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〈Essay〉日常の中に在るさまざまなこと。  作者: 高峰 玲


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滑舌の問題……ではないよね?




 冬のとある日、地元のコンビニに行った。


「お待ちのかた、どうぞ〜」


 レジに並んでいたら、隣のレジが開いて店員さんが声を掛けてくれる。地元民だから知っている、その店員さんはコンビニ経営者の奥様だ( 注1)

 つまり、私から見るとご近所さん。そして、経営者は姉の同級生なので、一応私とも顔見知りだ。


 小さなコミュニティに於いては、隣近所の挨拶は必須!

 うっかり怠ろうものならば「あそこの娘は云々カンヌン」と、あらぬウワサが尾ひれ背びれ、胸びれまでつけて辺りを席巻しちゃうのである。


「お願いします」


 コロナ以降、ずっとマスクしている私だが、とりま笑顔でカゴを台に置いて言った。

「あら、いらっしゃい」

 そういう返事がくるものと思っていた。しかし、私の予想を大きく覆し、経営者夫人は宣った。


「肉まん、おひとつですね?」


 え?


 ええっ!?


 言ってない! 言ってないよ、奥さん!


 しかし、私が固まってるあいだに彼女はボックスを開けて肉まんを袋に詰めている。違う、いらないなどとは……言えなかったよ。




 どうせなら、あんまんにしてほしかった……。




  挿絵(By みてみん)













注1 地元民だから知っている。そこはコンビニになる前は“村のよろず屋”だった。なので、ご一家のことを地区の人はみんな知っている、ド田舎あるあるである。








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