表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生悪役令嬢の前途多難な没落計画   作者: 一花八華
第二章
PR
91/107

Exactly

「もーいっそ、襲っちゃえば?ヴィクっちがー。」


 口元に手を添え、糸目を更に細くしたルーファさんが言いますわ。


「あっ貴方・・・・何を!?」


仰ってるの!?ルーファさん!



「あれッ!急に目にゴミが入った!見えないぞッ [ヴィクっちがハンスを襲っても]よくわからないぞッ!! 見ていない オレは見てないぞ なあーんにも 見てないッ!だからお好きにどうぞ!!」


「しませんわよーーー!!」


私を痴女に仕立て上げようとなさらないで!そのような不埒な行動、致すわけないでしょう!!


「だってさ。ハンス。残念だネ。」


ウケケケとルーファさんの笑い声が響く。


「うるさい。黙れ。」


顔を顰めたハンスが、低い声で返す。あからさまに不機嫌になりましたわ。・・・・私から迫られるのは、そこまで嫌なのかしら。うん。プランBは、実行しない方が良さそうね。






「あー!思い出した!アレだよ!アレ!ハーンス、ルビちんが転けた時に手を取ってあげたよネ!ヴィクっち、多分そこを見たんじゃない!?」


唐突に叫ぶルーファさん。


「?そんな事あったか?」


「うん。あったヨ!オレが助けたかったのに、ハンスが流れるような動作で手を取るから!オレ悔しかったんだよネ!せっかくルビちんに触れるチャンスだったのに!」


・・・・情景が目に浮かびますわね。ハンスは、一級フラグ建築士ですもの。


流れる動作で乙女をフォロー。ズキュンと射止める乙女心!いつでもどこでもだれとでも。フラグを建築。ハンス工務店。


ルビアナ・・・・落ちてませんわよね?レオニダスのように、私の恋敵(ライバル)になりませんわよね?正直、ルビアナに勝てると思えませんわ。だって、殿方って小さくてふわふわしてて、癒し系がよいのですわよね?庇護欲をそそられるような愛らしい方が好きっていいますわ。ルビアナって小動物で天使ですもの!ああっ、私も癒し系になりたい!


「あー。多分、お嬢様が目にされたのは、ルーファの言う場面かもしれませんね。私がよく覚えてないので、はっきり申し上げられず申し訳ございません。・・・・どうしても気になるようでしたら、ルビアナ嬢にご確認ください。」


「う・・・・もう大丈夫ですわ。私の勘違いだったみたい。」

「では、執事を続けても?」


ハンスが、腰を曲げ私の顔を覗き込みますわ。はっ!そうでしたわ!ルビアナとハンスが思い合っているから、ハンスを辞めさそうとしていたのですわ!すっかり忘れてましたわ!



「ええ。構わないわ。」



良かった。嫉妬から、ルビアナに意地悪をしなくて済みそう。ハンスを無理矢理手篭めにだってしなくて・・・・って私、どうしてそっちに思考が流れてしまいますの!?ギャーーーーーーー!!私の頭の中が、一番破廉恥ですわーーーー!!!


「良かった。」


ハンスが、ホッとした声を漏らしますわ。


「この一週間・・・・避けられてて・・・・生きた心地がしなかった。」


ボソリと何かを呟きましたわ。


「え?どうかしましたの?ハンス?」


「いえ。何でもありません。これからもよろしくお願い致します。お嬢様。」



にっこりと微笑むハンスに、思わず頬が緩む。うっ・・・・私・・・・ハンスのこの顔にも弱いみたい。心臓が止まるから、至近距離でその顔はやめてくださる?



「良かった良かった~。誤解も解けて、仲直りも出来て~」


ぱちぱちと手を叩き、祝福するルーファさん。巻き込んでしまって申し訳ないですわ。


「・・・・元はと言えば、ルーファ・・・・お前が・・・・」

「ん?でもその条件に乗ったのは、紛れもなくハーンスでしョ?」


苦々しい表情で、ルーファさんを見るハンス。それを飄々と受け流し、笑うルーファさん。条件?なんの事かしら?


「もー、いーよネ?オレ、ルビちんにアタックしたいからいくョ?」


ふわっと浮き上がり、スーっと教室の出口へと向かうルーファさん。


「あー。ハーンス。」

「なんだ。」


「オレね、半端な奴っテすっごい嫌い。」

「・・・・。」


「応えれないなら優しくするナ。欲しいなら突き放すナ。」




「・・・・っテ思う。ネッ。ヴィクっち?」


「へ?ええ?はい。」



何のことかしら?小首を傾げながら頷く私に、ルーファさんは、手をヒラヒラ振り出ていきましたわ。






ーそうして、残されたのはハンスと私・・・・。



「・・・・」

「・・・・」


あら、気まずいわ・・・・。

これ、どうしましょう・・・・。


昨日、予約投稿できていなかったようです。

すみません。

読んで下さり本当にありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ