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日常夏休1


 交流会が終わってから3ヵ月が経って、あっという間に夏休みになった。

 各種検診や測定があって、そういえばこんなことこしたな~と思いながら過ごしていた。ちなみに身長はクラスで一番だった。高いか低いかって? 黙秘します。

 成長期はこれからなので全然悔しくはない。大して変わらないのだ、1.2cmの違いなんてすぐに追い越してやる。


 それと学校給食だけど、学校の中で作っているので出来立てであたたかく、おいしかった。それ以外だと土曜参観日があったりしたけれど、いつもと同じように過ごして気づいたら終わっていた。お母さんにしほちゃんと一緒に写真を撮ってもらったりもした。


 そうそう、いつもだけど。座額は基本大人しく座って頷いたりしながら話を聞いている。しほちゃんがわからなさそうにしていたらヒントを出したり、先生が挙手制の問題を出したら毎回手をあげたりもする。実技の体育でも不自由することがなくて、よくお手本としてみんなに披露するくらいにはできる。最近はプール開きもして体育の授業がプールになったけれども、もちろん泳ぐのも得意なので簡単にできる。まぁ6月のプールは寒いっていうのが辛いところなんだけれども。


 そして昨日、終業式と大掃除をして夏休み。もちろん課題も大量にでているけれど、一年生の範囲なのでどれもすぐに終わるものばかりだった。唯一時間がかかるとすれば自由研究くらいだけど、これに関してはもうなにをするかは決めているから問題ない。


 はい、回想終了。閉じていた目を開けて、ベッドから出る。壁にかかった時計の短針は5と6の間で、閉じられたカーテンから明かりが漏れている。

 ここはわたしの部屋で、小学校に入学した日から使っていいようにお母さんとお父さんに言われた。部屋にあるのはベッドと折り畳みができる机、本棚、タンスで、他にも物が置けるスペースがあって結構広い。


 伸びをしながらカーテンと窓を開けて、軽くストレッチをしてからジャージに着替える。お母さんに運動がしたいと言ったら買ってきてくれたものだ。


 家を出て鍵を閉めてから、お家の周りを同じペースで走り始める。大体1周500mくらいでそれなりにいい運動になる。

 途中すれ違う、もう顔見知りになった人と挨拶をしながら走り続けて、適当なところで走るのをやめて歩きながらお家の前に戻る。

 そのあとはなわとびを使って数分ほど跳び続けて、お腹がすいてきたらやめる。

 これはもっと小さい頃からやってきた日課で、このあとに朝ごはんを食べてからいろいろな声を出す練習もする。


 満足するまで練習を終えたら、自分の部屋に戻って夏休みの宿題に手をつける。ぱっぱと宿題をしていると、お昼頃になってお家にピンポーン、という音がなる。


「みーゆーちゃーん」

「はーい! いまいくねー!」


 宿題をいくつか手提げに入れて、外に出ればしほちゃんがいた。


「みゆちゃんこんにちは」

「こんにちは! しほちゃん」


 これは夏休みが始まる前に決めたもので、プールがない日は近くの図書館に行くことになったのだ。そこで勉強をしたり、本を読んだりする。土曜参観日やPTAの集まりで、しほちゃんのママとわたしのお母さんも仲良くなったらしく、ふたつ返事でオーケーを貰えた。それにお泊まり会もしていいらしい。


 図書館についてから少し勉強をして、わたしは自由研究用の本を探しにいく。

 自由研究のテーマは「くものかたち」で、空に浮かんでいる雲がなんでいろんな形なのかとかを調べる予定で、しほちゃんも一緒にしてくれることになってる。

 今日終わらせる宿題を先に終わらせたわたしが本を探しにいって、戻る頃にはしほちゃんも宿題を終わらせていた。


「とりあえず、いろいろ持ってきたよ」

「うん。いくつか読んでみて、何借りるか決めよっか」


 図書館なのでこそこそと話しながら、二人で本を開く。

 ちょっとだけ楽しい。前世で友だちと図書館に行って本を読むだなんてしたことがないから、少しだけ気分が上がる。

 本から目線を上げたしほちゃんがわたしを見て、ちょっとだけ笑うのも嬉しい。こんな時間を夏休みの間に何度も味わえると考えると、もうずっと夏休みになっていてほしい。

 今感じている幸せを噛み締めながら、わたしも本を手にとって読み始めた。


 良さそうな本は2冊あったので、二人で借りて読み終わったら交換することにした。その頃にはもう図書館も閉館時間になっていて、行きよりも重くなった手提げを肩にかけてお家に帰った。

 作者としては、蚊さえいなければ夏休みがずっと続いてほしいと思います。

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