「マヨナカテレビ」
――ねぇ、マヨナカテレビって知ってる?
雨が降る真夜中であってほしいな。
テレビに手を突っ込んでみたことのある方。感想欄にご一報いただけるとなんか嬉しいです。同志よ。
P4といえば、「マヨナカテレビ」。
「影時間」といい、ほんと、このシリーズは厨二心を刺激する部分があるな~です。
都市伝説風の設定を盛り込むテイストは、メガテンからずっとそんな感じだと思われ、そこが他のJRPGと違うような気がしますし、そういや「現代を舞台にしているファンタジー」ってのも珍しいな~と改めて思いました。
そして、この都市伝説テイストが「少年少女の物語とする」基盤かつ制作側の創る意義みたいなものなんだろうと、大人のカエルは感じます。
日曜日の鬼太郎さんから妖怪を持ち出すと、大人には見えなかったり信じない者にはそうであったりで、そういったあやふやな存在に触れられるのが得てして子供たちであって、互いに呼び合うことに妙な説得力があったり。
またそこには危うさが伴ったりと、多感な時期だからこそ魅せる世界観っていうのがこのシリーズで垣間見ることができます。
その中でP4はプレイ中の「青春のほろ苦さ」プレイ後の「気持ちよさ」とかがあり、P3とは違った充実感と楽しんだ感がありました。
殺人事件とかも起きる内容ですが、始終優しい物語だったな~の印象です。
サスペンスモノということでライドウさん(未クリア)にも触れたくなりますが、話が逸れまくるのでぐっと我慢なのです。あの世界観大好きなんですよね。時代自体が日本の魔境ファンタジーみたいな空気感がですね。
さてさて、このP4辺りで「ペルソナはオシャレゲー」みたいな認識が確立されたみたい。カエルの世間では。
芸術にはとんと疎くても、なんか洒落てんな~とか、カッコイイデザインやな~とか思う&音楽のグッドだぜい。
ただし、メガテンの頃から音楽はカッコイイサウンドって言われていたそうで、悪魔のデザインなんかも割といいね!で有名だそうです。
◇音楽話だと、相変わらず戦闘中に歌うP4なんですが、ジュネスならびにP3のTV通販なんかのネタ音楽もちらほらあったよな~です。
癖になるサウンドっていう意味では良いサウンドでした。
んで、未だに印象に残っているのがラスボス戦の音楽です。
ラスボスを倒すのって結構時間を必要とし、かつ瀕死状態みたいになるんですけれど、この追い込まれた時はバックでかかる曲調も暗い感じなんですよね。
それが、こっちの盛り返し頃になると明るく力強い曲調に変調して、逆境から立ち上がり「俺達ならやれる!」って気分にさせてくれるんですよね。
こっちとらRPGならではの長い時間を費やした想いもあるし、演出的にも苦楽をともにした仲間が身を挺して番長を庇ったりで「仲間力全開で少年マンガします」。
初戦闘からずっと聞き続けた音楽のオーケストラは感涙ものでした。
◇そうして涙を流す言えばで、ナナコはひどいと思うけり。
それはもう、カエルが代わりにジュネス連れってやりたいほどに。
選択次第ではお亡くなりになる子供であり家族のナナコちゃん。
カエルがひどいと思うのは、人であるならばそこに心を揺らさずにはいられないでしょーがっ、ってところです。
卑怯とも言い換えても良いシナリオに、さすがアトラスさんと褒め称え、P4が好きになる部分でもあったな~です。
ちなみに、この「人の死」ってものは創作では感情を揺さぶる装置みたいなものだと考えるカエルとしては、この部分について~で作品の善し悪しを見ます。
意味なく(厳密には悲しさの演出のために意味はある)この手法を使う作品は無駄に印象が悪く、逆に効果的に用いているものは無駄に印象が良くなったりします。
カエルの中ではアトラスさんのゲームは後者だと捉える心の動きを見せますので、「うおお、ナナコおおお」です(笑)。あとガキさん(P3)もね。
◇P3との比較話になりますが、キャタクター達が良かった印象のP4です。
前作の若者らしいギスギス感と異なり、仲間や周りの人が良い奴ら(癒しがある)。
カエルは男の子なので誤解されそうな気もしますが、カンジが好みだったな~です。
ただ、戦闘での使い勝手が悪いのでストーリー上の好感度になります。
P3のロボ子の世間知らず(人間社会へのボケ)の定番的笑いが好きで好感度高めですが、P4のクマにお株を奪われた感じです。
今は特に何も感じませんが、「初見でのクマの中身」は衝撃的でした。
やり込んだ時間はP3のほうが多いんですけれど、なんだかんだP4が大好きなんだなあ・・・と今これを書いていて改めて思っています。
それでも、P3のテレッテはウザいけどあのメンツの中では一番好感を持てましたし、ベルベットルームの従者ではエリザベスが好きです。喰らえでございます。
んで、ベルベットルームもエレベーターがやっぱり一番カッコイイかな~で、キャラで一番萌えるのは、あの声の方のイゴールさんで間違いないです。(ここはP5との比較ですね)
◇「あるある」としては「プラモ作りを極める」のがP4の真髄だと認知しています。
他にはシリーズ通してなんですけれど、「ジャックフロスト」をなぜか手元(ペルソナ枠)から消し去りたくない。
これは友達もそうらしいので、少なからずヒーホーくんをギリギリまで愛でていたい方々がいるのではと思われます。
あと、P3~敵がシャドウに代わりちょっと残念に思った方も少なくないのでは。
「釣り」は初めの頃はハマった気がします。
それから、当時は(今はそこそこ知識が増えましたが)有名な声優さんが声をあてているとは知らず、アトラスさんのペルソナへの力の入れ具合を後に知ることになったカエルだけのあるあるです。
◇P4楽しかったな~、またやってみたいゲームだな~と思うけり。
一言で表そうとすると「メガネ」もしくは「そっとしておこう」の文言しか出てこないんですけれど、遊んで良かったって思えるゲームにこのP4を挙げたい気分です。
そんなこんなで、「メガテン」など思い出補正もあって、個人的な盛り上がりからとにかくつぶやいたこちら。
作者の思い(気分)のハケ口にお付き合いして頂き誠にありがとうございました。
そういえば、公式でチエちゃんたちの入浴姿をのぞき穴からのぞけるサイトがあったとかなかったとか。
そんな病気的なアトラスさんも素敵です。
ありがとうございました。