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17話 依存性のある異世界食材と勘の鋭い息子

水曜日

今日はコーヒーを淹れる。

息子はチラリと窓の外を見たが、今日も雨だから文句は言われなかった。

生野菜サラダに薬草と魔力草をを混ぜた。薬草を試しに生食したら、美味しかったのだ。

「なんだ、雨でも収穫できんじゃん。」

息子に即バレした。ちゃんとちぎってベビーリーフにしか見えない様にしたのに。

ていうか、薬草の形状を知っているという事は、もしかして私の知らない時に畑を見に行った?いつの間に?

「え!そうなのかい?唯芽、雨の中無理しなくても良いんだよ?」

夫は慌てた様に言った。今日は夫らしくない、ちょっと表情が乱れているのだ。

「私が食べたかったのよ。」

私は予定外の事に声がうわずった。

ハッキリ言って息子の観察力をなめていた。

「生で効能変わる訳?生食できるとか野菜なの?」

「野菜ではなくハーブよ。効能は知らないわ。」

「ふーん。」

息子はいぶかし気な顔で私を見た。

薬草の成分だけを抜き出して添加できるか試してみよう。


 朝から洗濯を錬金術でやった…。ほんの出来心で。無事柔軟剤を使えた。しかもお店屋さんみたいに服が畳んだ状態で完成した。こんなもの人前でうっかり発動したら大変だ。

任意発動にできて良かったと心底思う。

洗濯は趣味では無いし、私がやるより綺麗に仕上がるなら、人前でなければ錬金術でやって時間を確保する方が良いだろう。時間をやりくりするのも主婦とか誰かに聞いた様な。はて、誰が言ったのだったか…。

 

 それから、アイテムボックスは時間経過が無いので作れない料理がまあまあある。下味を付けたり熟成させる料理だ。


 私は先日の鶏肉の下処理をする。

何と凍ったまま鶏胸肉の筋膜(薄皮)を浄化で取り除く事に成功したのだ。感覚的に錬金術や解体、浄化が働いていそうな気はするが正確なことは分からない。

錬金術とは最適なスキルを選んで自動処理してくれる機能なのだろうか。

その後はキッチンでサラダチキンを仕込んだ。仕込み終わってから、錬金術でできそうな事に今更気付いた。


 もし味付けをミスったり、鍋に砂糖壺ごとひっくり返してしまっても、多分錬金術による素材操作で何とかなると感覚的にわかる。だからこそ私は料理への錬金術の使用を制限しようと決めた。


 錬金術はかなりチートだ。作りたいものに最適なスキルを自動で使ってくれるなら、やりたい事が考える必要もなく出来上がってしまう。堕落しない様に気を付けないと。どうも料理に関する処理能力はかなり高い気がする。なら今より腕を落とす訳にはいかない。


金属加工をやりたかったのを思い出した。土魔法と素材操作でできる気はしている。何ならガラスとかも感覚的にはいけそうだ。

木工スキルの範疇で木そのものの形や密度を変えることもできるかも知れない。

地球では、材料をきっちり揃えないと補う魔力が大変なことになるかも知れないけれど。


とにかく使っていない素材はたんまりあるので、持って行って暇な時にでも作業しようと思う。ただ、今はいいけれど、手持ちの素材がなくなったら結局材料は買うことになるのがネックである。


あと薬草の生育が順調ですっかり忘れていたけれど、拠点の拡張をそろそろしたい。拡張できたら野菜も植えて育てたい。あの土で育てたら立派な野菜が育ちそうで楽しみだ。

そして雨が止んだら牛肉を買いに行きたい。

同じものが連日食卓に並ぶのは良くない。

メシマズは夫婦不和の元だと前に誰かに聞いた。


夕食は酢豚。今日も豚(猪)なのに2人はがつがつ食べている。

「お。これうまい。最近肉がうまいわ。」

息子が食欲旺盛なのはもともとだけれど…。

「本当だ。美味しいよ。君はすごいね唯芽。」

少食な夫までモリモリ食べて、何だか異様な光景。

「喜んでもらえて良かった。」

同じ肉が続いてもなんにも文句言わないで食べてくれるなら楽な事この上ない。


 

 異世界は相も変わらず雨。

今日はいよいよ金属加工をやる!


持ってきましたのは!ジャジャーン!

包丁研ぎ器である。

砥石とかではなく、ホームセンターで売っていた挟んで前後にゴシゴシするやつだ。

「よしよし生えろよ金属加工〜」

錬金術意識して〜魔力込めて〜心も込めて〜

「よく切れますように〜」

一度前後に動かしただけで、研ぎ器が真っ二つに切れて音を立てて地面に落ちた。

 

 「いや切れすぎや!」


 ステータスのスキル欄には鍛治の二文字。とりあえず錬金術で研ぎ器を直して、包丁は一般的な切れ味の範疇にとどめた。それでも料理人もびっくりな切れ味だ。

 通販で欲しかった包丁を思い出しながら、ぐふぐふ妄想しながら錬金したのでめちゃくちゃカッコいいダマスカス模様になりましたとさ。

 これはまあ、このままで良し。つっこまれたらお小遣いで買ったって言おう。今までも、コツコツ買い集めた調理器具があるから絶対怪しまれない自信がある。


 名前 久我 唯芽 くが ゆめ

 レベル16

 HP 284

 MP 916

 力 137

 体力 142

 素早さ 86

 器用さ 333

 魔力 458

 運 34

 

 スキル

 スキル習得率アップ  アイテムボックス

 鑑定 浄化 解体 錬金術 調薬 木工 服飾 鍛治

 気配察知 身体強化

 魔力感知 魔力操作

 土魔法 水魔法 火魔法 風魔法 氷魔法 無魔法

 光魔法

 名前 久我 唯芽 くが ゆめ

 レベル16

 HP 284

 MP 916

 力 137

 体力 142

 素早さ 86

 器用さ 333

 魔力 458

 運 34

 

 スキル

 スキル習得率アップ  アイテムボックス

 鑑定 浄化 解体 錬金術 調薬 木工 服飾 鍛治

 気配察知 身体強化

 魔力感知 魔力操作

 土魔法 水魔法 火魔法 風魔法 氷魔法 無魔法

 光魔法

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