表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/29

第24話:百円ショップ・DE・デート



 ホムセンデートを終えて、帰宅。


 と、その前に。


「ちょっと百円ショップに寄っていい?」


 ホームセンターで色々と買い揃えた後ではあるが。


「ん? まだ何か買うの?」


「うん、ちょっと見て行きたいものがあって」


「いいけど?」


 ホームセンターに併設された百円ショップへ。


 基本的に多くの商品が百円で提供されている雑貨店。


 ホームセンターに近い品揃えながら、ホームセンターより安かったり、ホームセンターでは取り扱っていないような商品もあったり。


 もちろん、値段なりの品質の面もあり。


 ニーズに応じて使い分ける、買い分けると言ったところか。


 だから故に、併設していても問題ない、と。


 まさに。


 そのショップに入って、雪人が目的のモノを見つける。


「あったあった……ホームセンターより品揃えがいいかも?」


「え? またハサミ!?」


 驚愕の、アカネは。


「一体、何本買うのよ……」


 驚くのもあるが、呆れると言うか、若干引き気味。


「あー、うん……まぁ、ね?」


 何が、まぁ、ね、だ、と。


 突っ込みたいけど突っ込めない、アカネ。


 いやいや、ここは心を鬼にして。


「ちょっと、さすがにハサミ多すぎでしょ? すでにいっぱい持ってるのに」


 今はまだ、いいかもしれないが。


 近い将来。


 子育てや高校卒業後の学校の事を考えると。


「無駄遣いはそろそろ、ね?」


「うっ……うん、わかってるけど、一本だけ。百円だし、許して?」


「むぅ……」


 言いながらも、沢山並んでいるハサミをひとつひとつ確認する、雪人。


 正面から見るだけでなく、横からも。


「これ、良さそうだな……かなり刃が薄い。よし、これにしよう」


 一本のハサミを手に、レジに向かおうとしてまた足を止める雪人。


「今度は何ぃぃいい」


 アカネもさすがに。


「あ、いや、これ……もう一個だけ、ね?」


「むぅ……」


 商品二個、税込み二百円、なり。


「それ、何なの?」


「商品自体は、靴の底に入れるクッション」


「それも、『また』って感じだけど……物は全然違うね?」


 以前に買って、物体(オブジェクト)の芯として使っていた『靴の中敷き』とは異なって、かなり小さい。


 透明で薄いそら豆のようなものが、六個入っている。


「パッケージの説明によると、女性のハイヒールとかで足が痛くなりそうな箇所に付けるジェルみたい」


「女装でヒールも履くの?」


「や、そうじゃなくて……あぁ、いずれはそれもあるか……いやいや、今はそうじゃなくて、ね」


 雪人の説明によると。


 物体(オブジェクト)をブラの中に入れただけだと、ブラごと、ずり上がって来てしまうので、そのずり上がりを防ぐ、あるいは軽減するために、身体と物体(オブジェクト)の間に入れてある程度すべり止めにできないか?


「ってコトで、これだと小さくて裏側に貼れるかな? って」


「へぇ……」


 まぁ、アカネにとってはまだ可愛いと思えるレベル。


 これ以上の暴走は阻止しなければ、とも思うが。


 ここは一旦。


「まぁ、好きにすれば?」


 突き放しつつも、見守ろう。


 そう思う、アカネ。



 寄り道はしたけれど。


 さぁ、帰宅したら作業を。



 つづけよう。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ