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终末蘇生シリーズ外伝~ハースキリの物語  作者: 君侄


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ハースキリの物語1.1

「え?国籍変えたの?」

澄んだ優しい女性の声が疑問を持って響いた。

人の声が沸き立つ駅ではひときわ突出して見える。

女の子のそばの男性も国籍変更のことはあまり気にしておらず、右手に肩を抱き、にこにこしていた。

「そうだね!どうせ白紙だし、軍人のあなたは、他の国の人と結婚できないじゃないか!俺もこのまま何もしないわけにはいかないだろう!」

「でも…ダラ、そんなことをして、下心のある人に悪口を言われるのは怖くないのか。」

女の子は眉をひそめて、自分の国籍を変えることに対して、ほとんどの国家公民はボイコットしている、いずれに裏切り者と思われても、外来者とされても冷たい目で向かい合っても、とにかく百害一利なし…

しかし男はあっけにとられただけで、すぐに手を振った。

「何が怖いの?俺は、ダラ・ハースキリ!」

「堂々として、天は恐れず,地は恐れず!」

彼は自分の胸をたたいて親指を自分に向けた。

「プハハ!バカなダラちゃん!」

隣の女の子はダラに笑われた。確か言うとおり、堂々として、何も怖くない、よ!

しかし、笑っては笑うが、彼女はダラを見つめて。

「じゃあ…これからどうやって私と結婚するつもり?」

そんなことを聞くと、女性の目は恥ずかしさに満ちていて、ダラの青い宝石のような目を見て、まばたきをした後、目をそらして顔に赤みがさしてきた……

このシーンを見て、ダラは頭を上げて前を見て、依然として胸に成竹がある様子で、振り向いて彼女を連れて肩を並べて歩いた。

「行こう!今すぐ夜奈のお父さんに会いに連れて行こう!」また振り向いて夜奈に笑って、とても温かい…

その話が出ると、夜奈という女性も驚いた、目は不思議に満ちていた。

「えっ!待!待って!いま?」

これは誰かにも驚いてだろう、親に直接会うのか?

しかし、ダラの決心がこんなに大きいとは…

彼女はダラを引き止めて、彼を自分に直面させ。

「私たちは長い間一緒にいたが…でも私、父に言ったことがない。私の父のような性格で、ちょっと怖い……」

夜奈はダラを見て、また隣の汽車を見て、繰り返して、両手の人差し指を互いに点をつけ..彼女は父親のことをよく知っている、彼女は父親を恐れていないが、ダラが父親に驚かれるのを少し恐れている…

しかしまだ夜奈が言い終わるのを待っていないうちに、ダラは彼女の話を中断して、彼は両手で夜奈の肩を支えて、朝夜奈は微笑んで。

「大丈夫!信じて!へへ、そして俺も言った、俺はあなたと結婚しに来た、真剣だ!」

ダラが近づき、夜奈の顔を両手で抱き、額に軽くキスをした。笑って、彼女を安心させて…

「うん…」

夜奈は軽く口ずさむと、耳がほんのり赤くなった。目の前の男を信じるに違いない。なにしろ留学していたときは、彼が自分に安心を与え続けていたから……

……

「くそガキ!何様のつもりだ!よくも!娘に手を出すなんて!度胸が据わってるなお前!」

何度かの罵声が家の中から聞こえてきた。その後……

「お父さん!何言ってんだよ!彼は!」

夜奈は机を両手で支えながらも、大声で叫んだ!彼女は父がそうなると思った、だが彼女はダラの味方だった!

「あんたはそばに座てくれ!この後に相談する!」

夜奈が言い終わらないうちに、夜奈の父は娘の制止で気を消すことはなく、むしろ怒って夜奈をにらみつけた。まるで彼女は少しも意気地がないと言っているかのように、自分の人生のために考えていない..

その後、テーブルの前に正座していたダラを見て、歯を噛んだり、息を吐いたり、指の関節を机にたたいたりしてダラに注意した。

「クソガキ、他は置いといて」

彼は机のそばを支えて、ダラをじっと見つめて。目つきからにじみ出る表情はダラを引き裂くようで、圧迫感が満ちていた。

「我々の家族は代々従軍していて、うちの娘も例外ではありません。だがお前は将校ではない。軍人でもない!ルサ人でさえ!」

すると、夜奈の父親は思わずテーブルを強くたたいた。

「まさか夜奈ちゃんから一言も伝えねえのか?!」

「お父さん!これは何の古いしきたりだよ!」

夜奈は父の袖を引っ張ると、意外にも父はこんなに怒っていた。彼女は父が何か悪いなことをするつもりのを恐れていた…

幸いなことに、夜奈の父も夜奈拉のゆっくりと座って帰ってきた。息を吐いて…娘が他人の肩を持つのを見て、父は怒りが込みあげてきた。

しかし、この時、ダラも口を開いた。

「義父!私は今すでに雲霓人です!私は軍隊に入ることができます!」

彼は顔を上げて、目つきがしっかりして!

「お前!」夜奈の父は拳を握りしめてダラを指さしたが、それを聞いて、確かに入隊することができ、兵学校に行くことを勧める方法もある。

しかし、夜奈の父親を本当に怒らせたのはこの「義父」だ!父は拳を強く握りしめた、指関節がボキボキと音を立ている。

夜奈もショック顔でダラを見ていた…自分も急いで父親の上げた拳を引きずり降ろし…父の気持ちをなだめる…

ダラ,勇敢すぎ…

この時、夜奈の父はダラの目をじっと見つめていたが、でもすぐに彼は呆然とした。目の前のこの毛頭小僧の目から確固とした表情が見えたからだ…彼はまた自分の娘を振り返って、そして.目を閉じて…

「ふん!」

夜奈の父は冷ややかに机をたたいて立ち上がり、ドアの外に向かって言って。

「じゃあ、お前がどこまで名をあげられるか、見させてもらおう。」

「えっ?」

突然の一言に、夜奈とダラは一瞬のうちに凍りついた。その後ダラは率先して反応し、興奮して立ち上がった。

「はは!義父成全ありがとう!」

「ホンン!」

入り口で、始法力が突然爆発した。始法力を解放していた夜奈の父がゆっくりと振り向いて、岩になった手をつまんだ。

「名を上げるまで、義父なんて呼ぶな、もう一度呼んだら、骨まで叩き潰してやる。

彼はダラを鋭い目で睨みつけ、この男が一人前になるまで、娘に絶対に触らせないのだと言わんばかりだった。

ダラはびくりと身震いし、茫然とした面持ちで答えた。

「は、はい!長官……」

その後、深くお辞儀をした。

「ふん…」

夜奈の父は袖を払って部屋を出て行った。

夜奈の父の気配が遠ざかるのを待って、ダラはやっと頭を上げ、隣にいる夜奈の方を見て、にやりと悪笑した。

「ダラ!」

夜奈が飛びかかってダラを抱きしめた。二人とも大声で笑った…… 思いがけず、ダラは父の試練を本当に乗り越えたのだ!

その後、夜奈の父の助けもあり、ダラはなんとか順調に軍校に入学することができた。 部隊の仲間たちは、二人が暇さえあればべったりくっついている様子を見て、さすがに噂の種になる。羨ましがる者、嫉妬する者も少なくなかった。

「夜奈は有名ないばらのバラって呼ばれてるのに、どうしてこいつに落とされたんだ?くそ……」

「ダラ・ハースキリ…… 外国の連中みたいな名前だし、もしやスパイだったりするのか?なぜこんな男を軍部に入れたんだよ。」

こうした陰口に対し、ダラは一切気にすることなく、軍隊での厳しい訓練と勉強に打ち込み、戦場で立てた功績をもって、こうした連中の口を黙らせた。

何年もの時が流れ、ダラは部隊の中で無名の一兵卒から尉官へ、そして少校、中校へと昇進していった。やがて彼の階級は、少校のままの夜奈を追い越し、大校にまで上り詰めた。

十年、彼はも一所懸命頑張ていた、彼は確かに強かった。そしてこの期間に、さらにもっと強くなっていた。

この十年間、彼が出場しなかった戦闘はほとんどない。 予定が重ならない限り、自ら進んで出征を志願していた。 夜奈も十年間、ずっと彼のそばにいてくれた。 だが彼は心の中で、自分が彼女を十年も苦しめて待たせてしまったと思っていた。

今や32歳、軍史上最年少の大佐。 ここにきてダラはついに岳父の試練を突破し、認められ、愛する女性と結婚することができた。 ついに……ついに思い切って「妻」と呼ぶことができる。 彼は胸が躍っていた。

結婚式当日、人々は二人の新人を祝福した。 かつてダラを見下していた者たちも、その実力も、人間としての度量も、深く感心させられていた。 式壇の上で……ダラは目の前に立つ相変わらず美しい夜奈を、優しく見つめていた。

「ごめん、長いこと待たせて……」 「な、バカなこと言わないで……そんなに長くなんか待ってないよ!バカなダラちゃん……」

夜奈は突然どもりながら、顔を真っ赤に染めた。 緊張しているのか、それとも感動しているのか……

「キスしろ!キスしろ!」 歓声と笑い声に包まれ、結婚式はゆっくりと幕を閉じた。

だが、この荒れ狂う戦乱の世に、二人の新人に蜜月を過ごす余裕はなかった。 それでも、この先三年間、每戦毎妻がそばに寄り添ってくれた。ダラには、これだけで十分に満足だった。 だが彼は知らなかった。夜奈を身辺に置いたことが、彼の人生で最も後悔することになる。

……

「急げ!後ろの者たち!もう少しで大本営と合流できる!頑張れ!!」

空はまだ薄暗かった。

ダラは上官の命令を受け、一営の兵力を率い、指定された時間内に友軍へ支援に向かっていた。

部隊は二つの山の間を進んでいた。

この時、ダラの胸には強い不安がよぎっていた。

両脇の山の林を眺め、軍人としての勘が何か異変を告げていた。

だが、ここが大本営への最も安全な最短ルートだと思い直し、警戒心を緩めかけた……

…… って、待て!安全だと?!

「夜奈!!」

「バァーン!」

両方の中腹から突然、膨大な始法力が炸裂し、一斉に殺気が轟いた。

地形的に不利な上、兵力差も歴然としていたため、ダラの部隊はたちまち劣勢に陥った。

兵士の数が減り続け、挽回は不可能に近づいていく……

そしてついに。

「夜奈!大丈夫か!夜奈!!」

ダラは慌てて地面に倒れた夜奈を抱き起こし、ダラの瞳が激しく揺れていた。

重傷を負った夜奈は口をパクパクと動かし、声にならない呻きを漏らすばかり、瞳一面に涙が浮かんでいた。

「ダラ……」

「夜奈……」

ダラの声は震え、詰まっていた。

必死に始法力を駆使して出血を止めようとするが、無駄だった。

最期、ダラの視線の前で、夜奈は彼の頬をそっと撫でた。

「泣かないで、バカなダラちゃん……」

彼女は唇を僅かに上げ、やがて手がふらりと垂れた。

「夜奈!!ぁあああ!!」

ダラは天を仰いで絶叫した。

「ビリッ…… ビリッ!ホンーン!」

絶望の叫びと共に、限界を超えたダラは再び雷霆の力を解放し、周囲の敵を一掃、微塵に砕き散らした。

そして夜奈を抱きかかえ、飛び出していった。

「夜奈!我慢してください!絶対に!」

ダラは夜奈を強く抱きしめ、血に染まった瞳で周囲を睨みつけた。

「どけ!!邪魔するな!死ね!」

始法力が轟き、ダラは敵の包囲網を単身で突破していく。

「急げ!大校に続け!突破だ!急げ!!」

残った兵士たちは声を上げ、希望を見出した。

…………

……

「ハースキリ大校…… 奥様は…… こちらに運ばれてくる前に、既に…… 亡くなられています」

「いや…… 違ヵう!」

ダラは震えながら軍医の襟首を掴み、狂気に近い瞳で睨みつけた。

眼の血管がはち切れんばかりに浮き上がっていた。

「俺が!抱いていた時…… まだ、温かかったのに……」

次第に力が抜け、ダラの手は軍医の襟から離れた。

「大校…… どうか、お悲しみを……」

軍医は沈んだ声で囁き、ダラの肩を軽く叩いた。

「違う…… 違う!」

狂気じみたダラは軍医を振り払い、救急室へ突進していった。

部屋の中央の木のベッドには、白い布がかけられた夜奈が横たわっていた。

ダラは最初、信じられず呆然と見つめていた。

だが、涙は嘘をつかない。

ゆっくりと近づいていく。

「夜奈……」

震えて掠れた声。

「ドサッ!」

ダラはベッドの前にひざまづき、咽び、嗚咽し、

涙で曇った目は、ベッドの端の蒼白い小さな手もほとんど見えなかった。

そっと手を伸ばし握ろうとした――

突然、ダラは何かに驚いたように手を引いた。

手は冷たく、硬くなっている。

「ウッ……」

再び夜奈の手を強く握りしめ、両手で包み込んだ。

「ごめん……ごめんなさい…」

額を冷たい手に押しつけ、体が激しく震え続けた。

「全部俺のせいだ…… 連れ回すなんて…… っ…… 俺が無能だった…… 夜奈…… 妻よ…… うぅ……」

声もなく泣き崩れた。

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