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page.1を閲覧頂きありがとうございます。今回は長めです。
「はぁ……」
最悪だ。最悪すぎる。何でこんなことに………
(でも、あの顔向けられたら、断れないよな、誰だって。)
(…私がこんなじゃなければ、いろいろアドバイスできたのにな。)帰り道、詩織の思考は史上最強にネガティブだった。こじらせ女子な上、口調も容姿も男っぽい。ついでに言えば性格も。(ほぼ、男じゃねぇか……)女子の恋愛相談を、まともに受けてあげられる自信なんて詩織には無理だった。けど、放っておけなくて。つい、
「…分かったよ。」
何も分かっちゃいねぇじゃねぇか。一人ツッコミを入れる。モヤモヤしたまま、その夜はさっさと寝てしまった。
7/2、嘘をついた。「風邪引いたから、今日行けねぇわ。悪い。美琴。」「そかそか~、今日はゆっくり休んで。あっ、お見舞いどうしよ。行っていい?」「いや、うつすと悪いし。心配しなくていい。来なくていいから。」言った後、後悔した。「ッえっと、とにかく大丈夫。」「うん。そこまで言うなら。じゃ。」ブツン。電話の切れる音が、やけに冷たく聞こえた。(言い方、キツかった…よな。)何だか家にいるのが気持ち悪くなって、詩織は家を飛び出した。(早く、謝らねぇと。)その思いだけ持って、美琴の家の方に走り出した。
ガシャンッ
鈍い音がした。誰か知らない人の声が追うように聞こえる。「すみません!大丈夫ですか?…なわけないですよね。ハンカチ当てといてください。手当てしますから。」そう言ってハンカチを渡してきたのは、自分と同じくらいの年だと思われる男だった。「平気なので。お構い無く。急ぎの用があるんで。」そう言って顔を上げた。「…もしかして、あなた平坂詩織さん?」「?何であなたが知ってるんですか?」思い切り詩織は相手を睨んだ。「あーっ!やっぱり!本当に美琴ちゃんから聞いた通りだ!」「……美琴″ちゃん″?まさかあんた…」「?」
ー昨日
「え、えぇっと、その好きな人ってどんな人?」
「えっとねー、王子様みたい?あと、一人だけ私のこと″美琴ちゃん″って呼んでくれるの。」
「私も呼んであげようか?」
「それじゃ、私がしーちゃんをそういう意味で好きみたいじゃんww」
「あっ、そっか。」
ーどうすればいいか分からず、言ってみた質問。
全てが昨日の証言と一致している、目の前の男。「?どうしました?」(こいつが美琴の好きな人!?)「…美琴のこと、どう思ってるんですか?」
(なに聞いてんだ私!!!!落ち着け、冷静に!)「美琴ちゃんのことかー…」「いや、撤回します!忘れてください!」「それより」「?」
(ま、また変なこと言った!?)
「家、近くなんで来てください。」
次回、美琴の想い人の正体が明らかに!
…こういうのを一回やってみたかった。




