28/148
極悪美少女の真夏のバカンス ~興味は無いが手助けはしてやる~
警察機構の裏側で一つの問題が起きていた。
それはシリンダー型の暗号解読式ボックスであった。
円柱型をして両端は半球になっている大きめのカプセルのような形であった。
ただ右側の半球には小さな地球儀が入っているが左側の半球には何もない。
全く意味が分からないものであった。
警察機構を裏から動かしている一人の男はそれを前にすると
「このボックスを開けられる人間はいないようだな…」
と苦々しく呟いた。
「黒崎を殺したのは拙速すぎたということか」
男の名前はまゆずみ勲と言い、警察庁刑事局長を長年務め数年前に勇退した人物であった。
パーフェクトクライムの資料集
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




