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転生悪役令嬢の前途多難な没落計画   作者: 一花八華
第一章
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18/107

what a day!!

本日2話更新しています。


 覚悟を決めて、教室の扉を開けますわ。

さぁ!フィロス・インカ(ヒロイン)!ご対面ですわ!全面対決ですってよ!オーッホッホッホッホッホッホ!!


ーバン!!



ーピシャアアン!!


「ふわわわっ!?」


扉を開けた瞬間、私の横を、しなる何かが走りましたわ!


「うわっ!?鞭かよ!!」

「お嬢様!大丈夫ですか!!」


ハンスが慌てて私の前に立ちますわ。


「入学早々に遅刻とは!弛んでいるぞ!貴様等ぁ!!」


雄々しい声が響きましたわ…。ハンスの背中越しから、恐る恐るその人物を確認しますわ…。


「ハンス・アバランシェ!レオニダス・フロム!ヴィクトリア・アクヤックだな!」



ーピシャアアン!


なっ…何ですの!?

鞭を片手に、怒号される方が…教壇に立っていらしてよ…。


  眼帯。隻眼。斜めに切り揃えられた黒いボブヘアー。白い肌に真っ赤なルージュ。


その格好は…軍隊?黒い長めのコートに、ヒールの高いブーツ。胸元は、大きくあいていて、スリットの入ったミニスカートから覗く網タイツが…似合いすぎてましてよ!?


ーピシャアアン!


ひっ!また鞭が飛んできますわ!


「愚図愚図するなぁ!この愚鈍共!さっさと席に着け!これ以上待たせるようなら、罰則を課すぞ!」


「はい!!」

「すみません!」

「ごめんなさい!」


「私の命令には、イエスだ!やり直せぇ!」


「「「イエッサー!!!」」」


おかしいですわ?体が直立不動し、口から勝手に言葉が出ますわ??


「よぉしっ!5秒で席に着けぇえ!!」


「「「イエッサー!!!」」」


ザザザザ!ガタガダガダ!ズザザザ!


  慌てて席に着き、前をみますわ。

おかしい。おかしいですわ。此処は、アルファフォリスですわよね?魔法学園アルファフォリスで間違いないですわよね?


いつから、軍隊になりましたの???


私、いつの間に軍隊に入隊しましたの??


「男7名。女3名。計10名。…全員揃ったな。」


教壇に立つ、隻眼の女傑がその紫色の瞳で私達を見回しましたわ。


えっ?全員?

たった10名ですの?

女子は、3名しかいませんの??


  見回して確認したくとも…この方が怖くて、顔が動きませんわ。まるで蛇に睨まれた蛙でしてよ?あぁ…私達…此処で頭から丸呑みされてしまいますのね…。


「私の名前は、ジゼル・シャーウッド!貴様らの教官だ!」


「Mrs.シャーウッドと呼べ!」


ギロリと睨まれ…誰も身動きできませんわ。


「ひよっこ共ぉお!返事わぁあ!!」


「「「「イエッ…サー!!!!!」」」」


ーピシャアアン!



としなる教鞭に、全員の身が震えましてよ!


これ…本当に、乙女ゲームですの!?担任教師が、女傑だなんてウキペディアにありませんでしたわよ!?担任は、魔術師で攻略対象では、ありませんでして??


おかしい…色々とおかしくってよ…。


「問題児ばかり集めたEクラスだが、私が教官だ。貴様等を一年で矯正してやる。光栄におもえ。」



ピシャッっと鞭を手元でたたむと、Mrs.シャーウッドが告げましたわ。


も・ん・だ・い・じ?


今、問題児を集めた…そう仰いまして?


「私は、鬼神として名高いジゼル・シャーウッドだ。貴様等に、最高の教育を施してやる。」


ニヤっと口元を緩め、妖艶に笑うMrs.シャーウッド…背筋にゾクゾクとしたものが走りましてよ?


「私の紹介は、終わったな。後は貴様等で勝手に交流しろ。私は忙しい身でな。失礼する。」


カッカッっとヒールの音を響かせ、勇ましくご退場なされますわ…


「ああ。そうだ。クラスの班長を決めねばならなかったな…。」


  扉に手をかけたMrs.シャーウッドが、こちらに振り返りましたわ。…視線を合わせてはだめよ…合わせたら…コロサレマスワ…。


冷や汗が、滝のように流れますわ。

嫌だわ!私…ありえないくらい汗が…えっ?これ…水??


私の周りが、水浸しになっていきますわ!?


ええぇえぇええぇぇぇえ!?


「ーヴィクトリア・アクヤック…お前…魔力が暴走してるぞ。」


  呆れた声で、Mrs.シャーウッドが私に声をかけましたわ。ああ、これ、魔力の暴走ですのね。余りの恐怖に、私ったら。落ち着きなさい。落ち着くのよ。私…。


  深呼吸をし、すぐに放水を止めますわ。

Mrs.シャーウッドは、それを見て頷き、視線をまたクラスへと向けましたわ。


ほっ。助かりましたわ…。




「…ハンス!」

「ハンス・アバランシェ!!」


「はっ!」


「貴様をこのクラスの班長に任命する!」


「イエッサー!!」


「この中で、精神的にも大人なのは、貴様だからな。ヴィクトリア…お前は、副長だ。いいな?」


「はひ!?」


「…私の命令には、イエスと言ってるだろうに…まぁいい。ヴィクトリアは、その格好をどうにかしろ。男共には、刺激が強すぎるようだ。」


ニヤリと笑い、それじゃあな。っとMrs.シャーウッドが、去っていきましたわ。

…まさに、嵐のようでしてよ…。


「…ハンスと私が…班長と副長…」


問題児だらけのクラス…その責任者…。

なんて事なの…。


ブルッと寒気がしますわ。


「お嬢様。その…」

「え?」

「これを羽織って下さい。そして、すぐに寮に戻り着替えましょう。」


顔を少し赤らめたハンスが、私にブレザーを被せますわ。


「どうして?」

「…どうしてって…ご自身の胸元を…」


ハンスの視線を追い、胸元をみますわ。


 ー…。

胸元…濡れたせいで透けてますわね。


  私、13歳にしては発育が宜しくてよ。大人っぽいとよく言われましてよ?ただし…【外見は】…という言葉が、くっついてきますけども…。


 アルファフォリス学園の制服は、男子はダークグリーンのブレザーですが、女子は白を基調としたセーラースタイルですの。とっても可愛いのですわよ。可愛いのですが…


白は、濡れると透けますわよね?


ええ。


ー…。


透け透けで、色々と目も当てられない状況でしてよ!!


「ひゃああぁあぁあぁぁぁあ!!」


ーバチーン!!!


「ー痛っ!お嬢様!何故!?」


羞恥のあまり、ハンスの頬をはたいてしまいましたわ!


何故!?

何故ですって!!


それは、私が言いたいですわよ!!



本当に今日は、なんて日ですのーーーーー!?





閲覧ありがとうございます。




なんて日だ!!!

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