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Ex.62 十六夜咲夜の独言
「やれやれ、派手にやられたものですねぇ・・・。」
紅魔館の地下室。
そこは今、荒れに荒れていた。主人の妹様がお暴れになったからだ。彼女が記憶を取り戻せばこうなることは予想はしていたけれど、後片付けをする身からしたらげんなりとする光景だ。
まず私は、ごみ屋敷のようになっているガラクタから、真っ二つに折れた私の遺体を蹴り転がした。上半身が虚ろな目をしてこちらを見ている。
「衝撃による腹部の損傷と、・・・あら?手関節の腱断裂、僧帽筋あたりにもあるわね?こちらは妹様が粗相なさる前にできたものかしら。」
まあどちらにしても、妹様がお帰りになられる前に掃除をしておかないと・・・。
「まずはこの大きな粗大ごみをきちんとリサイクルしておかないといけませんね・・・。」
私は私の遺体を持ち上げた。
「さて、大忙しですわ。」
そして、廊下の暗い闇へと消えていく。




