登場人物紹介(第3章)
〇アビクリス
ティミレッジの実母で黒魔導士 兼 武闘家。勝気な女性で「魔導士は魔法しか使えない」と嘲笑する者へ抗うように武術も身につけた。
フィーヴェの戦いが始まる一ヶ月前に、息子のティミレッジと共にディンフルと対峙した。
〇リーフ
緑界の青年。
ミドリという名の妻を持ち、ミントという娘が生まれたばかり。
人に危害を加える虫系のモンスターと戦う術を持っている。
〇ミドリ
緑界の女性。リーフと結ばれ、その間に娘のミントがいる。
新婚夫婦で子供も生まれたばかりの、まさにこれからと言う時に世界の運命を変えなければならない試練を控えていた。
〇ミント
リーフとミドリの一人娘。生まれたばかりで話せないが、大人の言葉や感情を理解することが出来る。
人見知りをせず、一度面倒を見てくれた相手にもすぐに懐く。
緑界でしか作られない「花のミルク」が好物で、絵本が大好き。
〇緑王
緑界の王で女性。
普段は住民の元に来ることはないのだが、今回は緑界のピンチでミドリにある依頼をするために村を訪れた。
〇エラ
フィーヴェの住民で村長・フォールトの娘。
フィーヴェへ戻って来たディンフルに、彼の攻撃を免れた理由と、親子に起こった事態を話してくれた。
〇フォールト
フィーヴェの住民で、かつてディンフルが住んでいた村の村長。
ディファートには理解があり優しくしてくれていたがある時、ディンフルの恋人と居場所を奪った。
すべてが終わり、我に返ると彼らへの自責の念から自ら命を絶とうとした。今は入院中。
〇チェリテット
愛称・チェリー。女性武闘家で、オプダットと同じ町の出身。
フィトラグス一行の一人だが、ソールネムと共にラストダンジョンの雑魚敵を引き受けたため、魔王の間には行かなかった。
オプダットと親しくなってからは、自然と彼のツッコミ役に任命された。
実家では下にきょうだいが四人いる。
〇ソールネム
黒魔導士で、ティミレッジと同じ村の出身。彼の先輩でクールで厳しい性格のため、今も恐れられている。
ラストダンジョンでは、チェリテットと共に雑魚敵の相手を引き受けた。
フィーヴェの戦いが始まる寸前、他の魔導士と作った巨大なジェムでディンフルを追い詰めたことがある。
実は動物や人形などの可愛いものが好きで、密かにコレクションしている。
〇ウィムーダ
ディンフルの恋人で故人。
昔、人間に助けてもらった経験からいつかは共存できると信じて、人間を恨んだことはなかった。
生前はユア同様にドジっ子で、それが原因でディンフルが一緒に頭を下げることは少なくなかったらしい。