合流
事の現場にたどり着いたバームは唾を飲んだ、数々のプレイヤーとNPCが倒れいるのだ。NPCと救助活動を手伝っていたバームは急にモンスターが少女を攻撃し始めたことに気が付き、不思議な感覚に襲われ体の主導権を取られる。おかげで無事魔物を倒すことができたが・・・?
ユナ「あっあの私の名前はユナって言いますっ、助けてもらってありがとうございますっ」
バーム「あ、ああいいんだ、気にしないでくれ」
シュレム「俺の名はシュレム、救援活動を手伝ってもらったと思ったらヒーローだったな。
まだ状態の収集は見ての通りついていないが、上長に報告したところ君に表彰があることになった。
それとユナと言ったか、君も証持ちだな。申し訳ないが君は召喚の張本人として徴集がかかっている」
ユナ「あっ・・・」
バーム「俺も同行して構わないか?」
シュレム「ああ勿論だ。状況報告を手伝ってもらえると助かる。それじゃこれアドレス、また少し後で声かけるよ」
バーム「アドレス・・・?」
シュレム「なんだ証持ちなのに知らないのか、俺も詳しくは知らないが・・・ユナから説明してやれるか?」
ユナ「はっはい!左手の甲に証があるので、オプションボタンでそれに触れてください」
バーム「ん、これか、気が付かなかったな」
すっと証に触れるとインターフェイスが表示される
バーム「おーんなるほど、あとは大体分かる」
シュレム「ほう、見ただけでわかるものなのか」
ユナ「凄いですね!」
すすっとインターフェイスを操作し提示されたアドレスを登録する
シュレム「お、通知が来た、ユナも登録しておいてくれ」
ユナ「はい・・・」
ユナもインターフェイスを操作しシュレムの元に通知がいく
シュレム「よし、それじゃ後でな!」
シュレムは他の憲兵達の元へ向かっていく
「お、オイあんたすげぇな!あの動きどうやったんだ!?」
「私なんて手も足も出なかったのに無傷で倒すなんて!」
「ポーション配ってるの見てたぜ!ありがとな!」
周囲のプレイヤーが集まってきた。確かにあの時の俺はゲーム外の動きをしていた
バーム「あ、いや俺もよく分かってないんだ、そうだな・・・△連打してたから何かしらのフラグに触れてイベントが始まったのかもしれない」
「それにしてもこのゲーム痛みがあるんだな?」
「なんだったんだろうな・・・一部を除いて動けなくなるまでやられた奴らはログアウトすらできなかったみたいだ」
「俺も動けない、ログアウトできない、痛いで散々だったわ・・・HMDも外せなかったし」
バーム「ま、待ってくれ。この中に現実の周囲に人がいるのに話しても無反応だった人はいないか?」
「俺は無反応だった・・・ようでリアルで寝てた、というよりは意識不明だったらしい」
「俺も同じだ」
「私もそう」
「え、そうなの?このゲームやばくない?」
バーム「すまん少しだけミュートする」『二人とも少しいいか?』
ユウト『おう、どうした?」
バーム『ゲーム内の会話でだいたい分かったかもしれんが、どうやらここにいたプレイヤー全員が俺と同じ体験したっぽい』
イツキ『ふむ・・・早めに合流するか』
バーム『テイマー養成所にいるからよろすく』「おまたせー、お、あなたは」
「お、ああいたいた、人が集まってるからきてみれば中心が君だったとは」
「ちょっと私不安になってきたからログアウトするね、助けてくれてありがとう」
「俺も一旦離れるわ、助かった、ありがとな」
アキヒサ「そうそう、俺はアキヒサだ。で、何があったんだ?」
バーム「ああ、俺はバーム。で、魔物からの攻撃はリアルで痛い
魔物からの傷を一定以上負っている間はリアルから意識が離れる
なんかよくわからんけど俺が魔物倒した」
アキヒサ「ん、え、マジか俺も手も足も出なかったぞ。意識が離れるってなんだよ。ところでお前武器はどうした?」
ユナ「そういえばあの魔物を倒した後に白い剣は消えちゃいましたね・・・」
アキヒサ「白い剣・・・?そんなの持ってたか?」
バーム「あ、ああ、よく分からないんだが急に手元に表れて知らないうちに消えたみたいだ」
アキヒサ「ん?確かによく分からんな。じゃなくて片手剣持ってたろう?」
バーム「あ、そうだ投げちったんだ」
アキヒサ「な、投げた?アクションコマンドか」
バーム「まぁそんなところ、取ってこなきゃ・・・」
「あ、おったおった」
アキヒサの後ろのほうに目をやると二人が駆けてきた
アキヒサ「む?」
ユウト「またせたな」
イツキ「ほ~ここが現場か」
バーム「めっちゃ早いやん」
ユウト「まぁ俺らチュトの後移動してないし」
アキヒサ「君たちは?」
バーム「俺のリア友の二人、こっちがユウトでこっちがイツキ。でこの人がさっき知り合ったアキヒサ
あ、っというか自然とタメ語だったけど大丈夫?」
アキヒサ「緊急事態だったしな、俺は問題ないさ」
ユウト「よろしくなー!」
イツキ「イツキです、よろしくー」
アキヒサ「アキヒサだ、よろしくな。二人もラフにきてくれ」
ユウト「助かるー!」
バーム「それとこの子が」
自分の後ろから少女を覗かせる
バーム「ユナだ、この事件の鍵」
ユナ「ゆっユナです・・・」
アキヒサ「鍵・・・?あ、意識が離れる」
イツキ「俺たちも今リアルで一緒にいるからバームを起こしたけど
いなかったらどうなってたんだ?」
バーム「あんまり考えたくないけど、さっきはもっと大人数いたけど普通にログアウトしてったから大丈夫なんじゃね」
アキヒサ「まてまて、バームも負傷してたのか?」
バーム「あれ、そういえば俺は負傷してないのに気を失ってたんだな」
ユウト「わけわからんちん」
バーム「私にも分からん」
イツキ「まぁ不安もかなり多いが、我々伊達にゲーマーではないので。
これしきのことでゲームやめてらんないよなぁ!」
ユウト「そうだよなぁ!昔のコンシューマゲームのシナリオみたいでワクワクするよなぁ!」
バーム「これだからリアル捨てた奴は・・・ワクワクするなぁ!!」
アキヒサ「マジで?」
バーム「ユナも多分これから大変だろうし一緒に行動しよう!」
ユナ「う、うんっ!」
ローブを着てフードをしているため気が付かなかったが、尻尾が大きく揺れている
ユウト「お、ユナちゃんはビーストマンか!」
アキヒサ「お、ドッグタイプか、俺はライノタイプだ」
イツキ「ライノ・・・?サイか、そんなものまであるのか・・・」
アキヒサ「ああ、大剣士としての最強は既にエレファントタイプと言われてるが俺は少し素早さに振った
というかあらゆる面においてエレファントタイプは強いんだよなぁ
一応そこまで大きなステータス差にならないようにされているらしいが」
バーム「あーまぁ確かにゾウを人間モデルにしたら強いよなぁ、知能も比較的高いし」
アキヒサ「まぁ好きなの選ぶのが一番さ。
さてこれからどうするかね、全てがサブクエのゲームだぞこれは」




