相手キャラが紹介される前に死にました。
無念だよね。
つうか、そんな事は忘れてたけどさ。死んだ事の方が重要だし。現実の方がやっぱり気になるし。しかし、此処はゲームの世界だし、このゲームをしていたし、そうしたら、最後は何をしていたかなんて……当然考えるし思いだそうと努力もする。
結構やり込んだゲームで助かったとも云える。千夜なんか普通めっさ死ぬからね。ゲームで死んでどうなるか解らない現在、死亡フラグは回避しまくりだよ。
でもって、何とはなしに、害の無い攻略は一応するようにしている。
人脈って大事だからね。
だからってヤンデレキャラとか、失敗した時のバッドエンドが悲惨なやつはしない。会長のバッドエンドは単に嫌われるだけだから全然OKだし。
なので、私は呑気に云う訳だよ。
「悩みでもあるの?別に何もしてやらないけど、聞くくらいは出来るよ?」
「で?千夜嬢のメリットは何だ?」
メリットなんて…とか、そんな欲得ずくな考え良くないわ♪とか?云うと思ってるかな?
「あら。メリットなんて。」
私はニッコリと笑い、彼の眼差しは冷える。
「好奇心が満たされるだけで充分よ?」
「…………。」
沈黙が返りました。うん。好奇心大事だよ。
ゲームが現実に成った時点で、基本余計なフラグは要らないからね。楽しみは好奇心満たす事くらいさ。
取り敢えず死亡フラグの無い相手なら、突撃するのも厭いませんよ。
☆☆☆




