002:社畜、限界を迎える
世界が改変できたら普通はどうします?
チートで無双? ハーレム生活? 大金無双!
ここにいるのはまだそんな力を持たない疲労困憊の社畜
今日もまた佐藤匠海による、自身の心の絶対的平穏を勝ち取るための戦いが始まる
……そして時は少し遡り、ある夜のこと。ここがすべての始まりだった……。
俺はいわゆるIT土方というやつだ。
今日も朝からクライアントの無茶な仕様変更を喰らって無事に終電帰宅となった。
……まだ帰れるだけマシだ。
まぁ早く帰ったところでやることはネットかゲームなんだから、会社にいようが家にいようがあんまり変わらない気はする。
こういう考え方は何と言ったかな……そう社畜だ。
就職してからずっとこんな生活が続いていればこんな考え方が染みついてしまう。
いつものコンビニでとりあえず夕飯兼朝食を買って家に帰る。
そういえば今日は何曜日だっけ?就職してからリアルタイムでテレビ番組を追わなくなったから曜日ってものがよく分からなくなってきている。
何しろ今月休みを取れたのは確か2日?あーでもトラブルでクライアントに朝から呼び出されたから1日か。
……よく生きてるな、俺も。
自宅の安アパートに着き、鍵を開けようとして、郵便受けにはがきが入っているのに気づいた。
取って見てみると薄暗くて見にくいが数字とアルファベットの羅列が書いてあるように見える。
宛先は間違いなく俺だ。
書いてあることはよくわからないが、ダイレクトメールか何かだろう。
部屋に入ってベッドに座り、はがきを見てみる。
はがきにはここの住所、俺の名前、裏にはよく分からないコードとバーコードのようなものが書かれている。
細かくて見にくいからスマホのカメラで拡大しようとしたら何故か管理者アプリなるものがインストールされてしまった。
しかも自動起動してIDを求められた。
IDなんか知るかとはがきに書いてある記号入れてみたが、そもそも文字数オーバーで入らない。
どうしたものかと考えていたが、疲労困憊だったのか結局飯も風呂もなしのまま思考途中で気絶した。
……合掌。
初回投稿はとりあえずここまで
多少ストックあるので何日かは続きが投稿されると思います。
連続投稿が切れたらストック無くなったな。と思っていただければ。




