乙女ゲームのことを１ミリも知らない俺が悪役令嬢に転生した結果

強面、ゴリマッチョの武術家で、荒神流古武術の使い手である、荒神　尊は、闇バイトに手を出した友達を助けようとしたが、友達を人質に取られ、死亡してしまう。
尊は死後の世界で、愛と美を司る天使ハニエルと出会う。
ハニエルは、友達を救うために危険を顧みない尊の高潔な魂を惹かれ、取引を持ち掛けてきた。
その取引は、ハニエルが作った乙女ゲームの世界の悪役に、尊の記憶と魂を転生させ、破滅の運命を乗り越えるというもの。
転生しなければ、尊の魂は消滅し、輪廻の流れに戻って、別の新しい魂となるとのこと。
乙女ゲームなんて存在自体知らない尊だが、迷いながらもハニエルとの取引に応じる。
尊は乙女ゲームの世界の人物へと転生をすることとなったのだが、お互いに認識の違いがあることに気が付いてはいなかった。
天使にとって、性別など器の違いにすぎない。重要なのは魂なのだから。
そうして、悪役令嬢であるリーズフェルド・ベゼルリンクに転生した尊は、前世の記憶を取り戻し、自分が女性になっていることに驚愕する。
かくして、乙女ゲームのことを１ミリも知らない尊ことリーズフェルドは、悪役令嬢として、破滅の運命に立ち向かうこととなった。