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糖度100パーセント  作者: リクルート
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糖度100パーセント After

 俺は辺泥在来。高校最後の冬を過ごしている。というか、もうじき春になるだろう。つまり、この高校を卒業するのだ。俺と同じ学年だった来織、織姫、姫灯は俺と同じくこの学校を卒業する。この学校に残るのは灯勇だけになってしまう。まぁ、彼女に寂しさを感じさせないように呼ばれなくても会いに行くからと言ってある。それでも俺の中には寂しさがあるが、時の流れをどうにかしようというのは未だ無理だろう。それは彼女もわかっていると思う。確認はしっかりしていこうと思ってはいる。


 さて、これからの俺たちの進路だが、同じ大学に行って幸せというわけではない。それは目の前の楽しそうなことにとらわれて将来を考えていないのと同じだと思ったわけだ。それは皆、ちゃんと理解しているようだった。というわけで、俺たちは将来の為になるような大学を選んだ。

 まず、俺は三年になってからの一年で色々ありすぎて実は大して勉強はできていない。つまり、偏差値の高い学校には行けないのだ。そこで、そこまでで特にやりたいことを見つけられなかった俺はとりあえず工学科というところを目指すことにした。そこで花谷(はなや)大学の機械工学科という場所に入る予定になっている。もちろん、すでに合格はしている。


 次に、来織だ。彼女は手先が器用なところもあって、デザインの方向に進むらしい。彼女の行く大学はデジタルスキル専門学校のデジタルデザイン学科だ。彼女曰く、パソコンを使って、絵とか物のデザインとかするらしい、とのこと。将来に俺の近くにいるにはどこでもできる仕事というのがいいらしく、とりあえずパソコンがあればできる仕事に就けるようで、彼女はそこが良いらしい。彼女は合格したと騒いでいた。


 次は、織姫。彼女は父親のようになりたいと言っていた。そこで実はこの一年間学校でしか話していない。彼女の受けた大学は経帝(けいてい)大学というとても偏差値が高く、ここに入ればエリートだとまで言われるような場所だ。そこの経済学科に進むと言う。ちなみに試験は受けて、手ごたえはあったが、まだ合格の通知は来ていないそうだ。試験の結果は三月の十四、十五にわかると言っていた。それまでは落ち着かない、と震えていた。まぁ、とりあえず無責任に受かってるさとも言えず、手を握るだけにとどめた。


 最後は姫灯だが、彼女は将来にレストランを経営して、色んな人を笑顔にしたいという夢を語っていた。今や、それは夢ではなく、目標となっている。そして、その目標を達成するために受けたのは花谷大学の経営学科。俺と同じ大学だ。始めは俺が行くからついてきているのかと思ったが、そういうわけではないらしい。彼女はこの一年で多分、一番俺と一緒に居た時間が長かったように思う。それでわかることだが、彼女はあまり勉強ができる方ではなかった。それに俺と同じく、色々大変で勉強自体もできていないそうだ。それなら、俺と受けるところが同じでも不思議はないかもしれない。というわけで、彼女も俺と同じ日に合格通知をもらっている。


 最後とは言ったが、一年前に卒業した勇在は卒業と同時に研究所に勤めることにしたらしい。父親との約束だ、と強制されたかのように言っていたが、彼女は楽しそうだった。この一年間で何度も会いに行っている。その中で何度か研究所にお邪魔したこともある。彼女の研究室は意外にもきれいで驚いた。彼女の研究室に遊びに行った日には彼女が研究し開発しているものを教えてもらった。それを話しているときの彼女の表情はとても楽しそうだった。


 さて、これで全員の現状を話したと思う。

 それにしても、大変だったなぁ。この一年間。俺の現状のところでも話したが、本当に色々あったのだ。日本に立て続けにおかしな事件が起きて、それを解決するのが巨大な正義のロボットだったり、来織が眠ってから目を覚まさなくなって、全員で彼女の近くで寝てみたら、ファンタジー世界だったり。とにかく、事件が多かった。その度に俺は関わっていて、本当に大変だった。まぁ。この話は今はしたくないのでしないけれど。いつか誰かが語るかもしれないので、聞きたい人はそれを楽しみに待っているといいかもな。


 そんなこんなで色々あった二年間だったけれど、今も俺は幸せと言える。来織、織姫、灯勇、姫灯、勇在。みんなが笑っていて、それを楽しいと感じる。いつも仲良しで喧嘩なんてしないわけではないけれど、喧嘩するほど仲がいいわけで。


「あっきー、何考え込んでるの。皆、行っちゃうよ」

「あきくん、何してるんですかー?」

「あき、早くー!!」

「在来君、行くよー!」

「在来、考えるのはあとだ」


 五人はそう言って、今日も笑顔で過ごしている。もちろん、俺もだ。


終わりましたー! 一年ほどかかってますね、この作品。

始めは不定期で出していたのですが、むらが出てきてしまって、投稿する日はたくさん投稿してましたが、しない日はしないという感じで、とても読みづらいのではと途中で気づきまして、そのころから読んでくださっていた方、本当に申し訳ないです。まぁ、それからは木曜の九時に投稿するようにして、できる限りむらをなくしました。実をいうと、学校の用事が大変そうな期間は、その前に書き上げて、投稿してまして、書き終わっているということが多かったです。

 まぁ、それよりも作品について語れよ、って感じですよね。わかりましたー。

 この作品はギャルゲームと、あとラノベの日常ハーレム系の作品に影響されてまして、似たようなところもあるかもしれません。意識はしていなくても、同じようにしているというのはあるかもしれないので、最後のあとがきのここで書いておきます。

 それから、この作品を書いている途中にキャラクターのプロフィールを描いてみました。公開はしないですが。だって、なんかキャラ違うだろってなると思いますから。自分でも思うぐらいですし、このキャラってこんな感じだっけ? って。

 まぁ、そんな語っても面白くないと思うので、そろそろ終わりにします。

 

 あとは次書こうと思っているのはロボットものですかね。最後の方で在来が言っていましたが、ロボットものです。超AIのロボットものです。正義の心とか友情とか愛とかを大切にするロボットです。世代的には四十代ぐらいの方がよく知っているかもしれません。スーパーロボットものです。しつこいですね、私。

 あとはBATTLEARENA1ですが、続きを書いて投稿します。さすがに放っておくのは嫌ですし。終わりまで書いてから、投稿しようと考えています。あとは、富勇の物語もやっていきたいです。彼が学校に来ていなかった時の物語です。在来とはほとんど関係ありません。作中でも富勇が悪魔と戦っていたと言ってましたが、そこですね。いつ書くのかは決めてません。でも、書きます!


 それでは、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。私の作った物語はいかがでしたでしょうか。誤字も脱字も多くて、申し訳ないです。直していこうとは思ってます、はい。それでも楽しんでくれた方には感謝です。まぁ、このあとがきを呼んでいる人が何人いるのかわかりませんが、それでも、最後にもう一度。


 読者の皆さん、本当に最後まで付き合ってくださってありがとうございました。次の作品でまた会えることを祈って、また会いましょう~!


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