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転生悪役令嬢の前途多難な没落計画   作者: 一花八華
第二章
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当然こうなる。

ートントン


・・・・。


ートトトン


・・・・・・。


ートトトト


・・・・遅い・・・・。


「遅すぎですわ!!レオニダス!!」


ードドドドドドドドドド怒怒ドドドドドドドド!!!!



 我慢の限界ですわーー!!

かれこれ一時間近くになりますわ!いつまで私は此処にいなくてはいけないの!?私、机にビートを刻みすぎて、右手が軽く腱鞘炎になりかけですわ!!手首痛い!そしてお店の方の視線も痛い!!

視線がチクチクとメンタルに鋭く突き刺さってきますわ!!




そもそも、そろそろ学園に帰る時間ですわよ!?


いつになったら戻ってくるの!?何をしてるの!あの駄犬!!



 ーって・・・・そうでしたわー。あれ、天才的な迷子の迷人(めいじん)でしたわー。私ったら、アレを一人で街に野放しにするなんて・・・・うっわー。どうしましょう。暴走して天災・・じゃなかった、人災被害がでていなければいいのですけれど。


・・・・えっ。大丈夫ですわよね?ちょっとばかし・・・・一時間程野放しにしたからって、そんな大きな被害なんて起きてませんわよね?


ー・・・・大丈夫・・・・な筈・・・・。




 なんですの。このいい寄れぬ不安は。ナニかあったとして・・・・わっ・・・・私の所為ではありませんわ。迷子なわんこで、猪突猛進な駄犬ですけれど・・・・ええ。大丈夫ですわ。犬には帰省本能というものがありますのよ。迷いやすいアルテの街だといっても・・・・大丈夫。ちゃんと帰ってきますわよ。





 無理ね。

あのレオニダスですもの。無理に決まってますわー。なんで私、あの駄犬の買い物になんて付き合ってしまったのかしら。私が、あのお馬鹿を制御なんてできるわけないじゃない!むしろ、何度・・・・何度その被害に遭ったか!!尻尾振りながら、とびきりの笑顔で「お嬢!頼む!買い出し付き合ってくれよ!お嬢しか頼れる奴いねーんだ!この通りっ!!」っと拝み倒されたからといって、「そこまで仰るのでしたら・・・・仕方ありませんわね。」なんて合意すべきではありませんでしたわ!っく!私ったら、頼られるとついつい・・・・私はそんなチョロくありませんのに!


 あー。もー。お菓子が悪いのよ!焼き菓子の誘惑が!元気のないルビアナやハンスに、お裾分けしたら喜んでくれるかしら?なんて思ってほいほいとアルテにレオニダスと来てしまいましたのよ!


「このまま、此処にいても戻ってきませんわね。」


はぁ。ため息が零れますわ。まったく検討もつきませんけれど・・・・迷い犬の保護に行かなくては・・・・・・。


私、あのレオニダス(駄犬)の飼い主ではなくってよ?





オレンジの毛並み。突風を纏った、あばれる犬を見かけましたら、至急ヴィクトリア・アクヤックまで御願い致します。







□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


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