隆景、降臨
「もう……ダメかあ」
1597の年、僕は自分の最期を知った
こんなにこき使われて……
心もボロボロ
……の言葉、今更理解したって無駄じゃないか
……
………
……………
『隆景の馬鹿、私のことなんて本当は……』
………
目が覚めると、浜辺の上
僕は確か…寝床で寝込んでいた筈なのに
きっと夢だろうと頬をつねる
「あれ…いたたたっ!!痛い!?……あれれ?」
水面を見ていなかったからわからなかったけれど、耳がない!?
その代わり、なんか魚みたいなヒレが生えて……
目まで蒼く染まっていた
「……自分って、こんなに美しいんだ」
思わず自分の容姿に微笑んだ
ん?……
「はわっ!?服すごいボロボロ!!」
自分の鈍感さ、まさにオーバーヒート
どうしてこうなった
これからどうするか悩んでいたところに、後ろから音がした
こっちに誰か来る…この姿じゃ叫ばれる!!
「おまえは……小早川隆景か」
へっ!!!!!!?????
「なんで僕の名前を……」
一応、顔だけ人の声がする方に向ける
「……」
じっと僕を見つめてくる赤みのある茶髪ロングの女の子
正直、恥ずかしい
「ぷっ……くく………」
突然笑い出した、若干声がハスキーだな
見た目では身長だけなら12歳くらい?
体型がやたらロリロリしいから女の子だとは思うけれど
「傑作だな!!おまえ、ヒレ生えてんぞ…くくっ、……ふふふ……」
イラつく
初対面のくせにこんな態度
春兄かよ
人を小馬鹿にする態度とかそのクソ悪い口調とか、
完っっっっっっ全に春兄なんだけど!!
「ああ、この容姿じゃあ…気づかないよな」
「ふぉい?」
「顔に十時の傷がある、態度も口調も悪いけど、愛してやまない兄」
「き、君は何者……?春兄の知り合い?」
「いい加減気づけ」
春兄はもっとこう……ゴツくはなかったけど
まず目つきが悪かった
目の前にいる女の子はそんな容姿とは掛け離れている
すると、彼女?は少し離れて……
「我が名は吉川元春、龍王、白龍の嫡男にして……死後の箱庭の賢者だ!」
とドヤ顔全開で自己紹介してきた
って……嘘でしょ!?
「あ、アイエエエエエエエエエエエ!?ナンデエエエエエ!?」
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