表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/16

拾壱話

 畳の部屋にて、俺らは現在の状況そして今後の活動について話し始めた。

 

 「私共としては、まず情報収集を行い組織の潜伏場所の特定、そして、破壊 それを確実に行わなければなりません」

「今掴んでる情報とかって言うのはあるの?」

「いくつかは、ありますが情報が少なく、決定打になりそうなのはありません」

「それ、よかったら見せてもらえるか?」

「ええ、勿論です 響子……」


 佐奈が響子と呼ぶと、俺が瞬きをした時にはすでに佐奈の横に立っていた。


「主様に、資料を」

「わかりました それでは、少々お待ちを」


 そう言うと、またもや瞬きをしときには居らず、すぐに戻ってきた。そして、その響子という人は分厚いファイルを二冊ほど持ってきた。


「少ないって言ってたけど、本当にこれで少ないの……?」

「はい これでも、ほとんど掴めていないようなものです」

「組織名……【インフィニティ】……無限?」

「はい、インフィニティの構成員を以前、数名ほど確保し尋問したところこの資料の厚さに そして、聞き出した時の組織名がインフィニティ……」

「なるほど……これは後で目を通しておくとして、ここの詳細とかは聞いてもいいかな?」

「はい ここはカフェを偽造としてあるゼロ島支部 本部は、日本にあります ここの構成員は、7000人ほど 全体では、4万人ほど」

「そんなにいるの⁈ どうやって集めたんだか……」

「ほとんどが、わたくしと同じような経緯の人ですから……」

「沢山、助けてきたと……」

「せっかくの恩を無駄にしないためにも同じ境遇の人たちを助けたいと思ったからで」

「やっぱし、昔から変わってないのかな」

「お恥ずかしい限りです//」


 その後、俺はインフィニティについての資料を読んでいた。組織の規模、行動、重要人物等々いやとなるほど詳しく書かれていた。そして、俺は1/4を読んで諦めた。読む気があっても、さすがにスマホを縦に置いたほどの厚さがあるのでは一気に無くなっていく。そして、読むのをやめた俺は、佐奈にあるものを渡された。


「これは?」

「主様のここでの武器となっております アカデミーに登録されている刀は持ち出しが禁止されていると聞きましたので それにもし、持ち出して使用した場合その刀の存在を知っていられれば面倒なことになると思いましたので」

「なるほど、そうゆうことで」


 俺は、渡された刀を鞘から抜いた。刃先は、赤く少し熱くも思えた。


「その刀は、オーブというものを使用しており氷炎風雷、この四種に切り替えが出来るようになっております」

「そんな、ハイテクな機構付いてるの⁈ でも、どうやって切り替えるの?」

「鍔を90度どちらかに回転させると、切り替わります」


 俺は、言われた通りに鍔を90度回転させると、刃先の色が赤色から水色にへと変化した。そして刃先はからは少し冷気が感じ取れた。同様に、鍔を回転させると風と雷2つにも切り替わった。


「凄い! いったいどうやってこんな刀、作ったんだよ」

「腕のいい、男性の鍛冶師が居りそして科学系に力を注いでいますので 特にそうゆう物を作るのが好きなのがいまして」

「ほへ~、それはすごいな そんなに、専門的なこともしてるのか」

「はい! すべては、主様のため そして組織を壊滅させるためです」

「そうか……」


 俺は、上に戻り寮にへと帰ろうとした。周りは、夕日に包まれオレンジ色に染まっていた。帰る際、佐奈が見送ってくれた。その時、俺は佐奈に1つ聞いた。


「組織を壊滅させて、そのあとはどうするつもりなんだ?」

「ただ、主様と平穏に暮らせて皆とも充実した日々を送れればそれだけで十分です」

「そうか 今日はありがとうないろいろと」

「いえ、とんでもございません またのご来店をお待ちしております」

「うん また来るよ」


 そう言い残し、俺は寮にへと戻っていった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ