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81話 出勤初日

火曜日。

 今日はお母さんの店に行く。唯花は動画を撮影しないなら今週は本腰を入れてココとダンジョンに潜りたいと言う。ドール関係は初ちゃんと二人で頑張る事になった。と言っても、平日昼の11時から14時というど真ん中の時間帯を手伝いに割かれるのでやれる事はかなり減る。


 移動時間だけでも短縮したいと、今日から千里眼転移も考えたけど、転移先に人が居たら困るし、まずは安全な場所を確保したい。

 お母さんはタイプ的に、私の事を気持ち悪がるなんて事は絶対無いと思うし、本当のことを言った方が楽かも知れない。食材を援助したいという事もあるし、何より飲食店はアイテムボックスとは相性が良い……。


「お母さん、作業しながらで良いから聞いて欲しい。私、魔法が使えるんだ……」

 と言って、何もない所からテーブルにまな板と包丁と食材をどっさり出したら、お母さんはフリーズした。やっぱり最初はそうなるか。ちなみに包丁はすっごく喜んでくれた。


 お母さんは、勘が鈍ると私が辞めた時に困ると言ってアイテムボックス営業を断固拒否した。

食材援助するというと喜んでくれた。以前私が渡した異世界産ジビエが美味しかったので、試しにジビエを指定業者から冷凍で仕入れて食べてみたが旨味はやはり落ちるし、冷凍で仕入れるので肉質もニオイも違うとのこと。採れたてすぐ除菌除虫してアイテムボックスだし、魔力豊富なのもあって味は違うだろう。


 ちなみに今日のランチではダンジョン産豚と鶏、聖域産の野菜を使う。猪を豚肉として出すのは万が一が怖い。母だけは豚でないと気付いたのだ。

 どのみち経費として出す領収書は必要なので、仕入れはゼロにはならない。

 ちなみに女子達は最初は落胆していたけど、食べ始めて目の色が変わった。かなり美味しかったらしい。

 もともと仕入れてあった豚と鶏は私がもらったので聖域に持って行って放置したら聖なる豚になるのかどうか実験をしたい。

 


異世界。

 ランチ営業で自分の時間が減るので、この日はご飯の作り置きを大量にした。鶏の唐揚げと、酢豚、さつまいものデリ風サラダと、大根と猪の煮物、鹿肉のアヒージョ、野菜たっぷりポトフだ。


 働いて帰ってご飯作りっていうのがとても大変だった。

家事をやってランチ営業、店を片付けて帰りに初ちゃん家に売り物を渡して買い物して帰るともう夕方。時間が無くて初めて料理を錬成で作る事になって、それはやっぱりポリシーに反するからと思ったんだ。昔は長時間のパートと家事をやってた筈なんだけどなあ。ドール関係が増えた事で考える事が増えたせいかも。


 明日からは卵や牛乳、バターなど、私が作れない生鮮食品は母に頼んで仕入れ時に一緒に買ってもらう事になった。私が渡す食材と交換してくれるとの事で、これでもっと食費が浮く事になるし、買い物がなければ時間も浮く。


 お母さんからもらった豚と鶏を浄化と瞬間冷凍を掛け直し、発泡スチロールボックスに氷と一緒に入れて置く実験をしている。その間に魔力なし食材に、魔力を注入したりしたら 魔力入り鶏もも肉 ちょっと美味しい になった。


 注入前は 業務用冷凍鶏もも肉 安くて手に入りやすい だった。

 おいしくなーれ萌え萌えきゅん(笑)をしたやつは魔石も無いのに、美味付与された鶏もも肉 美味しいという表記になった。肉には魔力が貯められるらしいのだ。

アラフォーの萌きゅんで美味しさ効果が付くのは驚きだ。ダンジョン産鶏肉、フォレストチキンの肉はかなり美味しいとの表記だったので、それよりは落ちるかな。

 とりあえず当面は萌えきゅん即保存でいこう。

 


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