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おわ2
「先生」
私は、夜の道、先頭に出かけようとしている十街探偵を捕まえて
話をした
「・・・先生、彼女らのこと、知っていましたよね」
「・・なぜそう思う」
「・・彼女らの顔を見れば分かります、それに、名前を覚えるのが苦手なのに、分かるはずがありません」
「ははは・・で」
「彼女らは、実は、恋人のためでも、自分の四つ子のためでもなく
実は、先生のせいで死んだんじゃないですか」
「・・・・」
何を見ているか分からない
ただ歩きながら
黒い路地を見ているようには見えない
「先生は、彼女らと、恋人関係にあった
しかし、彼女らは、先生と結ばれないことが分かっていた
だから、その腹いせに、あなたへの当てつけに
死んで見せたんじゃないですか、あんな残酷な死に方で」
「・・・」
その瞬間、探偵が、私をみた気がしたが
祖に光る目は、とても探偵はもとよりまともな人間の目ではなく
あのときの、ナイフを自分に刺している主人の顔に光っていた物に見えた
「僕は、お風呂にいかなきゃいけないんだ」
十街迷探偵は、今日も、どこか知らない
半径十キロ以外の銭湯に、今夜も向かうらしかった




