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016◇地域:陽光の下◇気付いてしまった脇役……だと思うは本人ばかりの主役

超短いです。続きは書くかどうか未定。

電車の中でふと書きたくなったので。菖蒲ちゃんの周囲固めてたら、結構書き甲斐が有る無自覚美形。まあね、そんだけ美貌で平凡て何だよと思うから無自覚は余り書かないんですが、ナルシストよりはマシだね。みたいな。



☆☆☆


 最初は信じなかった。

 信じなかった俺を、妹は憐れむように見た。

 憐れむ眼差しは、俺の眸にも浮かぶものだった。


 妹が。

 この世界に巣食う闇のイキモノの事を語り出した時には、もうダメだと思った。


 ほら。

 よく云うだろ?

 天才とナントカは紙一重って。妹は確実にナントカ寄りの天才だったし、闇の世界とか失笑モノで信じる以前の問題だ。

 うちの学園は成績さえ良ければ結構な自由がある。

 俺は平均的な成績をソレなりに頑張って維持してるけど、妹は楽々とトップに君臨する。

 少しばかり高慢だが、成績優先の学園で、しかも美少女だから妹は結構なお姫さま扱いをされている。

 うちの学年の女王たちには敵わないと思うけどな。いや、俺の学年にいる女王たちは妹と違って、特に誰かを侍らせたりパシらせたりはしないのだが。

 格が違うと云うべきか。

 Aクラスの三人の美少女は、確実に俺たちの学年……いや、学園の頂点にいると云っても過言では無いと思う。

 但し。

 やる気は欠片も無い女王さま方だったから、周囲は「さわらぬ神に祟り無し」とばかりにそっとしている。どんなに美少女でも、学園統制出来る彼女らに関わるのはヤバすぎる。平気で話し掛けるのは生徒会のメンバーを始めとする、自分たちもソレなりにチカラがある奴らくらいだ。

 もちろん。

 そのチカラは妹も持ってる。

 三人の女王の中心にして、最もやる気に欠ける美少女である木梨菖蒲。妹は彼女の信奉者だったし、彼女も妹を可愛い後輩だと云ってくれる。

 パンピーの俺は直接話した事も無ければ、声さえ聴いた事も無いけどな。



 その木梨菖蒲を筆頭に、学園に跋扈する魑魅魍魎を倒すチカラを持つ方々がいらっしゃるそうですヨ?

 魑魅魍魎って、アニメか何かでしか聞いた事も無いよな。厨二か……妹は厨二なのか。

 思わず遠い目をした俺が咎められる謂れは無いだろう。

 何か泣きたくなった。自慢の……ちょっぴり女王さまな性格が玉に瑕だが、賢く可愛い自慢の妹だったのに。

 一夜明けたら厨二発言の電波ちゃんでした。



 と。

 悲嘆に暮れた日。

 その日が平和だったと知った時は、なんか……生きるって大変なんだな……と思った。


 知りたく無かった。


 簡単に云うならその一言。


「妹よ。なんで俺に教えやがった。」


 俺は八つ当たり混じりに呟いた。


☆☆☆



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